夏の夜の響宴を聴く
時代を担う地元の若き音楽家3人によるコンサートに出掛けました。
タイトルは、「夏の夜の響宴 ~ラテンの情熱 ボヘミアの風~ 」です。タイトルに惹かれて来られたお客さんも多いでしょう。 ピアソラからドヴォルザーク、スメタナ、ヤナーチェクなど興味深いプログラムでした。
フルートの峰島祐輔は、優しく上品な音色で会場を温かく包みました。低域から高域までバランスよく発音して、空気に溶け込んでいくようです。 誠実な人柄を感じさせながら熱い情熱を内在した演奏家だとお見受けしました。
ピアノの仙石康子は、ソロ、連弾、伴奏と、ひとり三役の活躍です。確かなテクニックで弾くヤナーチェクのソナタは核心に迫る好演でした。表情豊かなチェコ組曲も楽しめました。
このコンサート、構成が良く考えられていて、ナビゲーター役の仙石文子の分かりやすい解説があり、初めて聴く曲も安心です。 連弾によるスラブ舞曲は姉妹による息の合った演奏が印象的でした。
今後の活躍を大いに期待したいところです。
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