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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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カテゴリー「音楽」の367件の記事

2018年7月 7日 (土)

「メタモルフォーゼン」を聴く

地方では滅多に演奏されることのない R・シュトラウスの「メタモルフォーゼン」他を聴きました。 (2018・7・6 しらかわホール)

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指揮 アレクサンダー・リープライヒ/オーケストラ・アンサンブル金沢

メタモルフォーゼン(Metamorphosen)とは、「変容」の意で、主題のある変奏曲とは違い独創的に曲が展開します。

そして、23人の弦楽器奏者だけで演奏されますが、弦楽合奏曲ではありません。23人の演奏者がそれぞれ違った楽譜を演奏しますから、23パートある独奏弦楽器の集合体のような曲と言えます。

複雑に絡み合う旋律は繊細な絹織物のように美しく、生き物が変容するように自在です。 

■参考 ノルウェー室内管弦楽団(
奏者全員が暗譜で演奏している驚愕の動画)
https://www.youtube.com/watch?v=MlpNB0WeQaQ 

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第二次世界大戦末期、ドイツの崩壊を目の当たりにしたシュトラウスに去来した心境がこの作品を生みました。 全編を貫く 「深い嘆き」と「長嘆息」は、滅びゆくドイツへの惜別、追悼を表わしているのでしょうか・・・ 
何とこの曲は R・シュトラウス81歳の作品です。

ドイツの崩壊はそれだけインパクトがあったのでしょう。この曲の作られた翌月、ナチスは無条件降伏しました。日本の敗戦はその3か月後です。

「メタモルフォーゼン」のように、敗戦したナチスドイツも日本も著しく「変容」しましたが、その方向に「危うさ」を感じるのは私一人でしょうか。

2018年7月 2日 (月)

トゥーランドット(コンサート形式)を観る

友人が合唱団員として出演するとあって、プッチーニのオペラ「トゥーランドット」を観に出掛けました。 (2018・7・1東海市芸術劇場大ホール 名古屋テアトロ管弦楽団/合唱団主催)

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コンサート形式と言っても、動きのある演出や舞台衣装などが工夫されていて、全く退屈することなく、3時間近い公演が終わりました。(満席)

ドラマティックな指揮、実力派のソリスト、豊かな合唱の響きなど、見どころ満載でしたが、特に、カラフ役の宮崎智永氏の情感あふれる歌唱(誰も寝てはならぬ他)に感激しました。 また、オーケストラも力演、コンサートマスターの熱い演奏が印象的でした。

この団体は、5年先まで上演作品が決まっているそうですが、大いに期待出来そうです。オペラは今回のように趣向を凝らしたステージであれば、コンサート形式でも十分楽しめます。次回も楽しみになりました。

2018年6月16日 (土)

ケヴィン・ケナー 研ぎ澄まされた音

ショパンコンクール最高位、チャイコフスキーコンクール第3位のピアニスト ケヴィン・ケナー氏の演奏を聴く機会に恵まれました。 (2018・6・13 豊田講堂)

世界広しと云えども、この両コンクールで入賞しているピアニストは4人しかいません。

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前半のショパンプロ。

へ短調(F-Moll)のマズルカ(Op.68)から切れ目なく入ったヘ短調のバラード(第4番)。

その研ぎ澄まされた音がとても美しかった。

後半のパデレフスキのピアノソナタOp.21。

技巧的な第1・第3楽章、比類なきテクニックが光る素晴らしい演奏でした。

ヤマハCFⅢSの状態も最高でした。これほどの演奏が無料で聴けたことに感謝いたします。

2018年1月26日 (金)

究極の一発屋

今年生誕150年の作曲家 ヴィットーリオ・モンティVittorio Monti、1868年 - 1922年)

モンティは、あの有名な 『チャールダーシュ』 を作ったイタリアの作曲家ですが、ナポリで作曲を学び、バレエやオペレッタを何曲も作曲したとあります。

しかし、実際には、 『チャールダーシュ』 しか知られていません。いわゆる 「一発屋」 です。

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一発屋で有名な人は、「乙女の祈り」 を作った テクラ・バダジェフスカ、「クシコスポスト(郵便馬車)」 を作った ヘルマン・ネッケもいますが、他には思い浮かびません。

したがって当ブログでは、モンティ、バダジェフスカ、ネッケを勝手に、「クラシック 3大一発屋」 と名付けます。

3曲とも名曲中の名曲ですから、偉大な作曲家であることに間違いはありません。

その中で、最近印象に残ったテレビ番組のYouTubeを見つけましたので貼り付けます。(リンク切れはご容赦下さい)

モンティ 「チャールダーシュ」 ネマニャ(Vn) 田中祐子(指揮) 東京交響楽団

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葉加瀬太郎も驚きのパフォーマンスです。独特の風貌と音楽スタイルにすっかりハマってしまいました。

2018年1月25日 (木)

