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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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カテゴリー「コロナウイルス狂騒曲」の28件の記事

2020年8月13日 (木)

コロナでも演奏できるマスク

新型コロナウイルスの世界の感染者が2.000万人を超え、まだ終息の兆しはありません。日本でも第2波が到来しています。

今年ベートーヴェン生誕250年を迎え、本来なら盛り上がるはずだった クラシック音楽界では多くのコンサートが中止され、ようやく再開されつつあるものの、客席は定員の半分以下であったり、演奏者にもソーシャルディスタンスが求められることから、編成の大きなオーケストラ曲や合唱を伴うプログラムは、変更を余儀なくさせられています。

そんな中、苦悩するクラシック演奏家にとって朗報というべきニュースが入りました(2020・8・12 報道各社)。

■ 演奏できるマスク

東京の島村楽器が、着用したままで管楽器や鍵盤ハーモニカを演奏できるマスクを8月18日に発売すると発表しました。

マスクの正面に切り込みを入れ開口部を作ることで、楽器に直接口を当てられるようにしたものです。開口部を塞げば通常のマスクとしても使用できます。
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島村楽器が発売するマスク「管楽器対応抗菌消臭立体マスク」(日経新聞記事より)


この特別なマスクは、シリカゲル製品の開発・製造を手掛けるテクナード(岐阜県羽島市)と共同で開発し、「管楽器対応抗菌消臭立体マスク」の製品名で販売するそうです。

もちろん、学校の授業で使用する鍵盤ハーモニカやリコーダー、吹奏楽部、さらに全国のオーケストラでの需要が期待できます。

※価格は税別 1.680円。フルートとピッコロは対応不可。


■ 歌えるマスク

東京混声合唱団は合唱用マスクを製作。7月31日には団員がこれを着用し、東京芸術劇場で演奏会を開きました。
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画像は日経新聞記事より

この合唱用マスクは、通常のマスクと同様、鼻の横の隙間を埋めるワイヤを入れたほか、鼻筋と平行に2本の支えを入れ、布が口に触れないよう空間が作られています。

早稲田大学の音響学の専門家に分析を依頼。高音域の音に若干の減衰があったものの、聞こえ方にほとんど差はなかったとの評価でした。

※価格は税別 1.300円 「アイボリーホワイト」「ライトピンク」「サックスブルー」「ライト杢(もく)グレー」の4色


本来なら、演奏家はこのような方法は取りたくないと思いますが、長引くコロナで活動を休止するより良いと思います。音楽界にとって一日も早く日常が戻ってくることを願います。

 

2020年8月 2日 (日)

コロナ報道の在り方

夏休みに入り、日本にコロナ第2波が押し寄せています。

連日報道される過去最多の感染者数。

沖縄県や岐阜県など、地方自治体によっては再び「緊急事態宣言」を発出するところも出てきました。

確かに新規感染者は増えています。
(以下のグラフは、いずれも厚労省サイト 2020年8月1日現在より)


■ 陽性者数※ ↓ 累計36.088人
※この数字は、PCR検査で判明した「陽性者数」であり、正確には「感染者数」ではありません。

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この事態を誰が想像したでしょう。

8割おじさんの言うことを聞いて、2か月間も「外出自粛」したのに・・・

でも悲観したことはありません。

一方で、退院又は治癒された人も増えています。

■ 退院又は療養解除となった者の数 ↓ 累計25.253人

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すなわち、陽性者の7割の人はすでに日常生活に戻っています。

死亡者も1.000人を超えましたが、

■ 死亡者数 ↓ 累計1.010人
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注目すべきは、6月以降グラフが鈍化していることです。
6月、7月の2か月で、亡くなった方は約100人です。

亡くなった方には申し訳ないのですが、 毎年日本では、餅をのどに詰まらせて亡くなる人が4.000人、転倒して亡くなる人が5.800人もいるのです。そしてインフルエンザでは少なくとも毎年3.000人が亡くなっています。

日本の1.000人は、諸外国に比べても他の死因に比べて多くはありません。


■ 第2波の正体

今回の第2波の正体は、PCR検査が増えたことで、比例して陽性者が増えただけのことです。東京だけでも毎日4.000人も検査すれば、増えるのは当たり前です。全国でも、3月頃には1日1.000件にも満たなかった検査を、今は18.000~24.000件にしています。

