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開設以来のバックナンバー

書の作品

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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

左上の ▶ 再生ボタンを押して下さい。バッハ、イタリア協奏曲が流れます。もう一度押せば止まります。

壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2025年11月30日 (日)

知られざる名曲 第334回 ヴァイオリン協奏曲 第2番 ロマンス / ヴィエニャフスキー

久しぶりの更新になりました。

今回は、ポーランドのヴァイオリニスト・作曲家 ヘンリク・ヴィエニャフスキ(Henryk Wieniawski, 1835 - 1880)のヴァイオリン協奏曲第2番から、第2楽章の "ロマンス"を聴いてみたいと思います。

しっとりとした深い味わいを感じて下さい。

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画像 ACワークス

ヴィエニャフスキーは、8歳でパリ音楽院に入学し、13歳で独立した演奏家として広く欧米を巡演した。1874年から1877年までブリュッセル王立音楽院教授として教育活動に従事した。晩年は肥満と心臓病に苦しみ、1880年、療養先のモスクワで客死。

1935年には彼の生誕100年を記念して、現在でもヴァイオリニストの登竜門として知られるヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールが創設された。(Wikipediaより)

■ ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール

2022年の第16回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝した前田妃奈さんが日本人として快挙を成し遂げました。これは、1981年の漆原啓子さん以来41年ぶりの日本人優勝となります。他にもこのコンクールには多くの日本人が入賞しています。


■ ヴィエニャフスキー ヴァイオリン協奏曲 第2番 第2楽章 "ロマンス" 
 Wieniawski Violin Concerto No.2 2nd mov.“Romance”



演奏は、ヴァイオリン:髙木凜々子(Ririko Takagi)
ピアノ 三又瑛子 (Akiko Mimata)
使用楽器:ストラディヴァリウス「Lord Borwick」(1702年)


2025年11月 3日 (月)

知られざる名曲 第333回 トゥルネル / エスター・アブラミ

知られざる名曲333回の今回は、エスター・アブラミの 「トゥルネル “Tournelle”(小さな塔の意)」にスポットを当てます。

エスター・アブラミ
(Esther Abrami 、1996 - )は、有名なフランスのヴァイオリニスト、作曲家、Web
ビデオプロデューサー、クラシック音楽インフルエンサーです。

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画像 ACワークス


アブラミはプロヴァンスのミヨー音楽院
に入学し、2010年に卒業。その後、マンチェスターのチェサム音楽学校で学びました。 2015年からはロンドン王立音楽大学で学び、2016年にはバーミンガム音楽院で修士号を取得しました。

2022年に彼女はソニー・クラシカルからデビューアルバム「エスター・アブラミ」をリリースし、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでライジングスターとして演奏し、そこで ヴォーン・ウィリアムズの「ヒバリ」を演奏しました。

主な受賞歴は、
2017年:ゴールデンクラシック音楽賞国際コンクール第1位
2019年:グローバルアワード「ソーシャルメディアスーパースター」部門受賞
2021年:クラシックFMの「注目すべき30歳未満のクラシックアーティスト30人」シリーズに選出


■ トゥルネル / エスター・アブラミ


ピアノは、Kim Barbier (キム・バルビエ)。フランスの女性ピアニスト。 フランス系ベトナム人の両親のもとにパリで生まれ、アフリカと南フランスで育った。バックの演奏は、エスター・アブラミ アンサンブルです。



2025年10月27日 (月)

知られざる名曲 第332回 夕映えの中で / R・シュトラウス

今回は、後期ロマン派を代表する作曲家の一人 リヒャルト・シュトラウス(Richard  Strauss、独 1864 - 1949)の最晩年(84歳)の作品「4つの最後の歌」から、「夕映えの中で(Im Abendrot)」を選びました。

4つの最後の歌とは、「春」、「九月」、「眠りにつくとき」、「夕映えの中で」の4曲を指します。

「夕映えの中で」は、ドイツの詩人 ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフの詩ですが、残り3曲は、ヘルマン・ヘッセの詩集から選んだようです。4つの歌曲はいずれも死を詠っています。


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画像 ACワークス

演奏は、20世紀後半を代表するソプラノ歌手の一人 エリーザベト=シュヴァルツコップ、オーケストラは、ジョージ・セル指揮/ベルリン放送交響楽団です。

■ 夕映えの中で / R・シュトラウス




■ ご参考
ドイツ語日本語対訳字幕付きYouTube動画「4つの最後の歌」全曲(約23分)
演奏 上記の動画と同じシュワルツコップです。
https://www.youtube.com/watch?v=qCK9srHcfok

春:0:07
9月:
3:50
眠りにつくとき:
9:10
夕映えの中で:
14:30

2025年10月21日 (火)

知られざる名曲 第331回 「山猫」ワルツ / パオロ・ブオンヴィーノ

2025年3月に Netflix で配信が開始されたドラマ「山猫(Gattopardo)」よりワルツをお聴き下さい。

山猫(Gattopardo)は、ジュゼッペ・トマージ・ディ・ ランペドゥーサの小説を原作とした1963年のルキノ・ヴィスコンティ監督の映画『山猫』を指します。

内容は19世紀イタリアの統一運動を背景に、没落する貴族の姿を描いています。(AIによる概要)

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画像 シチリア旧市街 ACワークス提供

今回、Netflixの新しいドラマ「山猫」ワルツ は、イタリアの作曲家 パオロ・ブオンヴィーノ(Paolo Buonvino 、1968 ー )の作品です。

彼は、1968年3月29日、イタリアのシチリア島スコルディアに生まれました。やがてフランチェスコ・チレア音楽院でピアノの学士号を取得し、ボローニャ大学で音楽分野の修士号を取得しました。

1990年代後半から映画音楽の作曲を始め、数々の賞に輝いています。


■ 「山猫」ワルツ / パオロ・ブオンヴィーノ



2025年10月17日 (金)