合唱団 CORMI 第2回演奏会

2016年春に設立された合唱団 「CORMI」 の第2回演奏会を聴く機会に恵まれました。

指揮/井崎正浩  ソプラノ/ 飯田みち代  ピアノ/青木園恵  オルガン/吉田文  CORMI室内管弦楽団  (2018・1・21  しらかわホール) 

前回はとても衝撃的なデビューコンサートでしたので期待を膨らませて会場に着きましたが、入り口は長蛇の列で、その人気ぶりがうかがえました。

CORM I (コルミ)とは  「coro della musica ideale」 で、「理想的な合唱音楽」 という意味だそうです。ホールに並んだ合唱団の自信に満ちた表情が、「CORMI」 のレベルを物語っているようでした。

メンバーは実力派揃いで、ソプラノ歌手 飯田みち代氏の指導の下、今回も、非常に音楽的レベルの高い合唱を聴かせてくれました。 まさに 「CORMI」 の名に相応しい専門家集団です。

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プログラムは、日本には知られていない作曲家スティーヴ・ドブロゴスのミサ曲(Mass)、後半は、ジョン・ラターのマニフィカート(Magnificat)。二人とも現在活躍中の作曲家です。

ドブロゴスは初めて聴きましたが、ジャズ風のピアノソロがとても重要な要素を占めていて、曲全体を構成しています。Gloriaでは、長い単音のピアノソロの一音一音が心に響いて神秘的な音楽に浸ることができました。

聴衆は、異次元の新鮮な音楽に包まれて聴き入っていましたが、音楽性豊かな合唱に加え、やはり ピアニストと指揮者の力量が大きかったと感じました。

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後半のラターは、ポップで明るい曲調が人気で、近年日本でも演奏機会が増えている作曲家です。この作曲家はケンブリッジ・シンガーズのCDで聴いたことはありますが、生で聴くのは初めてでした。

マニフィカートは、第1曲目からいきなり華やかな合唱で幕を開けますが、どこか ミュージカル「オペラ座の怪人」 の ‟マスカレード” に似ています。とても親しみやすくメロディアスで楽しい音楽です。

それにしても、ソプラノソロが美しい。ホールのバルコニーから降り注ぐ 「天上の音楽」 を聴くことが出来て幸せでした。この充足感はどこから来るのでしょう。

アンコールを聴き、気分良く会場を後にしましたが、地方のコンサートでは、このような意欲的なプログラムのコンサートが少ないことが気になります。それは聴衆にとっては不幸なことです。

その意味で、「CORMI] の今後の演奏活動から目が離せません。


末筆ですが、プログラムに書いてあった言葉を紹介します。

「生きることは歌うこと。歌うことは愛すること。そして美しい音楽は愛を広めることができる」

2018年1月 2日 (火)

2018年がメモリアルイヤーの作曲家

言うまでもなく、 「メモリアルイヤー」 とは、生誕又は没後がキリのいい数字になった著名人を対象とします。この記事ではクラシックの作曲家に的を絞ります。

当ブログでは、50年間隔で該当する作曲家を選び、2015年は 「シベリウス」、2016年は 「サティ」、2017年は 「グラナドス」 に焦点を当ててきました。

そして、今年2018年は、生誕200年の作曲家 「グノー」 を選びました。

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画像 Wikipediaより

シャルル・フランソワ・グノー(Charles François Gounod)は1818年生まれのフランスの作曲家です。名前がいかにもフランス人らしいです。

「ファウスト」、「ロメオとジュリエット」 などのオペラ作品は有名ですが、生涯をかけて書きつづけたのは宗教音楽でした。

あまり知られていませんが、バチカン市国の国歌 「"Inno e marcia pontificale"- 賛歌と教皇の行進曲」 を作曲したのは、グノーです。
https://www.youtube.com/watch?v=oilI9Kq8408

そして、グノーが宗教音楽の師として仰いだのが J.S.バッハでした。

グノーの代表曲である 「アヴェ・マリア」 は、バッハの 「平均律クラビア曲集」 第1巻・第1番の前奏曲を伴奏に用い、ラテン語の 「アヴェ・マリア」 の歌詞を付けたもので、広く親しまれています。 バッハ平均律=https://www.youtube.com/watch?v=PXMVkQ70I88

この曲は、シューベルトやカッチーニの作品と並んで 「世界三大アヴェ・マリア」 と言われ、クリスマスや、結婚式、コンサートのアンコール・ピースなどで良く演奏されます。 

※カッチーニのアヴェ・マリアは、近年の調査で20世紀ソ連の作曲家ヴァヴィロフの作品と判明しています。ちなみに、カッチーニは没後400年で、バッハより古く、日本の戦国時代に生きた作曲家でした。

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  Ave Maria - Bach Gounod (リンク切れはご了承下さい)

他にもメモリアルイヤーの作曲家はいます。前述のカッチーニ(没後400年)を始め、モンティ(生誕150年)、スコット・ジョプリン(生誕150年)、レナード・バーンスタイン(生誕100年)、ロッシーニ(没後150年)、ドビュッシー(没後100年)など。

