古希のコンサートに招かれて
お世話になった声楽家の笠原憲子先生の 「古希のコンサート」 に出掛けました。先生は、昨日古希を迎えられたそうです。おめでとうございます。
教え子や後輩の皆さんの華やかなステージのあと、中田喜直作曲の「 二人のモノローグによる歌曲集 木の匙(さじ)」 が歌われました。 珍しいプログラムです。劇作家の寺山修二の詞ですが、優しさと慰めに溢れた言葉です。
こんな時、プログラムに歌詞カードが入っていると嬉しいです。会場も明るめでよく読めました。 歌のタイトルは、「 きみのため隣町まで買いにゆく 小さな古い木の匙ひとつ 」 という歌詞から取ったものだと分かりました。
さて最後は、名曲メリー・ウィドウ・ワルツ(二重唱)でしたが、古希とは思えない若々しく甘い声に感激しました。いつまでもお元気でご活躍下さい。
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