PCR検査が増えれば、陽性者数が増えるのは当然と言えます。

ですから、肝心なのは「陽性者数」ではなく「重症者数」ですが、あまり注目されません。

テレビのワイドショーも、「過去最多の感染者数です!」と騒ぎ立てます。
そして、「飛沫感染の動画」が、繰り返し放映されます。

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相変わらず、コロナウイルスの脅威をあおり、私たちを不安にさせるメディア。


コロナ騒動の前、テレビは「あおり運転」を繰り返し報道しました。同じ映像が何度となくテレビから流れました。

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恐怖心をあおる報道を、「あおり報道」と言いますが、視聴率稼ぎの「あおり報道」が氾濫しています。

「あおり運転」を批判的に報道してきたテレビ局が、「あおり報道」に精を出す。

報道の在り方に疑問を感じるのは私だけでしょうか。

2020年7月31日 (金)

コロナウイルス狂騒曲の行方ⅩⅥ「こんなこといつまで続くのか」

菩提寺のご住職が法要に来られました。

ご住職曰く、「読経の間、マスクを外させてもらいますが、よろしいでしょうか?」

当家、「もちろんです。」

チーン、なんまいだー、なんまいだー、チーン。(仏壇に向かい読経が響きました)

〈読経終わり〉

振り向くと同時に、住職はマスクを付けて、うやうやしく礼をして、お布施をカバンに入れてお帰りになりました。

マスクがあるので、お茶もお菓子も召し上がっておられません。


コロナの影響はこんなところにもあるのです。ため息が出ました。

 

ところが世間では、至る所でマスクが大活躍(?)です。

声を出すのが商売(仕事)なのに、マスクを付けている異常事態。

その異様な光景を集めてみました。

■ 僧侶全員がマスクを付けて読経

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宇治市五ケ庄三番割の万福寺で、鈴木健太郎氏撮影 毎日新聞より


■ マスクを付けて祝詞を奏上する神主

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祝詞を奏上する宮司(大山崎町・離宮八幡宮)京都新聞より

■ 能舞台でマスクを付けた地謡の方々

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京都観世会例会の能舞台(京都市左京区・京都観世会館) 京都新聞より

■ マスクを付けて歌う歌手

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「レフトマイハート」を歌うマークロビンソン(ユニオンスクエア )写真:ジェシカ・クリスチャン、クロニクル


■ 全員マスク姿のプロ合唱団(何故かピアニストはマスクなし)

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東京混声合唱団=6月30日、東京都内で(同合唱団提供)中日新聞より

■ 異様な光景は他でも
スイミングスクールやスポーツジムでも、みんなマスクを着用しています。
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スポーツジムなら仕方ありませんが・・・

声を出すことが職業の人たちまで、マスクをしたら本来なら仕事になりません。

かと言って、マスクをしなくてもよくなるのは当分先です。待っていたら何も出来ません。

「こんなこといつまで続くのか」 ジレンマはつのるばかりです。


2020年7月30日 (木)

今度は、ワーケーション?

コロナの新用語、エピセンターの次は「ワーケーション」です。

何でも「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語だそうで、 リゾート地などに出かけて、そこで仕事(リモートワーク)をすることだそうです。

発信元は政府ですが、この労働形態は米国を中心に2000年頃からあったそうで、日本でも昨年、地域振興策として「ワーケーション自治体協議会」が設立されたばかりです。

遊びに行った先で仕事をするという発想は、いままでの日本にはあまり無かったと思いますが、「GoToトラベルキャンペーン」を成功させたい政府としては大いに推進したいところでしょう。

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ただ、仕事と遊びの区別がハッキリしないので、会社から出張費が支給されるのか、それとも自費で行くのか良く分かりません。

日本人は、折り目切り目を大事にします。仕事をする時は真面目に仕事に取組み、遊ぶときは思いっきり遊びます。

もし、「遠足に行くけど、勉強するから、教科書や筆記用具を持っていきなさい。」と先生に言われたら、子供たちはどう思うでしょう?

