5月です。1年の3分の1が過ぎました。
あるコンクールに関わっていましたが、気が付いたらもう 「 5月 」 。 一年の3分の1が過ぎたわけです。 久しぶりの更新になりました。
五月雨をあつめて早し最上川
松尾芭蕉 (元禄2年 46歳の句)
調べてみると、芭蕉は5月2日に宮城県名取市(今回の震災で甚大な被害を受けた町)にある藤原実方の墓参に向かいましたが、大雨で断念しています。
旧暦の5月は、現代では6月から7月になり、梅雨の時期だったと思われます。 そのため、東北各地はどこも大雨だったのでしょう。
連日の雨で、最上川も水嵩を増し、濁流が水しぶきをあげています。
芭蕉は、実際に最上川の渡し舟に乗り、ゴーゴーと音を立てて流れる川を間近に見て、この句を詠んだのでしょう。
« セウォル号と、ありあけ号 | トップページ | 現代のミステリー »
「趣味」カテゴリの記事
- 書を再開しました(2023.05.14)
- 名画との出会い「鏑木清方展」(2022.07.11)
- 己書 / お地蔵さんを書く(2022.04.10)
- 知られざる名曲 第115回 風に託そう私の歌/ フランコ・ビクシオ(2022.01.10)