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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2014年6月21日 (土)

6月のためのクラシックを聴く

宗次ホールランチタイムコンサート「 6月のためのクラシック  大久保理紗Pf 」を聴いてきました。

大久保さんは、現在米国のインディアナ大学ジェイコブズ音楽院にて、世界的ピアニスト、アンドレ・ワッツ氏に師事しているため、一時帰国して今回のコンサートに臨みました。

6月にちなんだプログラムということで、冒頭は「 雨だれ前奏曲 」次いで、チャイコフスキー四季より 「舟歌 」、そしてシューベルト(リスト編)「水に寄せて歌う」 「ます」 と続きます。特に「 水に寄せて歌う 」は、絶妙なタッチで、きらめく波やそよぐ風、揺れ動く小舟を表現しながら曲の内面に迫ります。ロマン派の香りを感じる好演でした。

そして圧巻は、ラヴェルの「夜のガスパール」より オンディーヌ 。オンディーヌとは水の精です。この曲を選んだ時点で、ピアニスト大久保理紗のセンスが光ります。この曲は、全編を通して神秘的で、音色は多彩を極めます。演奏は、まさに千変万化、水の形態をそのまま音に表した流麗で自在、しかも起伏に富んだ演奏です。いつしか、音楽が水と同化して一体となって響きました。その比類なき表現力に彼女の実力を見る思いでした。

以前、東京や神戸のリサイタルも聴きましたが、テクニックも音楽性も一段と磨きがかかったようです。

後半は、ショパンのバラード3番、スカルラッティのソナタ、ワーグナー(リスト編)のイゾルデの愛の死、そしてアンコールは、リストの超絶技巧練習曲から「 雪あらし 」でした。アンコールとしては重い曲ですが、大久保理紗さんの意欲がよく分かりました。久しぶりにピアノソロを堪能できたコンサートでした。

尚、大久保さんは7月にも演奏会 ↓ があります。 是非お出かけ下さい。

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