オーケストラの労働争議
財政難の危機を乗り越えて再スタートを切ったばかりの神奈川フィルハーモニー管弦楽団(プロオケ) 。
以前解雇されたコントラバス奏者2人に対し、県労働委員会は、解雇は不当だとし、解雇取り消しを命じる救済命令を出しました。
神奈川フィル側は不服申し立てを行うようです。
今後、このような労働争議は頻繁に起きる可能性が高いでしょう。補助金などのカットで経営難のプロオーケストラは多いのが現状です。 意識改革とコストカットは避けて通れません。
一方、団員も過酷な条件下で活動しています。待遇が改善されなければ不満が溜まるのは当然とも言えます。
オーケストラの運営には莫大な金がかかります。自主運営だけでは限界があるのです。自治体の補助金、企業の支援、個人の寄付など幅広いバックアップが急がれます。理想論かも知れませんが、音楽の現場に労働争議はふさわしくありません。
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