遊びと仕事や勉強の「けじめ」をどうつけるか。

「ワーケーション」は、その難問を私たちに問いかけています。


エピセンター?コロナの新用語

2020年7月24日 (金)

日本、3度目の「幻のオリンピック」になるのか

世界の新型コロナウイルス感染拡大が止まりません。

日本でも恐れていた第2波が押し寄せています。
緊急事態宣言はありませんが、国民はテレビのニュースにおびえて、自主的にステイホームをしています。

特効薬やワクチンも急ピッチで臨床試験に入っていますが、まだ先が見えません。完成したとしても、数十億人分のワクチンの製造はいつになるでしょうか。その間に感染はさらに広がるでしょう。


さて、今日(2020年7月24日)は東京オリンピックの開会式の予定でした。

今頃、日本は海外からの観光客で溢れ、オリンピック景気に沸いているはずでした。

しかし現実は、東京のみならず日本中で過去最高のコロナ感染者数を記録しています。


残念ですが、2021年の東京オリンピックは完全に赤信号です。

もちろん、日本での第2波もありますが・・・

その最大の理由は米国です。メダル獲得数が断トツ1位の米国では、すでに400万人以上が感染し、14万3千人が亡くなっています。

↓ お馴染み、ジョンズホプキンス大学の最新グラフ 

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米国感染者数推移 2020・7・24

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日本感染者数推移 2020・7・24

世界中のアスリートが、練習も満足に出来ない状況下でも、何とか開催を望んでいると思いますが、このグラフを見ると愕然とします。

もし出来たとしても、コロナの影響で3割の国が不参加とも言われています。そして、IOCは無観客での開催には否定的です。



しかし、オリンピックは戦争によって、歴史上5回(夏季3回、冬季2回)中止になっています。

そのうち2回は日本です(1940年夏季大会 東京、1940年冬季大会 札幌)が、理由は日中戦争でした。


したがって、もし来年の東京オリンピックが中止になったら、日本にとっては3度目のオリンピック中止になるのです。とても不運としか言いようがありません。

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画像 NHKウェブニュースより 2020年7月23日


■ 開催へ向けての模索


水面下では、中止と開催のシミュレーションがなされています。開催を模索する提案も多くあるようですが・・・

最も現実味のある案は、規模を縮小しての開催です。

もともとオリンピックは「スポーツの祭典」です。しかし近年、テレビ放映権などの巨額の利権がからみ、「利権の祭典」と言っても過言でないほど虚飾にまみれてきました。

もう一度原点に戻り、簡素化するのも一案です。

また、ホリエモンこと堀江貴文氏の、「リモート競技」案は面白い考えです。映像によるライブ配信です。競技場に足を運ぶ手間は要りません。

確かに競技場に行けば臨場感はありますが、選手一人ひとりの表情は見ることが出来ず、結局は会場の大型モニターか、自宅のテレビ映像のほうが良く分かります。

私たちは、最新の8K映像と5Gの通信技術で、臨場感あふれる高精度な画面を堪能することが出来るでしょう。パブリックビューイングの会場、又は自宅が競技場になり、冷房の効いたところで涼しく観戦出来ます。

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https://response.jp/article/2016/05/31/276061.html


中止になっても、たとえ開催出来たとしても問題は山積ですが、あと1年後に迫った東京オリンピックの行方は、この夏の最大の関心事であることは間違いありません。

2020年7月17日 (金)

エピセンター? コロナの新用語

今回のコロナ関連では、新しい横文字(カタカナ)用語が続出しています。

■ 東京に「エピセンター」が発生

東大先端科学技術研究センター名誉教授の児玉龍彦氏は、新宿区に新型コロナウイルスの「エピセンター」が形成されつつあると指摘しました。(2020・7・16 各社ニュース)

聞いたこともなかった「エピセンター」とは、「感染集積地」または「震源地」という意味だそうです。

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画像 © FNNプライムオンライン より

■ 良く使われる横文字

学者の先生は横文字がお好きなようで、「オーバーシュート」(感染爆発)も、専門家会議の記者会見で飛び出した用語です。(でも、感染爆発なら、本来は「アウトブレイク」ではないでしょうか、良く分かりません)

また小池都知事は、さかんに「ステイ・ホーム」と言いましたが、これは意味が分かります。多分
「ロードマップ」も小池さんでしょうが、これも良く分かります。今は使われなくなった「東京アラート」も小池さんでした。

