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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2014年1月30日 (木)

さすがに放映できないN響定期(放映決定4/13 9時 Eテレ)

最近は車での通勤がなくなり、滅多に聴かなくなったFM放送でしたが、今月25日、NHK交響楽団第1774回定期公演(Aプロ)を久しぶりに聴くことが出来ました。


プログラムは、オルフ作曲の「カルミナ・ブラーナ」。独特の曲風で有名です。


しかし、前半演奏された「カトゥリ・カルミナ」(同じオルフ作曲)は演奏機会が少ない貴重な作品です。私も初めて聴きましたので色々調べてみました。

歌詞はラテン語のようですが、対訳を見て驚きました。


クラシックのコンサートと言えば、上品な紳士淑女を想像しますが(笑)、このカンカータには、若い男女の性愛の悦びを歌う場面があり、きわどい言葉があふれています(*゚ー゚*)



娘たち  おお、あなたのおちん○ん

      ちん○ん、ちん○ん、おちん○ん

      ちんち、ち○ぽこよ、それははげしく飛びはねる


この詩は、古代ローマの詩人カトゥルス(BC84~54)の古代ラテン語の詩集から採用したとのことですが、あまりに直接的な表現に圧倒されました。でも笑ってしまいますね。



それで思い出したのが、日本最古の歴史書「古事記」のことです。

古事記の「国生み神話」、イザナキノミコトとイザナミノミコトの会話は、


「私の身体の余った所で、貴方の身体の足りない所を挿し塞いで国を生もうと思います。それでどうでしょう。」

「ええ、結構です。」  と言う場面があります。


どちらも、大胆でとてもおおらかな表現です。古代においては、洋の東西を問わず、性愛をタブー視しないで、ごく自然な人間の営みとして尊重していたのではないでしょうか。

今回は異色の記事になりました。 もし関心を持たれた方は、放送禁止用語続出の「カトゥリ・カルミナ」の対訳を調べてみて下さい。 いつもTVで放映するN響定期ですが、さすがに今回は無理だと思います。http://www.nhkso.or.jp/library/philharmony/Phil14Jan.pdf

放映が決まりました! 4月13日(日) 午後9時~ NHKクラシック音楽館 Eテレ

4月13日の当ブログ記事をご参照下さい。無事放映されたN響1774回定期

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