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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2014年8月27日 (水)

8月の終わりに

楽しかった子供たちの夏休みもあとわずか。 この頃の憂鬱な気分が思い出されます。

島、長崎、御巣鷹山、そして終戦、シベリア抑留と、8月は悲しい歴史の月です。

らに今年は、広島の土砂災害もあり、いっそう悲しい月になりました。


さて、現役時代に比べて 「 日々を見つめる時間 」 ができました。そして、今まで見えなかったものが少しづつ見えるようになりました。 8月の終わりにあたり、次の詩をご紹介して、皆様とともに、あらためて平和の祈りを捧げたいと思います。

 木  琴    金井直(かない ちょく)1948年


   妹よ

今夜は雨が降っていて
お前の木琴がきけない
お前はいつも大事に木琴をかかえて
学校へ通っていたね
暗い家の中でもお前は
木琴といっしょにうたっていたね
そしてよくこういったね
「早く街に赤や青や黄色の電灯がつくといいな」
あんなにいやがっていた戦争が
お前と木琴を焼いてしまった

 妹よ

お前が地上で木琴を鳴らさなくなり
星の中で鳴らし始めてから
まもなく街は明るくなったのだよ
私のほかに誰も知らないけれど

 妹よ

今夜は雨が降っていて
お前の木琴がきけない

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後に、この詩に岩河三郎が曲を付け、混声三部合唱曲「木琴」として発表されました。

↓ 興味のある方は、涙をこらえてお聴き下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=LLKhXbert9w

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