「我」のない心で自己を拝む
このほど、天皇皇后両陛下が伊勢神宮を参拝されました。
近鉄名古屋駅で両陛下をお迎えした際、後方の宮内庁職員がうやうやしく運んでいたハードケースの中身が、いわゆる「三種の神器」のうちの、「八尺瓊勾玉 やさかにのまがたま」と、「草那芸之大刀 くさなぎのつるぎ」です。
時事通信社ニュース写真より
伊勢神宮のご神体は、「八咫鏡 やたのかがみ」です。
私たちは、この「かがみ」をご神体として拝むことになります。
「かがみ」には、拝んでいる自分自身が映ります。
すなわち、神様に向かって手を合わせる時、私たちは自分自身の姿を拝んでいるわけです。
神様を拝むということは、自分自身の神性を見出すことにつながっているのです。
しかし、私たちが鏡に映る「自己の神性」を見出すためには、心の中の「我」という意識を取り払わねばなりません。
自己中心の「我」の心を取り払うことで、私たちは神の御心(みこころ)と一体になれるのではないでしょうか。
その数式は、
かがみ(鏡) - が(我) = かみ(神)
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