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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2014年5月29日 (木)

童謡に込められた心情

シャボン玉 飛んだ   屋根まで 飛んだ

屋根まで 飛んで こわれて 消えた

シャボン玉 消えた  飛ばずに 消えた

産まれて すぐに  こわれて 消えた

風、 風、 吹くな  シャボン玉 飛ばそ

             
               
童謡 「 シャボン玉 」      野口雨情作詞   中山晋平作曲

 

雨情は、生まれて7日目に我が子を亡くしている。 その後、 ある村を通りかかると、少女らがシャボン玉を飛ばして楽しそうに遊んでいた。 もし娘が生きていれば今頃は、この子たちと同じ年頃だったろうに・・・とやりきれない心情を込めた。(※解釈には諸説ある)

 

Karasu

   ↑画  野口雨情記念 童謡館Webサイトより


烏(からす) なぜ啼くの 鳥は 山に

愛い七つの があるからよ

可愛い可愛いと 烏は啼くの

可愛い可愛いと 啼くんだよ

山の古巣へ 行つてみて御覧

丸い眼をした いい子だよ

                  童謡 「 七つの子 」    野口雨情作詞   本居長世作曲

 


作家で心理学者の小林正観氏は、「七つの子」は、「七羽の子」ではなく、「七歳の子」だと解説している。 実際にはカラスの寿命は7~10歳といわれており、7歳の子供は不自然と思えるが、雨情には当時7歳の息子がいて、吾が子を愛し、優しく見守る気持ちを表したのではないかと思われる。

野口雨情(1882~1945)は、北原白秋、西條八十と並ぶ童謡作詞家で、今日5月29日が誕生日である。 歌に込められた心情を知ることで、童謡の味わいも深いものになるだろう。

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