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書の作品

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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

左上の ▶ 再生ボタンを押して下さい。バッハ、イタリア協奏曲が流れます。もう一度押せば止まります。

壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2014年5月 6日 (火)

孤舟 渡辺淳一を偲ぶ

小説家の渡辺淳一氏が亡くなった。享年80歳。 医師でもあったが、彼は延命治療をせず自宅で静かに息を引き取った。

「 孤舟 」 私が読んだ彼の最後の本である。(2010年9月集英社発行)

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男女の性愛をテーマにした作品が多い中、この本は定年退職した男が主人公で、ほのかな恋愛シーンはあるものの、平均的な退職後の男性の生き方を巧みに描写している。

何より心理描写が素晴らしい。 主人公に自己を投影させて、ついつい引き込まれ一気に読んだことを覚えている。

以下本文より↓

「まだ眠ってもいいのだ」と、改めて自分にいいきかせて再び目を閉じる。

だがやはり寝つかれぬまま、また目を開き、明るくなりかけている窓に向かって独りでつぶやく。

「今日は、何処へ行こうかな・・・・・」


                 
                               渡辺さん、天国へ行って下さい。きっとほっそりした美女がお待ちですよ。                                   


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