知られざる名曲 第330回 ドラマ「Dom(家)」音楽 / ヴァルデマール・カザネッキ 

当知られざる名曲シリーズの記念すべき第1回は、ポーランドの作曲家でピアニスト、指揮者だった ヴァルデマール・カザネッキ(Waldemar Kazaneck 、1926-1991)が作曲したワルツ「昼と夜」でした。

心躍る優雅なワルツは、まさに第1回「知られざる名曲」シリーズの開幕に相応しい音楽でした。
■ ご参考 知られざる名曲第1回「昼と夜」ワルツ カザネッキ



今回は、その ヴァルデマール・カザネッキの久しぶりの登場になります。音楽は 打って変わって静寂の中の美しいメロディが心を打ちます。涙が出るほど美しく、そして私たちは大きな存在によって許されるのです。

ヴァルデマール・カザネッキは、映画音楽も書きましたが、日本では全く無名で世界的にも忘れ去られた作曲家であることはとても残念です。


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画像 ワルシャワ歴史地区 ACワークス


■ ドラマ「Dom(家)」音楽 / ヴァルデマール・カザネッキ



このドラマは、第二次世界大戦後の1945年から始まるワルシャワの再建と、その後の数十年にわたるポーランド社会の変化を、ワルシャワ中心部のプロジャナ通り (ul. Prożna) にあるアパートの住人たちの生活を通して描いた作品です。

ポーランドの現代史の重要な出来事(スターリン主義の時代、1956年のポズナン暴動、1968年の学生運動、1980年代の連帯運動、共産主義体制の崩壊など)が背景に織り込まれており、激動の時代を生き抜く人々の人間ドラマです。(AI概要)

演奏は、ピアノ:ウカシュ・バーディ、 アルトラ・ヴォルタ弦楽四重奏団 です。


2025年10月12日 (日)

知られざる名曲 第329回 キトリのヴァリエーション / ミンクス

今回の知られざる名曲は、久しぶりにバレエ音楽を選びました。

作曲は、オーストリア帝国出身の レオン・ミンクス(Léon Fedorovich Minkus, 1826 - 1917)。
当知られざる名曲シリーズ2度目の登場です。

ロシア帝国で活躍したミンクスは、19世紀のバレエ作曲家では最も人気のある一人と言われています。


その ミンクスのバレエ音楽 ドン・キホーテ から「キトリのヴァリエーション」を選びました。バレエの好きな方ならご存じかも知れません。

※キトリとは、バルセロナの街にある宿屋の看板娘の名前です。
※ヴァリエーションとは、主役級のダンサーが一人で踊るソロパートのことを指します。

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画像 ACワークス

■ ご参考
知られざる名曲 第133回 ジプシーの踊り/ミンクス
https://manriki358.cocolog-nifty.com/blog/2022/04/post-d25f36.html


■ キトリのヴァリエーション / ミンクス



1分足らずの短い曲です。

バレエ動画もご覧下さい。



2025年10月 9日 (木)

知られざる名曲 第328回 弦楽オーケストラのための牧歌、アダージョ/ ヤナーチェク

レオシュ・ヤナーチェク( Leoš Janáček , 1854 - 1928)は、モラヴィア(現在のチェコ)出身の作曲家です。モラヴィアと言えばチェコの極東地方です。

それに比べ、スメタナとドヴォルザークは大都市プラハを中心とするボヘミアが拠点でした。ヤナーチェクは、このチェコを代表する二人の陰にあって、一般的には存在感は薄いと言わざるを得ません。

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画像 モラヴィア地方 ACワークス


ヤナーチェクの作品には、シンフォニエッタ、利口な女狐の物語、グラゴル・ミサ、ヴァイオリンソナタなど、代表作は多いものの、あまり演奏機会は多くありません。

モラヴィア地方の民族音楽研究から生み出された発話旋律または旋律曲線と呼ばれる旋律を着想の材料とし、オペラをはじめ管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲、合唱曲に多くの作品を残しました。中でもオペラ作品は死後(1950年代)にオーストラリアの指揮者 チャールズ・マッケラスの尽力により中部ヨーロッパの外に出て、1970年代以降は広く世に知られるようになりました。(Wikipediaより)


■ 弦楽オーケストラのための牧歌、アダージョ/ ヤナーチェク

ヤナーチェクが24歳頃に作曲したこの牧歌は、流麗な旋律と豊かで温かみのあるオーケストレーションを特徴としており、成熟期の作品に見られる荒々しくモダニズム的な作風とはかけ離れています。この「アダージョ」は、組曲の中で静寂と内省のひとときを象徴しています。(AIによる概要)

 

2025年10月 1日 (水)

知られざる名曲 第327回 Philotimo(フィロティモ)/ Alain Lefèvre(アラン・ルフェーブル)

アラン・ルフェーブル(Alain Lefèvre、1962 - ) は、フランス系カナダ人の ピアニストおよび作曲家です。

初めてピアノの前に座ったのは4歳の時でした。今でも毎日、バッハ、ブラームス、ショパン、ラフマニノフ、シューベルト、そしてその他多くの作曲家たちと出会います。彼らはいつも私を待っていて、毎日私の指の動きに耳を傾け、求めています。世界の舞台で演奏するたびに、私は自らを超え、彼らの楽譜を超越しなければなりません。常に、これらの偉大な作曲家の最も純粋なエッセンスを伝えようと努めています。それは大変な挑戦です。しかし、クラシック音楽の真髄である厳格な規律の中に、私自身の鼓動、解放感を見出さなければ、私の人生観と音楽観は完成しないでしょう。