そして、すっかり定着した「ソーシャルディスタンス」(社会的距離)は、政府の会見で初めて使われたのではないでしょうか。

さてさて、「パンデミック」と宣言したのは WHO のテドロス事務局長でしたが、「ロックダウン」は誰か分かりません。

本当に色々な横文字(カタカナ)が飛び交いました。

一方、Withコロナ」時代の「テレワーク」「オンライン」は、日常的に使われています。「アフターコロナ」「ポストコロナ」も普通に使われています。

これまでに13の横文字が確認されましたが、まだ全てではありません。

■ 特別な意味を持つ「クラスター」

今や誰もが使っている「クラスター」(感染者集団)は、戦前生まれの方には特別な意味合いがあります。

先の太平洋戦争末期で日本が焦土と化したのは、米軍がB29から落とした「焼夷弾」によるものですが、米軍が開発した「焼夷弾」は、複数の小さな「焼夷弾」を大きな容器(弾穀)に収納して、投下後に空中で分散して広い範囲を焼き尽くす非人道的な兵器でした。
※米国戦略爆撃調査団は30万人以上の死者、1,500万人が家を失ったと報告しています(諸説あり)。

この「焼夷弾」もクラスター(集団)爆弾の一種と言われています。
そんな昔のことは誰も忘れてしまって、今では抵抗なく使用していますが、「クラスター」には恐ろしい過去があったのです。

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https://fukiagesho.exblog.jp/28453227/ より


■ 今回の「横文字」続出の背景には、ただ単に日本人が横文字が好きとか、西洋文化にコンプレックスがあるとか、と言うことではなく、敢えて「横文字」にすることで、目新しいイメージを作り「インパクト」を与えたかったからではないかと推測できます。

私たちをテレビの前に釘付けにして、新しい「横文字」で注意を引き付ける。そんな意味(戦略)があったのではないでしょうか。

次は、どんなコロナ関連の「横文字」用語に出会えるでしょう。注目したいと思います。

コロナの新用語、今度は「ワーケーション」

 

2020年7月 9日 (木)

コロナの影

近くの県営競技場を散歩しました。運動不足解消のためです。

日曜でしたが、人影がありません。

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イベントはありませんでしたが、とにかく人がいません。

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今日7月9日には、東京で過去最高の224人の新規感染者があったそうです。大阪も30人超えでした。

ニュースでは、「第2波か!」と騒いでいます。

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日常は戻りつつありますが、長引くコロナが私たちの心に影を落としています。

 

2020年6月30日 (火)

withコロナ時代の「苦悩するクラシック音楽界」

感染拡大を続ける新型コロナウイルス。ついに世界の感染者が1000万人を超えました。まだ特効薬もワクチンもありませんが、感染予防策を講じながら徐々に市民生活が再開されています。

そんな中、クラシック音楽の世界では試行錯誤が続き、無観客でのライブ配信や、座席を減らしての公演、リモート演奏などが試されています。

自宅に居てコンサートが聴けるというメリットもあるかも知れませんが、一体こんな異常事態はいつまで続くのでしょう。当ブログでは、ネットや新聞などの情報から、クラシック音楽界の苦悩を調べてみました。


■ こんなのは、オーケストラと言えない

先日、全国に先駆けて日本センチュリー交響楽団 によるフルオーケストラの演奏会が再開されました。(2020・6・20 NHKニュース)

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画像 NHKニュースより

ステージ上では、演奏家たちが2メートル近い距離をとって座り、管楽器奏者の前には飛沫防止のアクリル板を置いての演奏となりました。

客席は、1700席のホールに300人です。もちろん入場の際、全員検温を受けたとのことです。また、「ブラボー」などの声援は控えるよう求められていて、拍手だけとなりました。

また、関西フィルハーモニー管弦楽団 など一部のオーケストラは管楽器奏者以外は、マスクを付けての演奏に踏み切りました。



海外でも、ヨーロッパツアーが中止になった名門ベルリンフィルが、無観客で演奏会を行い(2020・5・1)、世界に無料でライブ配信されました。

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note より https://note.com/belgiesoho/n/ncfb8dde8b26d

ベルリン・フィルは弦楽器奏者は1.5メートル、管楽器に至っては5メートルもの距離を置いて演奏したそうです。コンサートマスターの樫本大進氏は「いつもは隣にいる仲間たちを、ありえないほど遠くに感じた」と述べています。

一方、6月に公演を再開したウィーン・フィルでは、実証実験を経て80センチと定めましたが、全員が事前にPCR検査を受け、陰性が確定した奏者のみを出演させたとのことです。

 

日本でも、東京フィルハーモニー交響楽団は80センチ。新日本フィルハーモニー交響楽団は弦楽器1.5メートル、管楽器2メートルと定めています。さらに東京都交響楽団は、感染予防の専門家も交えて詳細なマニュアルを策定しました。東京都交響楽団(都響) 演奏会再開への行程表と指針

どのオーケストラもコロナ対策に躍起になっています。その努力には敬意を払いますが、演奏者どうしの距離を数メートルも置いて、広いステージに20、30人しか配置できないオーケストラは、オーケストラと言えるのでしょうか?

