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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2013年12月13日 (金)

ガラガラでも最高の演奏

ピアノのユジャ・ワンと、チェロのゴーティエ・カプソンによるデュオリサイタルを聴いてきました。

会場は、ガラガラ。客席は3分の1位しか埋まってません。

ああ、これが地方のクラシックコンサートの現状です。

東京では、即日完売のコンサートなのに、あまりに残念です。

主催者の会館は、本当にチケットを売るために努力したのでしょうか。

方法も、手段も、労力も、熱意も、知識も、何もなかった、としか考えられません。

 

(まあ、無理に動員して、演奏中に居眠りされても困りますが・・・。)

さて、演奏の方は、感動ものでした!

チェロのゴーティエ・カプソンは驚きの名手です。音色は変幻自在。

そよ風のような「柔らかで優しい音」。せせらぎのような「みずみずしい音」。光り輝く「力強い音。」 

静かな湖面に映る風景を見るような静寂と、ほとばしる情熱。

 

陰影のある「彫の深い演奏」は、ラフマニノフのチェロソナタで頂点に達しました。

まるで人生のすべてを表現しているかのようなドラマティックな演奏でした。

現在望み得る最高のラフマニノフを聴いた気がします。

 

ピアノのユジャ・ワンも素晴らしい演奏でした。

二人の、寄り添うような息の合った演奏。激しくぶつかり合う造形美。

今、最も充実している二人の、まさに「世界最高レベルの競演」でした。

今夜は、なかなか眠れそうにありません・・・。

 


Hasima

 

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