被爆者代表 城臺(じょうだい)さんの訴えに感動した
セレモニー化して何の発信力もない広島の平和記念式典。安倍首相のスピーチも昨年のコピペ(Copy and Paste)だったと報道は伝える。広島市長の淡々とした平和宣言。
それに比べて例年、長崎の式典は充実している。被爆者で結成された合唱団が歌う 「 もう二度と 」 で始まり、亡くなった方への「 献水( お水を供える )」。 そして、田上富久市長の平和宣言は落ち着いた口調ながら、現在の日本政府の進路に強い警鐘を鳴らした。
「 憲法に込められた、戦争をしないという誓い、その原点がいま揺らいでいるのではないか。」(長崎市長)
そして、被爆者代表 城臺美彌子( じょうだい みやこ 75歳 )さんのスピーチ 「 平和の誓い 」 は、参列する安倍首相の前で、堂々と日本政府を批判した。
「 被爆国である日本が、先頭に立って核兵器を無くす努力をすべきなのに、その役割を果たしているのでしょうか! 今、進められている 『 集団的自衛権の行使容認 』 は暴挙です!「 日本の平和を武力で守ろうと言うのですか!」 (城臺美彌子)
城臺さんのスピーチ ➡ https://www.youtube.com/watch?v=isAqkkSZ0EU (リンク切れ)
城臺さんのスピーチ ➡ https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=fRQAwmd69Gw
69年前、原爆の実験場にされた長崎の叫びが、世界に届くことを願わずにいられない。
平和の誓いを読み上げた城臺美彌子氏(右)長崎市役所(長崎新聞より)
「平和記念式典」(広島)と、「平和祈念式典」(長崎)、たった一字の違いが式典の中身を表している。
■ 続報
城臺美彌子氏ら被爆者2人に「秋月平和賞」(2024年7月)
https://www.youtube.com/watch?v=iwKzkoPUjAc
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