ですから、作曲は自然なステップ、新たな息吹として現れ、不安、喜び、悲しみ、失望、夢、期待、そして幸福を音楽的に表現するようになりました。」 15歳の時、初めて音楽のテーマが心の奥底から思考の最前線へと昇り詰めました。それ以来、私が作曲した約60曲は、ピアノの椅子の上だけでなく、心の奥底にも眠っています。ツアーで訪れたあらゆる旅の印象や記憶は、常に大きなインスピレーションの源でした。それは、新たな出会い、笑い、ため息、微笑み、悲しみ、勝利といった形で表現されるかもしれません。香り、色彩、音符、風景といった、あらゆる小さなディテールが私の感覚に語りかけます。作曲を通して、私は沈黙を破り、人生の言葉やイメージに新たな声を与えたいと感じていました。

アラン・ルフェーヴル 公式サイトより

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画像 ステンドグラス(仏ポアティエ) ACワークス

アラン・ルフェーヴルが、力強いピアノソロで「Philotimo」を披露します。ギリシャの精神である名誉、優しさ、そして深い目的意識にインスピレーションを得た作品です。最新アルバムに収録されたこの曲は、力強さ、静けさ、そして優しさに満ちた「癒しの香油」として、人々に寄り添います。ルフェーヴルは、自身の音楽が、不寛容と紛争に苦しむパンデミック後の世界の傷を癒す一助となることを願っています。(YouTube説明文より)

■ Philotimo(フィロティモ)/ Alain Lefèvre(アラン・ルフェーブル)


2025年9月28日 (日)

知られざる名曲 第326回 ミュゼット 作品24 / オッフェンバック

ドイツの作曲家 オッフェンバック(Jacques Offenbach, 1819 - 1880)の二度目の登場です。

彼の経歴などは「知られざる名曲第36回」ジャクリーヌの涙 オッフェンバックをご覧ください。

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画像 ACワークス


「ミュゼット」とは、フランス発祥の音楽用語です。牧歌的な舞曲として大衆に親しまれました。

演奏は、「現代のジャクリーヌ・デュ・プレ」ともいわれるほど実力と人気をもつアルゼンチンのチェリスト、ソル・ガベッタ(Sol Gabetta 、1981- )と、エストニアの女性ピアニスト イリーナ・ザハレンコワ(Irina Zahharenkova 、1976- )です。


■ ミュゼット 作品24 / オッフェンバック




2025年9月20日 (土)

知られざる名曲 第325回 ケルビム賛歌 / G. リヴォフスキー

荘厳とも言える圧倒的な男声合唱の迫力!

作曲のグリゴリー・フョードロヴィチ・リヴォフスキー(LVOVSKY, Grigory Fyodorovich、1830 - 1894)は、東ヨーロッパに位置するモルドバで生まれました。

彼は、既存の聖歌を正教会の典礼のために協和音(不協和音の反対語)で作曲して、素晴らしいハーモニーを完成させました。

※ケルビム賛歌とは、正教会の聖体礼儀で大聖入の際に歌われる祈祷文・聖歌です。リヴォフスキーは、サンクトペテルブルク音楽院の理論教授 ニコライ・ザレンバに理論と対位法を学びました。

チャイコフスキーも ニコライ・ザレンバに師事しています。※別の
ケルビム賛歌がチャイコフスキーの作品にもあります。

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参考画像  ACワークス


今回、このケルビム賛歌を歌っているスレテンスキー修道院聖歌隊は、男声合唱用に編曲された「ケルビム賛歌」を、高音から重低音まで極限のハーモニーで歌います。

今回の 知られざる名曲は、知られざる名演奏とも言えそうです。

余談ですが、スレテンスキー修道院聖歌隊は、2014年の冬季オリンピックソチ大会開会式で国歌を歌うほどの伝統ある名合唱団です。

■音楽からみたソチ五輪開会式(当ブログ記事)


■ ケルビム賛歌 / G. リヴォフスキー



2025年9月16日 (火)

知られざる名曲 第324回 ザナルカンド にて / 植松伸夫 

日本の作曲家 植松 伸夫(うえまつ のぶお、1959 -  高知県出身)にスポットを当てます。

Wikipediaによると、彼は12歳のときに姉のピアノを勝手に弄り始める。最初の作曲は小学生の時だった。高知学芸高等学校を経て、神奈川大学外国語学部英文学科卒業。CM音楽や映画作品の制作などを経て、1986年、『ファイナルファンタジーシリーズ』を手掛けることになる。

『ファイナルファンタジーシリーズ』の音楽における生みの親であり、世界的に高い評価を受けて、特に海外から「ビデオゲーム界のベートーヴェン」と評される。

第1作で作曲を担当していた植松伸夫の存在は、ゲーム音楽界で大きなウエイトを占めており、2005年には米国の『Time』誌において「現代の音楽における革新者のひとり」として紹介された。

現在、ファイナルファンタジー「愛のテーマ」は、小学校高学年の音楽の教科書に掲載されている。

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いわゆる“立派”な音楽教育は受けておらず、音楽の成績も中の上であったという。作風は、壮大なクラシック風の曲から、ラウドロックまで多岐にわたる。今日まで、交響組曲ファイナルファンタジー - オーケストラ演奏(1989年7月)など、オーケストラや吹奏楽のコンサート、自身のバンドのライブも積極的に行っている。


■ ザナルカンドにて / 植松伸夫



演奏はチェロ 宮田大 ( Dai Miyata, 1981-  ) 。中間部の感情の高まりが素晴らしい。さすが日本を代表する世界の宮田大である。

ピアノは、ジュリアン・ジェルネ( Julien Gernay, 1981- ベルギーのナミュール生まれ)
二人は同い年であった。

2025年9月10日 (水)

知られざる名曲 第323回 夜想曲 No.1 / ブルグミュラー

多くのピアノ学習者が習う「ブルグミュラー25番の練習曲」。
練習曲と言っても、25曲には親しみ易い曲名が付いているので、ピアノ発表会では人気のプログラムとなっています。

