一日遅れの父の日に
く ち な し
作詞:高野喜久雄 作曲:高田三郎
荒れていた庭 片隅に
亡き父が植えたくちなし
年ごとに かおり高く
花はふえ
今年は十九の実がついた
くちなしの木に
くちなしの花が咲き
実がついた
ただ それだけのことなのに
ふるえる
ふるえるわたしのこころ
「ごらん くちなしの実を ごらん
熟しても 口を開かぬ くちなしの実だ」
とある日の 父のことば
父の祈り
くちなしの実よ
くちなしの実のように
待ちこがれつつ
ひたすらに こがれ生きよ
と父はいう
今も どこかで父はいう
父の日に、この歌を聴く機会に恵まれた。 しみじみとした歌唱だった。
くちなしは、実が熟しても口を開かないことから 「 くちなし 」 と名がついた。
くちなしのように、ただひたすらに生きよ、と父は言う。 「 ひたすらに、こがれ生きよ 」 と父は教えた。
真っ直ぐな父の生き方に共感を覚えると同時に、「ひたすらに、こがれ生きよ」という言葉に込められた父の祈るようなメッセージを聴くことが出来る。
父は我が子に、「ひたむきに生きる」ことを教えた。希望を失わず「道を求める」大切さを教えた。
今も、父はどこかで私の幸せを願っているのだ。
一日遅れの父の日に、昨日聴いた「くちなし」が何度も私の心を揺さぶった。
参考動画↓ 眼を閉じてどうぞ
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