久しぶりの音楽映画
先のブログ、その歌声に、世界は息を飲んだー でご紹介した映画「ワンチャンス」を観て来ました。
誰も寝てはならぬ、衣装をつけろ、星は光りぬ、清きアイーダ、冷たい手など、オペラアリアの名曲が、ポール・ポッツ本人の声で歌われます。オペラファンなら嬉しい映画でしょう。
携帯電話ショップの店員だったポールは、イギリスのオーディション番組で優勝し、一躍スターに。 エリザベス女王の前でも歌声を披露しました。 そしてCDは世界中で発売され大ヒットしました。
映画には、パヴァロッティが登場します。もちろん、この映画の製作時には死没していましたから、そっくりさんでしたが、とても良く似てました。パヴァロッティのそっくりさんに、「君はオペラ歌手にはなれない。」と言われ失望のあまり歌うことを諦めるポール。
この映画の良いところは、そのポールを助ける恋人や友人、家族の温かい心です。失意のポールを励ましたり、支えたり、慰めたり、その人間愛が素晴らしい映画でした。
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