特に、「アラベスク」や「タランテラ」「貴婦人の乗馬」などは有名です。

そのブルグミュラー(Burgmüller 1806-1874 独)は、チェロとギターのための「三つの夜想曲」というオリジナル作品を書いていました。今回は、その中から第1番をご紹介します。

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画像 ACワークス

演奏は、スコットランド出身の「テン・ストリングス」というギターとチェロのデュオです。

二人とも、ロイヤル・コンセルヴァトワール(王立音楽院)の卒業生で、ギターはイアン・コールマン(Iain Coleman) 、チェロはジャッキー・バクスター(Jackie Baxter)です。

 

■ 夜想曲 No.1 / ブルグミュラー (Nocturne 1, Burgmuller)

2025年9月 6日 (土)

知られざる名曲 第322回 歌劇「トロヴァトーレ」兵士の合唱 / ヴェルディ 

イタリアの作曲家 ヴェルディ( Verdi、1813 - 1901)と言えば、歌劇「椿姫」の乾杯の合唱や、歌劇「アイーダ」の凱旋の行進曲、さらに「レクイエム」などで、素晴らしい合唱曲を聴いたことがあると思います。

今回は、ヴェルディ中期の傑作!歌劇『イル・トロヴァトーレ』(Il Trovatore)の合唱曲を選びました。

『イル・トロヴァトーレ』の劇中合唱曲では、第2幕の「鍛冶屋の合唱(通称 アンヴィル・コーラス)」が知られていますが、今回は 第3幕から「兵士の合唱(戦いのラッパを鳴らせ、響き渡らせよ)」を選曲しました。

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画像 マッシモ劇場(イタリア) ACワークス


AIによる「トロヴァトーレ」概要

『イル・トロヴァトーレ』のあらすじは、15世紀のスペインを舞台に、ルーナ伯爵、吟遊詩人マンリーコ、そしてジプシーのアズチェーナを巡る悲劇の物語です。

アズチェーナは母の仇討ちのため伯爵家の弟を誘拐しますが、誤って自分の息子を炎に投じてしまいます。
20年後、マンリーコと伯爵の愛する女官レオノーラとの恋が、彼らの運命を狂わせます。レオノーラはマンリーコのために毒を仰ぎ死を遂げ、マンリーコもアズチェーナの暴露によりルーナ伯爵に処刑され、アズチェーナは復讐を遂げます。


■ 歌劇「トロヴァトーレ」兵士の合唱 / ヴェルディ


合唱は、アメリカ合衆国サウスカロライナ州にある私立大学の ボブ・ジョーンズ大学オペラ合唱団です。

ボブ・ジョーンズ大学は、1927年にキリスト教系の教養教育機関として設立され、「文化、芸術、科学の基礎を若者に教育する」ことに重点を置きました。音楽は最初に開講された専攻の一つであり、神の栄光のために人々が最大限の可能性に到達できるように力づけるという大学のビジョンにおいて、今もなお重要な役割を果たしています。

この伝統と使命に沿って、美術・コミュニケーション学部の音楽部門は、音楽の卓越性と救済の芸術性を通じて神の美を追求し、共有することに専心する学生と教員のコミュニティです。(大学公式サイトより)


2025年9月 2日 (火)

知られざる名曲 第321回 アダージョ / シュニトケ 

アルフレート・シュニトケ (Alfred Schnittke、1934-1998)は、ソビエト連邦のドイツ・ユダヤ系作曲家です。

彼の音楽は、旋律が際立って美しいことで知られていますが、当知られざる名曲シリーズは4度目の登場です。

News

シュニトケは、交響曲や管弦楽曲、協奏曲、室内楽など、あらゆるジャンルで作品が認められていますが、あまり注目されていない分野が一つあります。それはバレエです。

今回はバレエ音楽の中から、「バレエ音楽"スケッチ"よりアダージョ(Adagio from the ballet "Sketches")」を選びました。


■ アダージョ / シュニトケ (Alfred Schnittke - Adagio)


<シュニトケを聴いてみよう>

■ シュニトケ 別れのワルツ
https://manriki358.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-50825c.html

■ シュニトケ タンゴ
https://manriki358.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-ba0cad.html

■ シュニトケ 愛の宣言
https://manriki358.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-b429a0.html

 

 

2025年8月28日 (木)

知られざる名曲 第320回 アルバムのページ / ミケーレ・マンガーニ 

イタリアの作曲家 ミケーレ・マンガーニ (Michele Mangani,1966- ) の、当シリーズ二度目の登場です。

彼は、1984年からクラリネットを学び、1987年にバンド楽器、1990年に作曲、その後は指揮法を学びました。


前回、「クラリネットとピアノのための ロマンス」の深い味わいに魅了されましたが、今回はストリングスとクラリネットの美しいアンサンブルです。タイトルは「アルバムのページ」。
クラリネットの魅力をお楽しみ下さい。

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画像 ACワークス

クラリネット奏者のイ・スンヒとマンハッタン・チェンバー・プレイヤーズが演奏します。

韓国のイ・スンヒ(Seunghee Lee)は、ニューヨークを拠点に多才なレコーディング・アーティスト、プロデューサー、そして音楽起業家として活躍しています。ロンドン交響楽団との共演による最新アルバム『Aspire』はグラミー賞®にノミネートされました。


■ アルバムのページ / ミケーレ・マンガーニ(Mangani: Pagina d’Album)




知られざる名曲 289回
■ ロマンス(Romanza) / ミケーレ・マンガーニ
https://manriki358.cocolog-nifty.com/blog/2025/01/post-8820ae.html


2025年8月27日 (水)

知られざる名曲 第319回  作品76: II. エチュード / シベリウス 

ジャン・シベリウス( Jean Sibelius , 1865 - 1957)は、フィンランド出身で北欧を代表する作曲家です。

今回の作品は、正確に言うと「ピアノのための13の小品 作品76: II. エチュード」です。シベリウス49歳の最も充実した時期に書かれた13曲の小品の一つです。

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画像 ACワークス

今回は、ギターとチェロによる二重奏でお聴き下さい。


チェロ : ジャン・ワン(王 健、Jian Wang、1968 - )中華人民共和国出身.