客席のキャパ(定員)を大きく減らして、採算は取れるのでしょうか? チケットも自分で切り取って入場し、プログラムも自分で取って客席へ、しかも離れて座るのです。声を出すこともは禁止され、もちろんマスクは外せません。


しかしそれでも演奏会は続けねばなりません。音楽家は「表現者」です。それをやめたら生きる実感を失うでしょう。観客も音楽家の奏でる芸術を感じる(共有する)大切なパートナーです。

非常時で完全な演奏会は望めませんが、当ブログは今の異常な状態を憂慮するものです。
一日も早く以前のようなコンサートが開催できますことを祈っています。

 

■ こんなのは、合唱といえない

全日本合唱連盟が昨日(2020・6・29)出した指針によると、合唱の練習時であってもマスクの着用を奨励しています。
■ ご参考 合唱活動における新型コロナウイルス感染症拡大予防のガイドライン 6月29日 第1版(PDF 

ガイドラインでは、練習時の団員の距離は前後 2m 以上、左右 1m 以上を確保し、団員同士が向かい合う配置は避けるとし、指導者・伴奏者と団員との距離は、適切な距離を確保するとあります。

そして、マスクは飛沫拡散防止の効果があるため、着用が望ましいと推奨しています。

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J.S.Bach - Motet: Jesu, meine Freude BWV 227 - Collegium 1704

やはり海外では、上↑写真のように、指揮者もオーケストラも合唱団もマスクを着用しています。また、カラオケ大手「JOYSOUND 」では、お客にマスク着用の協力をお願いしています。

はたして、マスクをしたままで歌は歌えるのでしょうか?

今回、全日本合唱連盟がガイドラインで推奨したことで、一般のコーラス団体などに波及すると思いますが、これからの蒸し暑い時期に、マスク着用で歌を歌うことは辛いのではないでしょうか。

かと言って、少しでも安全に歌を練習しようとすれば、マスクは必要かも知れません。自分たちのコーラス団体からクラスターが発生したら大変です。葛藤は当分続くでしょう。

※歌えるマスク?
2020・7・4付の新聞に、東京混声合唱団がマスク着用で公演するとの記事が出ました。

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マスク着用のリハーサル風景(中日新聞より)

大変申し訳ありませんが、これでは見た目が怖いだけです。どこかの秘密結社みたいで不気味です。

当ブログは今の状況を憂慮します。


■ こんなのは、コンクールといえない

毎日新聞は社告で、第89回日本音楽コンクール、第74回全日本学生音楽コンクールの両コンクールとも、新型コロナウイルスの今後の感染拡大状況によっては、映像審査に切り替えると発表しました(2020・6・26)。

また、
日本音コン本選会のオーケストラ共演は、ピアノ伴奏に変更する可能性があるとのことです。

驚きました。歴史ある日本最高峰の音楽コンクールを映像審査で行う可能性を示唆したからです。本選会もオーケストラ伴奏ではなく、ピアノ伴奏になるかも知れません。

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画像 ニコニコニュース https://news.nicovideo.jp/watch/nw6072525

映像審査に切り替える場合は、7月21日の受け付け終了前後にホームページで告知し、参加者に直接連絡するとのことですが、これは由緒あるコンクール史上、かつてない大変な事態と言えるでしょう。
中止するか迷った末の決断だったかも知れませんが、毎年受賞者記念演奏会(2020は中止でした)を聴きに出かける私としては複雑です。


今回のコロナ騒動で、すでに多くの国内外のコンクールがビデオ審査などの映像審査を取り入れています。ヤマハは一部でWeb審査を実施しています。さらに映像審査のみに特化した新しいコンクールも登場しています。

権威あるコンクールでも、コロナには勝てないものです。そう思い知らされた憂慮すべきニュースでした。何とか映像審査を回避できることを祈るしかありません。


今年(2020年)は、ベートーヴェンイヤーでしたが、全く盛り上がりに欠けました。クラシック音楽界にとっても受難の年でしたが、今日で半分過ぎました。残り半年ですが、特効薬、ワクチンが完成して、世界のコロナ災厄が収束に向かいますよう切に願っております。

