あの手この手 空気にも税金が?
政府は、法人税の実効税率を20%台に引き下げる方針だが、税収減を穴埋めするため、携帯電話税やパチンコ税といった新しい税金の導入を検討している。
国内契約数が1億4千万件(2014年3月現在)の携帯電話に、もし1台につき1日5円~10円課税したら、2500億~5000億円は税収が増える。
また、年間19兆円の売り上げがあるパチンコでは、1%の課税で1900億円、もし10%なら1兆9千億円の税収増になる。
すでに株式などの運用益や配当金に掛かる税金は、特例の軽減税率が終わり、今年から20%になった。一部の人とは言え相続税も上がる。もちろん消費税は予定通り来年10月から10%に引き上げられるだろう。
復興財源を確保するため、これから25年間続く「復興特別所得税」、10年間続く「住民税の上乗せ」。 次から次へと増税のラッシュは続く。
あらゆるものに税金が掛かっている。 本来は地球のものである土地にも固定資産税が掛かっている。 いずれ、空気や太陽にも税金を課す時代が来るかも知れない。
実際、ルイ15世時代の財務長官シルエットは、空気税の導入を図ったが、反対されて断念したという記録が残っている。 温室効果ガスの影響で汚れている地球の大気は、すでに排出権という形で取引されているので、この空気税は将来的にありうることではないかと懸念している。
※シルエット長官は、 輪郭の中が塗りつぶされた単色の画像 シルエット(silhouette)の語源(由来)になった人物。
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