クラシックギター : イェラン・セルシェル(Göran Söllscher, 1955 - )スウェーデン出身.


■ 作品76: II. エチュード / シベリウス




2025年8月22日 (金)

知られざる名曲 第318回 水仙 / キム・ドンジン

韓国の歌曲に魅了され、以前、韓国のソプラノ歌手 キム・スンヨン (Soon young Kim )が歌う「同心草(トンシムチョ/作曲 金聖泰キム・ソンテ)」をご紹介しましたが、今回は同じキム・スンヨンが歌う「水仙(수선화)」を選びました。

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画像 ACワークス

作曲家の キム・ドジン(1913ー2009)は安州市で生まれました。中学校5年生の時にキム・ドンファンの詩<春が来たら>に曲をつけたことから、以後様々な歌曲を作曲することになります。

崇実専門学校卒業後、日本で本格的に音楽を学び、ヴァイオリンを専攻し、卒業後、
満州国交響楽団でヴァイオリン奏者兼作曲家として活動しました。

その後、平壌音楽大学教授になりましたが、やがて1950年12月にサラバル芸術大学慶煕大学教授として後進の指導に当たります。

この頃、政府に協力し、陸軍歌祖国賛歌を作曲しましたが(戦時中は日本の作曲家も政府に協力せざるを得なかった)一方で芸術歌曲の作曲も続けて、今回の名歌「水仙」を作曲して、後に彼の代表作になりました。


■ 水仙 / キム・ドンジン (수선화/金森東振)



■ ご参考
第164回 同心草(トンシムチョ)/ 金聖泰(キム・ソンテ)
https://manriki358.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-d1952a.html


2025年8月18日 (月)

知られざる名曲 第317回 ヴィヴァルディ変奏曲 / フロリアン・クリストル

今回の作曲家フロリアン・クリストルは次のように語っています。

この「ヴィヴァルディ変奏曲」は、アントニオ・ヴィヴァルディの「弦楽協奏曲ト短調RV156の第1楽章アレグロ」にインスピレーションを得た作品です。

2018年にコンサートでこの曲を聴いた時、とてもモダンな響きを持つこの作品にすぐに魅了されました。

その音楽が私の心に残り、その後すぐにピアノで即興演奏をしている時に、この変奏曲のアイデアが浮かびました。


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画像 ACワークス

ドイツの作曲家 フロリアン・クリストル ( Florian Christl 1990 -  アンベルク生まれ)は、
6歳で初めてピアノのレッスンを受け、幼い頃から作曲に挑戦し始めました。2013年初頭、クリストルは自身の作曲した楽曲をライブで演奏し始めました。

フロリアン・クリストル公式サイト

■ ヴィヴァルディ変奏曲 / フロリアン・クリストル




■ 原曲(ヴィヴァルディ「弦楽協奏曲ト短調RV156の第1楽章アレグロ」)
https://www.youtube.com/watch?v=T0z8XVC2HN4


2025年8月13日 (水)

知られざる名曲 第316回 ダーラナ地方の古い歌 / オスカー・リンドベリ

風が吹き渡るような爽快感と、郷愁あふれるメロディ。

スウェーデンの作曲家 オスカー・リンドベリ(Oskar Fredrik Lindberg, 1887-1955)の知られざる名曲です。


リンドベリは14歳の頃から、故郷ガグネフのミサでオルガンを演奏していた。1903年から1911年までスウェーデン王立音楽アカデミーで学び、1906年にオルガニストとして卒業した。その後、作曲と指揮を学び、ドイツとオーストリアでさらに専門性を磨いた。
(一部Wikipediaより)

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ダーラナ地方 画像サイト
https://siige.net/2018/07/2377/



ガグネフの宣教師会館での会合で、彼はある歌を耳にし、深い感銘を受けました。1936年のラジオ放送用に、彼はこのメロディーに基づいたオルガン曲を編曲しました。これは後に「ダーラナ地方の古い歌(詩編)」として知られるようになります。


■ ダーラナ地方の古い歌(Gammel fäbodpsalm fran Dalarna) / オスカー・リンドベリ



トランペット演奏は、英国のアリソン・ルイーズ・バルサム(Alison Louise Balsom, OBE, 1978 - )。

指揮:エドワード・ガードナー 管弦楽:ヨーテボリ交響楽団

2025年8月10日 (日)

知られざる名曲 第315回 オペラ「難船略奪者」序曲 / エセル・スマイス

エセル・スマイス(Ethel Mary Smyth , 1858 - 1944) は、イギリスの作曲家。
19世紀後半の女性作曲家としては、パイオニア的存在である。

軍人で厳格な父親への反感からドイツに渡り、短期間ライプツィヒ音楽院で学ぶが、校風になじめず退学。のちウィーンに渡って、ヨハネス・ブラームスの友人ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルクの個人指導のもとに作曲技法を磨いた。

ブラームスのことを「音楽界の救世主」と呼んだほどに熱烈なブラームスの崇拝者であった。初期の器楽曲にはフェリックス・メンデルスゾーン、ロベルト・シューマン、ブラームスの影響が見られる。

生涯を通じ、主に歌曲や合唱曲、とりわけオペラ作曲家として活躍した。

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画像 ACワークス

色彩的なオーケストラの用法と自在な転調、凝った和声と旋律の創意が顕著である。第一次世界大戦以降は、ホルストなどの影響のもとに新古典主義に傾いた。生涯を通して、重厚な響きと堅固な構成力、情熱的な表現が特徴的である。(一部Wikipediaより)

