クラシック界で活躍する女性
Yahooニュースによると、東京都知事選に立候補中の舛添要一氏が、過去に雑誌「BIGMAN」に女性差別とも取られかねない一文を載せていたと、社民党の福島みずほ氏が自身のブログで紹介しているようです。
多少クラシックに関係しますので、このブログに取り上げました。
記事のタイトルは、「増殖するマドンナ議員は日本をダメにするか!?」 舛添要一
「僕は本質的に女性は政治に向かないと思う。たとえば、指揮者、作曲家には女はほとんどいない。女が作曲した曲に大したものがない。なぜか、と考えてみると、実は指揮者は政治家に似ていることに気づいたわけ。オーケストラを統率する能力は、女性は男性より欠けているわけです。作曲家が少ないのも、論理構成をして様々なパーツを上手にワンパッケージにまとめる能力がないから。これはシングル・イシュー・ポリティックス(単一争点政治)とも関係してくる。」「それから、体力の差ということでいえば、政治家は24時間、いつ重要な決断を下さなければいけないかわからない。そのとき、月1回とはいえ、たまたま生理じゃ困るわけです」「女は生理のときはノーマルじゃない。異常です。そんなときに国政の重要な決定、戦争をやるかどうかなんてことを判断されてはたまらない。」
「女が作曲した曲に大したものがない。」「生理のときはノーマルじゃない」などと言いたい放題ですね。
ちなみに、モーツァルトやメンデルスゾーンの姉は有名な作曲家でした。いまでも時々コンサートのプログラムに選ばれます。クララ・シューマン(シューマンの妻)のピアノ協奏曲も有名ですね。あの「乙女の祈り」を作曲したバダジェフスカも女性です。
マーラーの妻アルマ・マーラーは本格的な歌曲を作り、昨年も東京、名古屋などで演奏されています。またマーラーとの愛の軌跡は映画化されアルマの名は広く知られています。
一方指揮者でも、人気の西本智実や、ベテランの松尾洋子、三ツ橋敬子、最近ではブザンソン指揮者コンクールセミファイナリストの田中祐子もいます。海外では、ベルリンフィルやウィーンフィルも振っているオーストラリア出身の「シモーネ・ヤング」がいます。アメリカやイギリス出身の有名な指揮者もいますよ。CDもたくさん出ています。
ご存知の大島ミチルや田中カレンなどの作曲家も活躍中です。
少なくとも女性宇宙飛行士や女性エヴェレスト登山家よりは多いと思います。舛添さんも勉強してくださいね。
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