森は海の恋人 すべてはつながっている
「森は海の恋人」
元になった歌は、歌人熊谷龍子(くまがい りゅうこ)氏の、
「森は海を 海は森を 恋いながら 悠久の 愛紡(つむ)ぎゆく」 である。
「森は海の恋人」という言葉は、自然環境の保全などを活動分野にしている気仙沼市のNPO法人の名前として広く知られるようになったが、興福寺貫主の、多川俊映(たがわ しゅんえい)氏はこの言葉に触れて、著書「心に響く99の言葉」の中で次のように語っている。
この素晴らしい言葉は、すべてはつながっている、ということでもあろう。ものごとのプリミティブな形とは、そういうものだ。そして、そこに戻ることで、私たちはふたたび、豊かな世界の住人たり得るのだと思う。
それにしても、私たちは当面の都合だけで、関係性の有無を判断し、無いと見ればものの見事にバッサリと切り捨ててしまう。そうして、わが世界を自ら狭くしている。視線を遠くに投げかけて、頑(かたく)なになった心をほぐしたい。
すべてはつながっている。 人も自然も。
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