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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2013年12月11日 (水)

心に響く命の音

左手のピアニスト智内威雄(ちないたけお)を聴いてきました。

左手のピアニストといえば舘野泉が有名ですが、

NHKのETV特集(11・16放映)「左手のピアニスト、もうひとつのピアノレッスン」を見て、智内さんを知りました。

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          CDジャケットより



片手で弾くわけですから、端的に言って音が半分になります。どうしても隙間ができるので、ペダルを使って音を伸ばしてやります。伸びている間に次の音を重ねます。

ですから、音がとても豊かに響きます。中世の教会で聴くように、空間にパーッと拡がり、心地よく響きます。頭上から降り注ぐようです。

こうして片手だけのピアノを聴くと、両手で弾く曲は、音の密度が高く、窮屈で、まるで早口言葉を聴くようです。不思議ですね。

智内さんの演奏には、ゆったりとした時の流れを感じます。そして、より大きな感情の起伏を感じます。

一音一音が心に響き、語りかけてくれるようです。

ただ、この日のコンサートは、会場が広くないこともあり、過剰に響き、音量もやや大きいと思いました。常にmf~ffくらいに聞こえました。もっともっとppがあって良いと思います。購入したCDは、音楽的に処理されて、ppがとてもきれいでした。

これからも智内さんを応援したいと思います。ありがとうございました。

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