■ オペラ「難船略奪者」序曲 / エセル・スマイス



演奏は、NYOCカナダ国立ユースオーケストラ、ヴェロニク・ルシエ指揮

2025年8月 9日 (土)

知られざる名曲 第314回 The Art Teacher(音楽教師)/ フランツ・ゴードン

昨年、ジャパンツアーを行った 作曲家・ピアニストの フランツ・ゴードン(Franz Gordon スウェーデン 1971-  )の新しい感覚のピアノ曲にスポットを当てます。今までにない新鮮な魅力を感じました。

スウェーデンの静謐な情景を映し出す ゴードンの知られざる名曲をお聴き下さい。

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ピアノリサイタル ジャパンツアー 2024》東京・大阪チラシ
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フランツ・ゴードンは1971年、スウェーデンの小さな村、ラムフルトで生まれました。幼い頃から音楽に興味を持ち、母親と一緒にオルガンを弾き始めました。やがて音楽学校に通い、本格的に音楽を勉強します。

そして、1995年にはストックホルムに移り、スウェーデン音楽院で学びました。

フランツは長年にわたり、ポップスからジャズまで、様々なジャンルの音楽を作曲してきました。シンフォニーオーケストラとのアルバムも制作しました。

そして、バッハ、ドビュッシー、ショパン、ラヴェルといったクラシック音楽の巨匠たちにインスパイアされたクラシックのメロディーを届けています。フランツ・ゴードンは、インスピレーションに満ちた新感覚の作品と、卓越したピアノ演奏で聴衆を魅了しました。(公式サイト参照)


来日公演では、1部で「協奏曲 ニ短調 BWV 974 (バッハ)」や「トロイメライ(シューマン)」、「ジムノペディ(サティ)」などクラシック音楽を、2部で フランツ・ゴードン自ら作曲の美しい作品を披露しています。

■ The Art Teacher(音楽教師)/ フランツ・ゴードン(Franz Gordon)



※Franz Gordon氏の詳しい資料はなく、名前もFranz Bengtsson氏と記載した資料もあります。

2025年8月 6日 (水)

知られざる名曲 第313回 無言歌集 ベニスのゴンドラの歌 / メンデルスゾーン(アレンジ版)

今回は、メンデルスゾーン(Felix Mendelssohn 1809 - 1847 独)の有名な 無言歌集作品30-16「ベニスのゴンドラの歌」をクラリネットと弦楽合奏による演奏でお楽しみ下さい。

同じ曲でもアレンジ(編曲)によって、雰囲気が変わります。場合によっては、原曲より美しく感じることもあるでしょう。その意味で、有名な曲も「知られざる名曲」と言えるかも知れません。

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画像 ACワークス

クラリネット演奏は、アンドレアス・オッテンザマー。オーストリアの世界的クラリネット奏者兼指揮者です。

彼は、つい最近までベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者を務めていました。

 

■ 無言歌集 ベニスのゴンドラの歌 / メンデルスゾーン(アレンジ版)

2025年8月 2日 (土)

知られざる名曲 第312回  ソリチュード (孤独)/ リタ・ストロール

今回の知られざる名曲は、フランスの作曲家でピアニストの リタ・シュトロール(Rita Strohl 生地ロリアン1865 - 1941 )の 「ソリチュード (Solitude =孤独)」を選びました。

リタ・ストロールは才能豊かな学生で、13歳で名門パリ音楽院に入学し、ピアノとソルフェージュを学びました。作曲と声楽は個人指導で学び、また、音楽編集者協会の会員でもありました。 

彼女は数多くの声楽曲、交響曲、室内楽作品を作曲しています。サン=サーンス、ダンディ、フォーレからも支持を受けていました。ジャンヌ・バトーリは彼女の『Chansons de Bilitis』を歌い、パブロ・カザルスは彼女の作品を演奏しました。近年、彼女の音楽は新たな注目を集めています 。(一部Wikipediaより)

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ロリアン(仏) 画像出典 By The original uploader was Jackmame at French Wikipedia. - Transferred from fr.wikipedia to Commons., CC BY-SA 2.5, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2077012


以下は、AI による概要です。(ご参考)

リタ・シュトロールは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したフランスの作曲家、ピアニスト、音楽評論家です。彼女は、ワーグナーの影響を受けながらも、独自の音楽スタイルを確立しました。

室内楽曲から壮大な叙情詩、交響曲まで幅広いジャンルの作品を手がけ、特に詩的な要素を音楽に取り入れることに長けていました。彼女の作品は、象徴主義的な雰囲気を持つことで知られています。

■ ソリチュード (孤独)/ リタ・ストロール

演奏はチェロ奏者のマリリース・グシュルバウアー(オーストリア)とピアニストのユリア・リンデルレ(ドイツ)です。


■ 象徴主義(この文もAI による概要です)

象徴主義(しょうちょうしゅぎ、Symbolisme)とは、19世紀後半にフランスを中心にヨーロッパで起こった芸術運動で、目に見えない感情や観念を、神話や象徴的なイメージを用いて表現しようとしたものです。現実をありのままに描写するのではなく、内面的な世界や精神的な状態を象徴的に表現することを重視しました。

2025年7月26日 (土)

知られざる名曲 第311回 ピンクの桜 / ユーニケ・タンジル

インドネシアの作曲家でピアニストのユーニケ・タンジル(Eunike Tanzil 1998 - )にスポットを当てることにしました。

彼女は北スマトラ州メダンで生まれ育ち、5歳からピアノとエレクトーンを習い始めました。2014年、ヤマハエレクトーンコンクール アジアパシフィックでインドネシア代表となりました。

 17歳になると、タンジルはバークリー音楽大学から全額奨学金を得て渡米し、映画音楽と作曲を専攻し、2021年に首席で卒業しました。その後、ジュリアード音楽院で作曲の音楽修士号を取得しました。現在はカリフォルニア州ロサンゼルスを拠点として活動中です。(一部Wikipedia)

