閉館を惜しむ しかし、オープンは歓迎
クラシック専用ホール「津田ホール」が閉館になる。
東京では、2010年に日本大学「カザルスホール」が惜しまれながら閉館している。とても音響の良いホールだった。
地方でも音楽ホールの閉館は相次いでいる。特に民営ホールは採算が厳しい。公共ホールも財政が苦しく赤字に苦しんでいる。公共ホールは、箱モノ行政のツケが回ってきたとも言えるが残念な事態だ。
また、驚くようなニュースもある。2009年に民営ホールとしてオープンした東京調布市の仙川アヴェニュー・ホールは、オーナーが失踪して、ついに営業停止に追い込まれた。備品のFAZIOLIのセミコンサートグランドピアノF228も消えてしまったらしい。
◆ 仙川アヴェニューホールは、2016年4月より「仙川フィックスホール」として生まれ変わりました。
仙川フィックスホール 公式サイト
しかし、新しくオープンするホールもある。この3月にオープンした東京の、「よみうり大手町ホール」や、2016年京都にオープンする「ロームシアター京都」である。
「ロームシアター」は、2001席の本格的な音楽ホールだが、東京のサントリーホールが2006席なので、ほぼ同等クラスと言える。東のサントリー、西のロームとなるのだろうか。
尚、こけら落としなどのオープニングプログラムは、2014年夏頃に発表予定。(オープニング事業検討委員会 委員長は小澤征爾氏)。
ロームシアター京都 完成予想図 (ホール内写真はロームシアターサイトより)
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