沖縄 慰霊の日に思う
日本人として忘れてはならない慰霊の日は5日ある。( 参考 → 先のブログ 海行かば )
その大事な一日、6月23日 「 沖縄戦終結の日 」 を迎えた。わずか69年前、沖縄は戦場だったのである。 20万人が犠牲者となったが、9万4千人は民間人であった。もちろん、兵士にも大切な家族がいただろう。
沖縄が戦場になる数か月前、日本の学童疎開船 「対馬丸」 は、米軍の潜水艦攻撃により沈没した。犠牲者は1400名以上と言われている。 その対馬丸受難の70年にあたり、今月、天皇皇后両陛下が慰霊のため現地を訪問される。
一方、戦争は過去のものとして次第に記憶から遠ざかっている。沖縄慰霊の日を知らない児童生徒が15,4%いると、地元の八重山毎日新聞が伝えている。
国会議員の91%が戦後生まれになり、安倍首相も、石破幹事長も、公明党の山口代表も戦争を知らない世代である。
石碑に刻まれた 「 安らかに眠って下さい 過ちは繰り返しませぬから 」 と言う 「 不戦の誓い」 は、広く人類全体の誓いである。 積極的平和主義という言葉が都合よく解釈されているが、本来、平和主義に積極的も消極的もないと思う。
積極的とか、自衛とか言う 「 美名 」 に惑わされることなく、物事の本質を見定めていきたい。
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