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その叙情的な旋律線と感情豊かな和声進行を特徴とする音楽は多くのファンに愛されています。

クラシック、ジャズ、ワールドミュージックなど、様々なジャンルを網羅する音楽的才能を持ち、彼女の作品は聴衆の心に深く響く物語を紡ぎ出します。

ドイツ・グラモフォンとの独占契約に基づき、ユーニケは今年後半にベルリン・ドイツ交響楽団とのライブ録音によるデビューアルバムをリリースする予定です。

ユーニケの作品は、ボストン交響楽団、サンフランシスコ交響楽団、インディアナポリス交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、デトロイト交響楽団、ルイビル管弦楽団、ジャカルタ・シンフォニア管弦楽団、ロイヤル・バンコク交響楽団、ナッシュビル交響楽団、ケネディ・センター・ナショナル交響楽団など、著名なオーケストラによって演奏されてきました。

2025年には、彼女の最新オーケストラ作品「Ode to the City of Dreams」が、ロサンゼルス・フィルハーモニックによって名門ハリウッド・ボウルで初演される予定です。(詳しくはユーニケ・タンジル公式サイト)

■ ピンクの桜 / ユーニケ・タンジル(Eunike Tanzil - Pink Sakura)

クラシック音楽に、イージーリスニングの要素を取り込んだ傑作です。
ワルツに乗って流れる旋律美。気分は最高です。

2025年7月25日 (金)

知られざる名曲 第310回 シンフォニーナ第2番 / クリストファー・リード

シンフォニーナ」はクラシック音楽の新しいジャンルです。

一番の特長は、演奏時間が短いことです。通常、シンフォニー(交響曲)は4楽章あり、およそ30分から長いもので60分を超えます。

この新ジャンル「シンフォニーナ」は、全曲(3~4楽章)で約10分です。


短いのでとても聴き易く、ある意味でクラシック音楽のポップミュージック化といっても良いでしょう。

小規模でも完成度は高く、特に若いクラシックファンに聴いて欲しい音楽(交響曲)です。

今までクラシック音楽に興味を持たなかった人にも聴いて欲しい音楽です。

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クリストファー・リード(1990年生まれ)は、職業的にもプライベートでも「裸足の作曲家」として知られ、ワシントン州シアトルを拠点とする受賞歴のある作曲家、編曲家、オーケストラ奏者です。様々な音楽スタイルにルーツを持つクリスは、あらゆる気分や感情、そして映画、舞台、ライブイベントなど、あらゆる状況に合わせて音楽を巧みにアレンジする優れた才能を持っています。

クリスは幼い頃から音楽が好きで(ジョン・バリーの「Somewhere in Time」のサウンドトラックや「オペラ座の怪人」のオリジナル・ブロードウェイ・キャスト・レコーディングは、クリスが成長期によく聴いていたアルバムの一部でした)クリストファー・リード公式サイトより

 

■ シンフォニーナ第2番 / クリストファー・リード(Symphonina No. 2 by Christopher Reed)



小規模で完成度の高いメロディック・シンフォニーです。この新しいジャンルによって、地球上の誰もが、老若男女を問わず、いつでもシンフォニー音楽を楽しむことができます。

デビッド・フォーゲル、CEO兼共同創設者 - シンフォニナ財団


演奏 管弦楽:ブダペスト・スコアリング・オーケストラ   指揮:ペーテル・イレーニ 

 

2025年7月 5日 (土)

知られざる名曲 第309回 沈黙のセレナーデより ”あなたなしで” / コルンゴルト

オーストリア出身の作曲家 コルンゴルト(Erich Wolfgang Korngold, 1897 - 1957) の2度目の登場です。

この作品は、喜歌劇『沈黙のセレナード』の美しい1曲 “あなたなしで~嗚呼あなたは~" を、ヴァイオリンとピアノ用に編曲したものです。(原曲は声楽と管弦楽)

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屋根の上の蒼ざめた
雲の間から月が覗いてる
ひとりの学生が向こうの路地で
歌っている恋人の家の前

泉は再びざわめく
静かな孤独の間でそして
山の森の間を
昔の美しい時のように(歌詞一部 2017.09.05 藤井宏行氏訳 )


■ 沈黙のセレナーデより "
あなたなしで " / コルンゴルト



演奏は、韓国のヴァイオリニスト キム・ボムソリ(Bomsori Kim)です。



■ 知られざる名曲 コルンゴルト ヴァイオリン協奏曲 コルンゴルトの説明あり

https://manriki358.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-ee9a11.html


2025年6月13日 (金)

知られざる名曲 第308回 時代は変わったが、私たちは変わらない/ ダリボル・グルバチェヴィッチ

久しぶりに更新します。

この作品は、クロアチアの作曲家 Dalibor Grubačević(ダリボル・グルバチェヴィッチ)が作曲した 映画「世界の果ての橋(2014年)」のオリジナル音楽にインスピレーションを得たザグレブ・ソロイスツ合奏団 による「音楽のライブパフォーマンス」です。

ダリボル・グルバチェヴィッチ(クロアチア生まれ、1975 - )は、映画音楽の分野での作品で知られていますが、幼い頃から並外れた音楽の才能を示し、6歳でギターとピアノを習い始めました。

そして、クラシック音楽の形式やクラシック音楽の作曲家の作品を学ぶことで、音楽教育と音楽的発見の旅を続けるのです。1993年、ザグレブ大の法学部で社会福祉学を学び始めましたが、2年後、音楽に完全に専念するために学業を中断します。

クロアチアの著名な監督たちとコラボレーションし、彼らの映画のために音楽を作曲してきました。映画音楽の作曲において、グルバチェヴィッチは様々な音楽ジャンルとクラシックオーケストラを見事に融合させています。(Wikipediaより一部和訳)


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『世界の果ての橋』は、ブランコ・イシュトヴァンチッチ監督による映画で、ヨシップ・ムラキッチの小説『橋の番人』を原作としてています。

