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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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カテゴリー「音楽」の353件の記事

2017年10月18日 (水)

あるレクチャーコンサートに見る 「右脳と左脳」

最近、レクチャー コンサートが増えています。

レクチャーコンサートとは、解説付きのコンサートのことです。特にクラシックの場合、曲の解説があると理解し易く、大変親切なコンサートと言えます。

このレクチャー(解説)を、演奏者自らが行うコンサートを見かける機会が多くなりました。つい先日も、ピアニストが曲の解説をしながら演奏していました。

決して悪いことではありませんが、演奏をしながら解説もすることは演奏家に取って負担があるように思えてなりません。

何故なら、人間の脳には役割分担があって、演奏をする時は「右脳」を使い、解説をする時は「左脳」を使うようにできているからです。

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両方の脳を上手く切り替えて、このレクチャーコンサートをこなす人もいますが、中にはバランスが取れず混乱してしまう人もいます。

演奏中に、頭の片方では解説のことを考えていますから、演奏に集中できないかも知れません。逆に、解説中にも頭の中は演奏の事でいっぱいです。

メモを読む人もいますが、大抵は棒読みになってしまい、せっかくのレクチャーコンサートが台無しです。

理想は、演奏家は演奏に集中し、レクチャーは別の誰かが行うことです。一人で二役をすることは無理があるように思えます。


コンサートのスタイルは時代と共に変化していますが、レクチャーコンサートは時代の流れかも知れません。とすれば、次の時代はどんなコンサートの形式になるか楽しみです。

もしかすると、コンサートでは目の敵にされるスマホを使ったクラシックコンサートの時代が来るかも知れません。

紙ベースのプログラムは、スマホで配信される画面に代わり、解説もスマホから聞ける。そんな時代が来るかも知れません。もうどこかで始まっているでしょうか・・・

2017年10月17日 (火)

「ショパンの風」 マレック・ブラハを聴く

ポーランドワルシャワ生まれ、生粋のポーランド人によるピアノコンサート~ショパンの風~を聴きました。 (2017・10・17 宗次ホール)

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前回のショパンコンクール(2015年)で、最年少コメンテーターを務めた俊英のピアニストです。

もちろんオールショパンプロ。 大好きな 「ワルツop.64-2」 を始め 「幻想即興曲」 など8曲を滑るような軽妙なタッチで演奏しました。

アンコールの 「ノクターン嬰ハ短調 遺作」 は何度聴いても素晴らしい曲です。ブラハのセンス(解釈)が光る名演奏でした。 司会の方の温かな解説も印象的でした。

2017年10月15日 (日)

~Autumn Wind~ジョイントリサイタル

二人の歌姫によるジョイントコンサートが開かれました。プライベートなコンサートでしたが、私も司会役でお手伝いさせていただきました。

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写真は、DADA'sブログさんより

アヴェマリアを聴いて不覚にも声を詰まらせたり、ヴァイオリンの美しい間奏に続く歌唱の素晴らしさに言葉を失ったりと、司会者としては失格でしたが、皆様に楽しんでいただくことが出来て本当に良い経験でした。

2017年10月 5日 (木)

冴えわたる中秋の名月に名曲を聴く

今夜は 「中秋の名月」 でした。 

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写真家 渡辺 廉氏のFBから

名月に聴く名曲と言えば・・・

やはり、ベートーヴェンの 「月光ソナタ」 と、ドビュッシーの 「月の光」 です。

その2曲が両方聴けるコンサートに出かけました。

「月の幻想(ファンタジー) ~中秋の名月に寄せて~新井伸枝(Pf)」 (2017・10・4 宗次ホール)

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冴えわたるピアノの音色が、冴えわたる今夜の月を連想させました・・・

芸術の秋に相応しいコンサートでした。

その3日前に、冴えわたるヴァイオリンの音色を楽しみました。

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マンションの8階にある音楽ホール「フィオリーレ」で聴くサロンコンサート風のヴァイオリンリサイタル。 木野雅之ヴァイオリンリサイタル 北住淳Pf  2017・10・1 )

友人たちとの久しぶりの音楽談義に花が咲き楽しいひと時でした。



さらにその2日前に、冴えわたるチェロの音色を堪能しました。

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「ドイツのトップチェリスト ティムコンサート」(2017・9・29 スイトピアセンター音楽堂)

ベートーヴェンのチェロソナタ3番はドイツの正統的な名演でした。ベーゼンドルファーとチェロの音色が溶け合って、まさにいぶし銀の響きでした。


冴えわたる月の季節に、冴えわたる音楽を聴く幸せ。 汚れた心が、澄み切った月の光に照らされ、美しい音楽の響きに満たされて浄化していくようです。

混沌とした国内の政治情勢、米国の銃乱射事件、北朝鮮の脅威を、一瞬たりとも忘れさせてくれる名月と名曲の輝きに、この一週間は救われました。

2017年9月 9日 (土)

幸せな気分にさせるテノール 市川太一

テノール歌手 市川太一さんのコンサートに出掛けました。 (2017・9・9 宗次ホール)

2年半前にも同じホールで聴きましたが、さらにスケールアップして素晴らしい歌声を聴かせてくれました。声質に温かみも感じました。お人柄がうかがえます。

会場(ほぼ満席)に登場すると、いきなり凄い拍手です。市川さんのファンが如何に多いか分かります。トークも手慣れた感じでプロの司会者顔負けです。

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お得意のイタリア歌曲やカンツォーネ、さらに日本歌曲など10曲余りを披露しましたが、「歌うことが大好き!」 と言う市川さんだけに、どの歌唱も歌う喜びに溢れています。

