与生を生きる
元旦のブログに関係していますが、
「与生」という造語があることはご存知でしょうか?
もちろん、「余生」とは全く違う意味です。
「与生」とは、与えられた生命(いのち)、という意味です。
私たちは、自分ひとりの力で生きているのではなくて、両親から生を享(う)けて、多くの人たちの愛情と善意によって生かされている存在なのだということです。
水も空気も太陽も、自然の恵みにより与えられています。
「与生を生きる」とは、そのことに感謝して生きるということです。
感謝をして生きる上で最も大切なことは、今まで与えられてきたのだから、これからは「与えて生きていこう」という考え方です。
「与生」とは、与えられた生命であるということに感謝して生きるだけではなく、与えることに喜びを見出していこうとする考え方です。
「与生」という考え方には、「与えられたことへの感謝」と「与えることで得る喜び」の両面があるのです。
そして、人には天分があります。
天分も与えられたものです。
だから、天分を生かして、これからの人生は何か人のため社会のために生きていこうという高い志(こころざし)を持つことが、「与生を生きる」の、本当の意味です。
元旦から今日まで、私は思考をめぐらせて、
サミュエル・ウルマンの「青春」という詩の精神を改めて学び、
「天馬空を行く」という心境を学び、
そして今、「与生」という考え方に至りました。
これからの人生の指針を得たような気がします。
こんな立派な生き方が実践できるとは思いませんが、せめて志だけは高く持ちたいものです。オキザリス 花言葉「輝く心」
進む道も、夢の地図も、すべて心の中にある。 小山薫堂 詞
「ふるさと」より (歌手 嵐)
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