2020年6月16日 (火)

withコロナ時代の「猫も杓子もオンライン」

■ オンライン万能社会

コロナの影響で、オンラインが大流行(おおはやり)です。

会社ではオンライン会議、学校ではオンライン授業、習い事もオンライン、結婚式も葬式もオンライン、猫も杓子もオンライン、オンライン。

オンラインでは無理だと思われていた「料理教室」や「フィットネスジム」も、いつの間にかオンライン可能になりました。

インターネットとスマホの普及が、このオンライン万能社会を支えています。

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<a href="https://www.photo-ac.com/profile/952531">3120</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真

かく言う私も、オンラインでカルチャーセンターのレッスンを受け、オンラインでコンサートを聴き、オンラインで講演会に参加しております。

高齢者には少々ハードルが高いのですが、LINEの「グループビデオ通話」機能や、通話アプリ「ZOOM」を使っての少人数の会議、Webex Meetingsアプリでのカルチャー教室など、不慣れな操作に悪戦苦闘しながらオンラインの恩恵を受けています。

オンラインで事が足るなら、遠くへ出掛ける手間も時間も節約できます。ある意味便利な時代かも知れません。

■ 意思が疎通できない

とても便利なオンラインですが、どうしても画面上での交信なので、どこか空々しさを感じてしまいます。やはり相手と向き合って、お互いの顔の表情(ボディランゲージも含め)を見て、意思の疎通をはかることが大事です。

スピーカーから聞こえる相手の声も、音が割れたり途切れたりして聞き取れないこともあります。こちらの声も上手く伝わっていないかも知れません。
当然、その場の空気感は伝わりません。

一方で、あまり見られたくない自分の顔や、自宅の生活感は丸出し状態です。慣れないせいもありますが、やはり違和感を感じる人も多いでしょう。

しかし、好むと好まざるとにかかわらず、世界はオンライン万能社会に突入したのです。


これまで私たち人間は、目と目を見つめ、時には耳元でささやき、握手をしてコミュニケーションを取ってきました。その上に築かれる信頼関係はこれからどうなるのでしょうか。残念ながらオンラインには限界があります。決して万能ではありません。

オンラインのメリットとデメリットを良く考えてwithコロナ時代を過ごしたいと思います。

2020年6月 9日 (火)

withコロナ時代の「リモート応援システム」

コロナのおかげで、すっかり「無観客」のイベントが定着してきました。本来は、スポーツにしてもコンサートにしても「無観客」では興行的に成り立ちません。

しかし今は非常時です。少なくとも、特効薬やワクチンが出来るまでは、「無観客」もやむを得ないことでしょう。すべてのイベントを中止すれば、文化は死んでしまいます。

スポーツ選手やアーティストにとって「無観客」が、どんなに寂しく、味気なく、空しいかは、想像するに難くありません。
それは、テレビやパソコンの前で応援する私たちも同じです。“選手やアーティスト” と “観客” が一体となって初めて「大きな感動」が生まれるからです。

■ 再び感動を!ヤマハの挑戦

スポーツ競技場や劇場、ライブハウスなどで、“選手やアーティスト” と “観客” の間に生まれる「感動」を、再び取り戻そうと、楽器メーカーのヤマハが、画期的な「リモート(遠隔)応援システム」を開発しました。

あらかじめ、スマホなどにインストールした「リモート応援アプリ」を使い、自宅でテレビ観戦しながら、ネットを介して競技場に声援が届くシステムだそうです。ファンが歓声や拍手のボタンを押すと、競技場ではそれに応じてスピーカーから音(声援)が流れる仕組みです。

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画像 スポーツ報知より


すでに、Jリーグ ジュビロ磐田と清水エスパルスの試合(2020・5・13)で実証実験が行われ、袋井市の5万人収容エコパスタジアムでも十分な臨場感が味わえたそうです。
(詳しくは⇩動画)

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https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=oPAN_npPt4w&feature=emb_logo


このシステムは、大規模スポーツイベントはもちろん、コンサート、ライブ、講演会などに威力を発揮しそうです。

プロ野球も複数の球団から問い合わせがあるとの事、また英紙など海外からも注目されています。

コロナによって、エンターテインメントの世界にも新しい波が押し寄せています。
withコロナ時代の「リモート応援システム」、その場にいるかのような臨場感に浸り、「感動」が共有できる素晴らしい技術だと思いました。