この映画は、小説と同様に、クロアチア戦争中の人々の不幸な運命を描いています。セルビア人亡命者が故郷(ボスニアから逃れてきたクロアチア人が住むようになった)に戻る中、老人が失踪し、セルビア人の家に住み着いた警察官の捜査は、時とともにますます個人的な問題になっていくのです。

■ 時代は変わったが、私たちは変わらない/ ダリボル・グルバチェヴィッチ


今なお続く「ウクライナ・ロシア戦争」、そしてガザ地区の惨状が痛ましい「パレスチナ・イスラエル戦争」など、この世界は戦争が絶えません。
国連も無力、世界の指導者も、ローマ法王も戦争を止めることは出来ません。この曲を聴くと、そんな悲しい現実に心が痛みます。

2025年5月13日 (火)

知られざる名曲 第307回 月華の円舞曲 / 下村陽子 

今回はゲーム音楽からクラシック的な名曲を選んでみました。

Final Fantasy XV(ファイナルファンタジーXV)より「月華の円舞曲」です。

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日本の作曲家 下村陽子(1967ー )は、大阪音楽大学短期大学部音楽科器楽専攻卒業。

4歳の頃にピアノを始める。小学6年生の時に本人いわく「スイッチが入って」練習に熱を入れるようになり、中学からは音楽漬けの生活を送る。高校の時には指揮を習い、ブラスバンドではフルートを担当した。大阪音楽大学短期大学部でピアノを専攻。また、副専攻で作曲を学んだ。

卒業後、カプコンに入社。『ストリートファイターII』など数々の音楽を手がける。その後スクウェアに転職。念願のファンタジーRPGである『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』をはじめ数々の音楽を手がける。

2002年末にスクウェアを退社し、フリーとして活動を行い現在に至る。(Wikipedia参照)

■ 月華の円舞曲 / 下村陽子

ヴァイオリンは、フランス出身の Esther Abrami (エスター・アブラミ 1996 -  )。

イレーネ・デルガド=ヒメネス指揮、ウィーン放送交響楽団の演奏です。

2025年5月11日 (日)

知られざる名曲 第306回 夢とカプリッチョ / ベルリオーズ

フランスの大作曲家ベルリオーズの「知られざる名曲シリーズ」初登場です。

この作品は、ルイ・エクトル・ベルリオーズ(Louis Hector Berlioz、1803 - 1869)が、ヴァイオリンと管弦楽のための楽曲として作りました。副題は「ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス」。クロイツァーの弟子であるヴァイオリニストのアレクサンドル=ジョセフ・アルトーに捧げられています。

ベルリオーズの協奏的作品は『イタリアのハロルド』と、この作品の2曲のみで、Wikipediaによると、演奏されることは稀で、滅多に聴くことはできない作品との事です。題名通りに夢のあふれる非常にロマンティックな名曲です。

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尚カプリッチョとは奇想曲と訳され、イタリア語で「気まぐれ」を意味します。カプリッチョと呼ばれる音楽に特定の音楽技法や形式があるわけではなく、むしろ形式に縛られない例外的で気まぐれな性格を表しています。

 

■ 夢とカプリッチョ(Rêverie et Caprice)/ ベルリオーズ(Berlioz)



ヴァイオリンの  マリア・ドゥエニャス・フェルナンデス(María Dueñas)はスペインのヴァイオリニスト兼作曲家です。

2021年、彼女はユーディ・メニューイン・コンクールのシニア部門で優勝しました。彼女はスペインのヴァイオリニストとして国際的に最も知名度が高く、同世代で将来有望な音楽家の一人であると考えられています。(Wikipediaより)


「このような魂のこもった表現力豊かな演奏は、19歳ではできないはずだが、彼女は、はるかに長い経験歴のある音楽家のような感情の深みを表した。」- タイムズ紙 (2022年)

マリア・ドゥエニャスはドイツ音楽財団から貸与された17?4年製ニコロ・ガリアーノと日本音楽財団から貸与された1710年製ストラディヴァリウス「カンポセリーチェ」を使用しています。 (ユニバーサルミュージックジャパンサイトより)

 

2025年5月 2日 (金)

知られざる名曲 第305回  お母さん / シャーダッド・ロハニ 

イラン系アメリカ人の作曲家、ヴァイオリニスト、ピアニスト、そして指揮者の シャーダッド・ロハニ(Shahrdad Rohani 1954- )の   "Mother" (お母さん)を聴いてみましょう。

名前は初めて聞く作曲家でしたが、ロンドン交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ交響楽団など、世界トップクラスのオーケストラを指揮しています。

ウィーン音楽アカデミーで学び、その間数々の栄誉ある賞を受賞しています。 2016年から2020年にかけて、ロハニはテヘラン交響楽団の首席指揮者兼芸術監督を務め、同楽団の国際舞台における芸術的存在感を高めました。

2024年には、ロサンゼルスにルーダキー・オーケストラを設立し、自身の指揮の下、全米各地でクラシック音楽の演奏活動を行っています。 チャイコフスキーのバレエ作品を含むロハニの録音は、高い評価を得ています。現在はロサンゼルスを拠点に活動しているとの事です。

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YouTube動画に張り付けられた説明には下記のように書かれています。

シャーダッド・ロハニによるクラシックの傑作「マザー」の、心に響く美しさに浸りましょう! 才能あふれるシャーダッド・ロハニによる、深く心を揺さぶるクラシック音楽「マザー」で、心の奥底にある記憶を巡る感動の旅へお連れしましょう。幼少期の温かさ、郷愁を呼び覚まし、優しく穏やかなメロディーで心を揺さぶる作品です。

■ "Mother"(お母さん)/ シャーダッド・ロハニ 



指揮とピアノ演奏は、作曲家の シャーダッド・ロハニさんです。

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