2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

開設以来のバックナンバー

書の作品

  • Img_20190628_0001_new
    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

左上の ▶ 再生ボタンを押して下さい。バッハ、イタリア協奏曲が流れます。もう一度押せば止まります。

壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
フォト
無料ブログはココログ

« うすっぺらな社会 | トップページ | ご成婚55周年を奉祝する »

2014年4月10日 (木)

花見でお酒を飲みすぎた人へ

ウクライナ情勢が緊迫の度を増すロシアから、飲酒と寿命に関する最新ニュースが入った。

モスクワのロシア経済学院の調査結果によると、ロシア人の平均寿命が諸外国に比べ極端に短いのは、飲酒(酒の飲み過ぎ)が原因だという。

特に価格の安いウォッカ(度数は高い)の飲み過ぎが、アルコール依存症となり、男性の平均寿命を短くしていて、ロシアでは男性の25%が55歳未満で亡くなっているらしい。(医学誌ランセット調べ) 実に4人に一人が早死にしている計算になる。

実際、ロシア人男性の平均寿命は、63歳(WHO2011年資料)。日本人男性の79歳に比べると相当短命と言える。 つい最近(2005年頃)までは50歳台だったので、ロシアでは年金問題は起きにくいと言うのは本当かも知れない。

アルコール依存症といえば思い出すのが、ムソルグスキーである。

Mussorgsky1881

誰もが知っている左側の肖像画を見ると、ムソルグスキーは完全にアル中の顔をしている。 髪は乱れ、鼻は赤く、目はくぼみ虚ろである。 何故、右側のキチンとした肖像画を使わなかったのかと言うと、1881年に描かれたこの絵は、ロシアの有名な画家レーピンによるものだからである。 彼は、R・コルサコフなどのロシア五人組や、トルストイなど芸術家の肖像画をリアルに描いて名声も高い。

病床のムソルグスキーをあまりに写実的に描いてしまって、アル中が前面に出てしまった。ちょっとムソルグスキーが気の毒な気もする。 しかし音楽は後世に残った。 レーピンもまた後世に残る名画を残した。

そうそう、ムソルグスキーは42歳で亡くなっている。

006

レーピンの代表作「ヴォルガの船曳き」  サンクト・ペテルブルク ロシア美術館蔵

« うすっぺらな社会 | トップページ | ご成婚55周年を奉祝する »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事