外国人から見た日本

世界最大の旅行口コミサイト、トリップアドバイザーが、外国人観光客を対象に調査した「 日本の観光地ベスト３０ 　２０１４年版 」によると、外国人が選んだ日本の名所は、神社、仏閣が圧倒的に多いことが分かりました。　ちなみにベスト１０は、

　１位　伏見稲荷神社　　　　　　

　２位　広島県平和記念資料館　

　３位　厳島神社　　

  ４位　金閣寺 

　５位　東大寺　　　　　　　　　　　

　６位　高野山奥之院　　　　　　　

　７位　清水寺　　　　　　　　　　　　

　８位　新宿御苑　　　　　　　　　

　９位　箱根彫刻の森美術館　

１０位　新勝寺／成田山　

ベスト１０のうち、７か所は神社と寺院です。　１０位の新勝寺／成田山は、成田空港が近いので分かりますが、伏見稲荷や高野山奥之院は意外でした。

世界遺産に登録された富士山や、人気のスカイツリー、東京ディズニーランドは入っていません。　国宝の姫路城や、日本庭園が素晴らしい足立美術館もランク外です。

やはり日本と言えば、神社やお寺のイメージが強いのでしょうか。悪いことではありませんが、北海道や沖縄、屋久島などの大自然や、歌舞伎座などの伝統文化の拠点、ＪＡＸＡなど宇宙科学技術の拠点も、日本の誇る観光スポットとして整備していくべきだと思います。

２０１３年に、日本の外国人観光客は初めて１０００万人を超えましたが、それでも世界２７位です。　政府は東京オリンピックを控え、５年後には倍の２０００万人にする計画です。　その一環として、お台場にカジノを作る「カジノ法案」の審議に入りました。治安に気を付ければカジノもＯＫだと思います。

しかし、神社とお寺、カジノに頼る観光だけでなく、「 日本の美しい自然 」「 伝統文化 」 、そして世界に誇れる「 日本の先端科学 」 なども味わってもらえるスポットを考える必要があると思います。　空港、ホテルからのアクセスや、受け入れ態勢を整えれば、今ある施設も活用できます。あとはＰＲ次第ではないでしょうか。