雨ニモマケズ・・・は、仏教の目指す人間像だった
この歳になって初めて知りましたが、「 仏教の目指す人間像 」とは、次のようなものです。
傷つけず いのち尊び慈しみ 奪わず 足るを知り いつわりを離れ 真実を語り
そしらず 良きを見てほめ 二枚舌なく 親しみ導き へつらうことなく 毅然と語る
むさぼらず 清貧を好み 瞋(いか)らず 優しく 邪(よこしま)ならず ありのままに見ている
努力を惜しまず 倦(う)むことなく こまやかで 思慮深く 心 静かに 澄み渡り
深い智慧を湛(たたえ)て 穏やかに 微笑(ほほえ)んでいる
( 五戒 ・ 八正道 ・ 十善業 ・ 六波羅蜜行 ) より
有名な宮沢賢治の「 雨ニモマケズ 」は、この精神に通じると習いました。以下にその一部を記載します。
「 雨ニモマケズ 」 宮沢賢治
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋(イカ)ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
(中略)
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
改めて読むと、この詩に内在する「仏性」を感じます。 宮沢賢治は熱心な仏教徒で法華経信者でした。
月1回、ご住職の法話を聴いて仏教を学ぶ「月例聞法会」。この勉強会は、仏教を学ぶだけでなく、歴史、地理、精神・哲学、各教典、語源など多岐に亘ります。 この会で学んだことは、今後もブログに載せたいと思います。
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