変節する公明党2
集団的自衛権の行使容認をめぐる与党協議が大詰めを迎えているが、ここへきて公明党の山口代表は、限定的とは言え、「行使容認」を認める方向で党内の調整に入ったと述べた。
山口代表は、2013年7月6日のTV番組で、憲法解釈変更による行使容認には「断固反対する。」と明言し、もし自民党が容認に踏み切ろうとした場合は、連立が可能かどうか相談する。しっかり主張する。自民党を説得する。などと威勢のいいことを言っていた。
つい最近の今年4月にも、「政府の解釈変更は、国民に何も聞かないで一方的にやることになるから、憲法の精神にもとる。」と発言していた。
産経新聞2013年7月7日朝刊より
もし、行使容認の方向で党内調整に入ったと言う報道が本当なら、公明党はまたしても、政権にすり寄ったことになる。
これを変節と言わず、何を変節と言うのか!
→ 変節する公明党 変節する公明党3 集団的自衛権問題は政界再編につながる
尚、自民党岐阜県連は、今回の「行使容認」は性急過ぎるとし、県内42市町村議会議長に対し、慎重な議論をする意見を採択するよう要請した。県議会でも同様の意見書を採択し政府に提出する予定だという。自民党の地方県連でさえ「性急過ぎる」と言っているのである。これが国民の声ではないだろうか。
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