この一年は、これらの作曲家の作品が演奏される機会が多くなると思います。メモリアルイヤーが、クラシック音楽振興の一助になれば幸いです。

2017年12月15日 (金)

マリンバの巨匠 安倍圭子を聴く

60年以上も続いている NHK番組 「きょうの料理」。

そのテーマミュージックは誰でも知っていますが、その演奏をしている人が、マリンバ奏者の安倍圭子さんです。(作曲は冨田勲)

♪参考YouTube https://www.youtube.com/watch?v=iJXiuT2d45M

マリンバの先駆的演奏者 「安倍圭子の世界」 に出掛けました。 (2017・12・13サラマンカホール)

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安倍圭子さんも80歳。お歳を感じさせないパワフルな演奏に圧倒されました。すべてオリジナル作品。アンコールを入れて8曲、正味2時間のコンサートでした。

共演者が素晴らしく、息の合った演奏に感銘を受けました。マリンバの美しい音色が、木をふんだんに使ったホールに良く合って、心地よい響きが充満しました。

先日聴いた パーカッショニストの加藤訓子氏、2年前に聴いた 吉川雅夫氏も印象的でしたが、今回のコンサートは、ビジュアル面も含め、安倍さんの世界観が広がって、本当に素敵な時間と空間に包まれました。

どうかいつまでもお元気で益々のご活躍をお祈りします。

2017年12月12日 (火)

日本初のクラシック曲を聴く

明治~大正期の女性作曲家 幸田延(こうだ のぶ)の ヴァイオリンソナタ を聴く機会に恵まれました。(関口智子 第21回ヴァイオリンリサイタル ピアノ:安達朋博 2017・12・10 シューベルトホール)

※幸田延(1870-1946)は、作家 幸田露伴の妹で、滝廉太郎や山田耕筰、オペラ歌手 三浦環(たまき)の先生といわれている。


関口さんは英国王立音楽大学で学んだ俊才で、今回は東京など全国三か所でリサイタルを行い、後半のプログラムに幸田延の作品を取り上げました。

■この日の後半のプログラム

♪ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番 ニ短調(明治30年 幸田延作曲)
♪ヴァイオリンとピアノのためのソナタ  第1番 変ホ長調(明治28年作 幸田延作曲)


大変珍しい曲で、作曲家3万2千人CD10万枚のライブラリー 「
ナクソス・ミュージック・ライブラリー」 にも収録されていません。もちろん Youtube にもありません。

しかし、聴いてみると立派なクラシック作品で、ほとばしるような情熱を感じました。シューベルトホールの館長さんが、滝廉太郎のピアノ曲 「憾(うらみ)」 を思い出したと言われましたが、同感でした。「憾(うらみ)」 は、この作品の直後に書かれたものです。


明治30年頃の日本は、まだ琴や三味線の時代です。
そんな時代にウィーンに渡り、西洋音楽を学んだ女流作曲家 幸田延。

まだ20代の幸田延が書いた瑞々しいヴァイオリンソナタは、日本人として初めてのクラシック音楽作品となりました。

その作品にスポットを当てたヴァイオリニスト関口智子さんと、西洋音楽への道を開いた 幸田延さんに敬意を表し、貴重な音楽体験に感謝しました。

 

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2017年12月 1日 (金)

充実のヨハネ受難曲を聴く

久しぶりに、バッハの 「ヨハネ受難曲」 を聴く機会に恵まれました。正味約2時間の大作ですが、訳詞を見ながら興味深く拝聴させていただきました。 (2017・11・25 サラマンカホール 岐阜バッハ合唱団演奏会)

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創立41年の歴史ある合唱団、オーケストラ、6名のソリスト、チェンバロ、オルガンなど総勢100名近い本格的な公演でした。(指揮 植松峻)

福音史家を始めソリスト陣が素晴らしく、合唱、オーケストラ共にレベルの高い演奏に感銘を受けました。今年もたくさんの音楽にめぐり会いましたが、心が満たされる充実のコンサートでした。



「追憶の信長」 初演

織田信長公ゆかりの崇福寺で、委嘱作品 「崇福寺~追憶の信長~」 の初演が行われました。 (2017・11・22 崇福寺どうだんつつじコンサート ビハーラ長良主催)

市役所での記者発表を始め、注目を集めたコンサートでしたが、お陰様で満席となり、初演は無事に終わりました。

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篠笛(上地弘恵)とピアノ(館野慶子)による曲は、悠久の時の流れを感じながら、郷土の豊かな自然と、戦乱の世に生きた信長に想いを寄せて演奏されました。 (作曲 森崎貴敏)

最近の研究で、信長は人間味のある優しい一面もあったことが分かってきました。おもてなしの心を大事にして、人との交流を広めました。

そんな信長のイメージを曲にしたのが 「追憶の信長」 です。優しく切ない曲想に、つい涙を浮かべるお客さまもみえました。CDを限定数1000円で販売中です。 (お問合せ先 崇福寺 058-231-2613 )



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