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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2014年1月31日 (金)

人騒がせな楽器

最新ニュースによると、米国ミルウォーキー交響楽団のコンサートマスターがスタンガンで襲われ、愛用のストラディバリウスが強奪されたとのこと。

実に600万ドル(6億2千万円)の価値があり、FBIが捜査を開始したもようです。(この事件は、9日後に楽器は無傷で発見され、その後市内在住の男が逮捕され、11月に禁錮7年の判決がありました)


昨年イギリスのオークションで、窃盗団に盗まれて無事戻ったストラディバリウスが138万5千ポンド(2億3千6百万円)で落札されたニュースは記憶に新しいところです。なんでも窃盗団の少年らは価値が分からず、日本円にして1万7千円で売るつもりだったと供述し、関係者を驚かせました。

そういえば、ニューヨークのタクシーに250万ドルのストラディバリウスのチェロを忘れたヨーヨー・マのことも大きな話題になりましたね。

また、堀米ゆず子がドイツの税関で、やはり名器のガルネリ(時価1億円)を差押えられ関税1千9百万円を請求された事件もありました。その後もドイツ税関では、中国人ヴァイオリニストのストラディバリウス(時価4億7千万円)が差し押さえられてニュースになりました。

一連のドイツの対応に、3大B(バッハ、ベートーヴェン、ブラームス)もあの世で嘆いているはずです。


実に人騒がせなストラディバリウスですが、世界に600挺しか現存していないそうなので、日本人で所有しているヴァイオリニストは少ないようです。10年前に購入した高嶋ちさ子(本人が2億円と公表)、千住真理子(価格不明)、自宅を売って購入資金に充てた辻久子(当時3千5百万で自宅を売却して話題になりました。)くらいでしょうか?まだあるかも知れませんが。

諏訪内晶子、川合郁子、庄司紗矢香、神尾真由子、葉加瀬太郎、五嶋龍などは借り物です。五嶋さんには、NPOイエロー・エンジェル(カレーのCoCo壱番屋の創業者、宗次徳二氏が理事長)が貸与しているようです。



このように、何かと話題の多いストラディバリウスですが、ブラインドテストで聴くと、その違いは分からないといいます。

パリ大学の研究チームが行った最近のテストは、ストラディバリウス2挺を含む高級ヴァイオリン6挺を、国際コンクール出場の21人のヴァイオリニストがブラインドテストで評価した結果、1位はヤマハのヴァイオリンでした。ストラディバリウスは最低評価とのこと。本当に分かりません。


私たちは、所有することは出来ませんが、聴くことは可能です。聴くだけなら何億も払わなくて大丈夫です。そして何億の音色を楽しむことは出来ます。あくまでも自己満足の世界かも知れませんが・・・。



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   ストラディバリウスを意識したヤマハの広告

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