うざいオヤジと言われようが
荷物を置いて二人分の座席を独占している若者(ある満員の私鉄車内)。
通路に大きな荷物を置いて平気な若者(ある新幹線、カートが通れなくて大迷惑)。
公共スペースのテーブルを何時間も独占してPCをしている若者。
しかし、若者だけを責めることは出来ない。
スマホや、情報端末機、PCがないと生活出来なくなった世の中が問題である。
生まれた時から物質的に豊かに育ち、本当の豊かさを知らない若者。
人とのふれあいや、コミュニケーションのとりかたが分からない若者。
否が応でも情報社会を生きなければならない今の若者。
職場でもPCが出来なければ存在価値なしの時代。
一方で、60歳を過ぎても辞めず、職場を侵食している中高年がいる。年金の支給年齢が上がったとは言え、若者の雇用機会を脅かしているのは事実だ。(しかし、豊富な経験は社会の財産とも言えるので何とも言えない)
考えてみれば、被害者は若者なのだろうか?
若者はこれから急増する老人を支えなければならないし、自分たちは満足に年金をもらえないだろう。
しかし良く考えてみれば、そんな苦しい若い世代に、何かと援助しているのは、年金生活をしているはずの老人世代でもある。
必死になって働き、貯めたお金を可愛い子や孫に惜しげもなく使うのは老人世代である。
結局、この世に損得はなく、お金は循環しているだけなのかも知れない。
しかし、気になるのは、
健康なのに、うつむき加減でトボトボ歩く若者。
病院通いをしていても、何かと元気で前向きな老人。
この国の構図はどこか間違っている。
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