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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2014年8月 5日 (火)

命が優先されない国を音楽が救うか?

期限切れの鶏肉を使った「チキンナゲット」のニュースは、驚くと言うより、「 また、あの中国か。 」 という不思議な「 あきらめムード 」 が先行しました。

次々と明るみに出る中国の食の汚染!

WHOの最新(2012年)の資料によると、食の汚染、大気の汚染、喫煙者の増大が進む中国では、がん患者が急増していて、世界の肝臓がん、食道がんの新規患者の5割は、中国人とのことです。

肺がん、胃がん、肝臓がん、食道がんの発症率・死亡者数は世界一。平均寿命は、環境汚染によって5年6か月も短くなりました。これは驚きです。

中国の企業は、環境汚染の対策に金を使いません。人の命より利益優先です。当局に見つかっても罰金を払う方が安上がりという考えです。

いつからこんな不道徳な国になってしまったのでしょう。

私たちの知っている中国は、4千年の歴史ある大国で、偉大な文明が栄え、芸術文化が花咲き、歴史上の哲学者や思想家を輩出し、その多くを日本も学んできました。

しかし、近年は経済発展と共に人間性が後退し、モノモノカネカネ主義が蔓延しているようです。 貧困層と、富裕層の格差もどんどん広がっています。

ただ、富裕層が増えたお蔭で、教育や趣味にお金をかける人が増えています。なかでも、ピアノの普及率は急成長とのことです。世界のピアノ市場の60%以上は中国です。

中国出身の世界的なピアニストは多く、ランラン、ユジャ・ワン、ユンディ・リ、牛牛(ニュウニュウ)、フー・ツォン、などは、今や中国の子供たちの憧れのまとになっています。

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13億人の中国ですが、ピアノ人口は4千万人と言われています。ランランに続けと言う訳ですね。でも4千万人は凄い数字です。

この子供たちが音楽教育を受けることによって、豊かな情操が育まれます。美しい感性や、協調性を学んでいくことになるでしょう。

そのことが、中国の将来を明るくする大きな原動力になって欲しいと思います。音楽の力は偉大です。日本の第九のように、中国全土に「人類愛」の歌声が響く時が必ずやってくると信じます。先人の名に恥じない偉大な中国に戻るカギは、音楽を学ぶ4千万人の子供たちにかかっています。

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