無観客試合に思う
浦和レッズが、Jリーグ史上初の無観客試合を行った。
サポーターあってのチームであり、観客のいない試合は空しさだけが残る。
クロード・ルルーシュ監督の映画 「愛と哀しみのボレロ」 を思い出した。
戦後まもなく、カラヤン/ベルリンフィルは、ニューヨークのカーネギーホールで公演するが、客席には、ニューヨークタイムスの記者ら二人しかいなかったのである。
チケットは完売していたが、これはユダヤ人が買い占めたためで、観客はゼロだった。
カラヤンは大きな屈辱を味わう。 ユダヤ人は、ナチ党員だった彼を絶対に許すことは出来なかったのである。
しかし、これはフィクションであり、実際にはホール前で、ユダヤ人による抗議行動はあったものの、公演は成功裏に終わったとされる。
スポーツであれ、音楽であれ、観客の存在は大きい。
三波春夫じゃないが、「お客様は神様。」である。
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