日本人の感性が支える二つの舞台
本年100周年を迎えた華やかな「 宝塚歌劇 」。 昨年、銀座の歌舞伎座が新会場した伝統芸能「 歌舞伎 」。 もちろん同列に並べることは出来ないが、共に日本独自の舞台芸術であり、ファンも多い。
すべて女性だけで演じられる「 宝塚歌劇 」と、すべて男性だけで演じられる「 歌舞伎 」は、全く特異な世界であり、このような相反する二つの文化が共存しているのは日本だけではないだろうか。
女性だけで演じる宝塚歌劇 朝日新聞デジタル(岸隆子氏撮影)
男性だけで演じる歌舞伎 玉三郎の宇宙(WOWOW番組紹介より)
男性が演じる「 女性以上の女性 」。 女性が演じる「 男性以上の男性 」。 この二つに私たちは何を見ているのか。
演じる感性も、鑑賞する感性も、世界に誇れるほど豊かなものだと、私は思う。
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