全プログラムの歌詞が配られていましたので、時折、日本語訳を見ながら聴かせていただきました。ただ、客席が暗くて少し読みにくかったことは残念でした。

アンコールの落葉松は、とてもドラマティックに歌い上げました。東日本大震災の釜石市の海を思い浮かべて歌ったそうです。市川さんの心情がお客さんに伝わったのでしょうか、私のとなりの若い女性は涙ぐんでいました。


市役所の職員をしながら、テノール歌手としてステージに立つ市川太一さん、両立は大変かもしれませんが、お客さんを幸せな気分にさせる歌手として、これからも頑張っていただきたいと思います。心温まるステージありがとうございました。

2017年9月 5日 (火)

クラシック音楽の日

9月4日は「クラシック音楽の日」です。と言っても、9月4日に何の意味もありません。ただの数字のゴロ合わせだけです。 

制定した 「現・一般社団法人日本クラシック音楽事業協会」 のサイトを見ても、特に「クラシック音楽の日」という記事はありませんでした。旗振り役がいないので、全国的にもこれと言ったイベントやコンサートはありません。

何とも盛り上がりに欠ける「クラシック音楽の日」ですが、この機会にあらためてクラシック音楽のことを考えてみることにしました。


■ クラシックは何処へ

若者のクラシック離れとクラシックファンの高齢化で、クラシック音楽の将来は危うい状態が続いています。日本だけの現象ではなく、世界的な傾向と言われています。

一番の原因は現代音楽の失敗です。ごく一部の例外を除けば、ラヴェルの「ボレロ」(1928年)以降、およそ100年間、クラシックの名曲は生まれていません。

現代音楽は、無調と不協和音の世界です。とても支持される音楽ではありません。

結果として、現在のクラシックコンサートは100年前200年前の古典派やロマン派の音楽を繰り返し演奏しているに過ぎません。音楽を楽しむより、演奏の違いを楽しむことがクラシック音楽の聴き方になってしまいました。 (そこに価値観があるという見方もあります)

この100年新しい名曲が生まれないクラシック音楽は、美術や文学の世界に比べて話題性も新鮮味もありません。衰退するのは当然かも知れません。

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それでも新しいファンを増やそうと様々な試みが行われています。親子向けの楽しいコンサートや、0歳からの音楽会、低額なワンコインコンサート、ランチタイムコンサートなどでクラシック人口の底辺を広げようとしたり、ゲーム音楽やアニメ、フィギアとのコラボ、映画館でのライブビューイング、プロジェクションマッピング、コンサートホールでの生演奏と映画のコラボなど、企画は目白押しです。

また、ビジュアルを前面に出したアーティスト展開、コンクールや音楽祭、ラ・フォル・ジュルネなどの大規模イベントの開催は増加傾向にあります。

しかし、クラシック音楽の人口は変わりません。ただ減少に歯止めをかけることには寄与しています。

そして、プロアマを問わず毎日行われているクラシックコンサート。恐ろしいほどの数のクラシックコンサートが連日開催されているのです。玉石混合、芸術性の高いコンサートから話題性だけのコンサート、自己満足のコンサートまで・・・

また、海外のオーケストラやオペラなど、質の高いコンサートはチケット代が高額で手が出ません。特に若い世代には負担でしょう。聴きに行くのは年配の常連客です。客層が広がることはありません。

クラシックに芸術性を求めるのか、底辺を広げ大衆路線を目指すのか、自分たちが楽しむコンサートを開くのか、アイドルを作るのか、話題性で集客するのか、参加型のコンサートにするのか・・・、あまりにも多様化して先が見えなくなりました。

もちろん、クラシック音楽の普遍性は変わらず、ある一定の音楽ファンは残るでしょう。しかし、社会の変化の波はクラシック音楽を変質させていくのではないでしょうか。すでにその兆候は表れています。


結局クラシック音楽は何処へ行くのか?誰にも分からないのが現状だと思いました。

                                    「クラシック音楽の日」に

 

2017年9月 3日 (日)

高原の音楽祭

~豊かな自然に囲まれた木曽駒高原~

この地で毎年開催されている 「木曽音楽祭」 に足を運びました。今年で43回目のロングラン音楽祭です。

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会場の木曽文化公園文化ホール 空気がさわやかです。

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開演前にアルペンホルンによるウエルカム演奏がありました。

海外のリゾート地での音楽祭のような開放的な祝祭ムードが漂っています。車のナンバーを見ると、皆さん首都圏を始め全国から集まって来ているようでした

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この日のプログラムは、F・ラハナーの八重奏曲(管楽器)、R・シューマンのピアノ四重奏曲、N・ガーデの弦楽八重奏曲でした。

大好きなシューマンの第3楽章にうっとり、ガーデの八重奏の精緻なアンサンブルに魅了されて、あっという間に時間が過ぎました。

日本を代表する音楽家、久保陽子(Vn)、漆原啓子(Vn)、加藤知子(Vn)、白井圭(Vn)、水谷晃(Vn)、村上淳一郎(Vla)、大島亮(Vla)、佐々木亮(Vla)、安田謙一郎(Vc)、山崎伸子(Vc)、辻本玲(Vc)、寺嶋陸也(Pf)、佐久間由美子(Fl)、古部賢一(Ob)、山本正治(Cl)、金子平(Cl)、岡本正之(Fg)、河村幹子(Fg)、日橋辰朗(Hr)、日高剛(Hr)の皆さん。超豪華メンバー(順不同)が一度に聴ける機会は音楽祭ならではです。

終演後、懇親パーティに参加しました。久保さん始め多くの音楽家と気さくに会話して写真を撮り、バイキング形式の飲食で大いに盛り上がりました。来年の再会を約束して会場を後にしました。街の夜景がとてもきれいでした。

2017年9月 1日 (金)

~挑戦は、今、始まった~

楽しみにしていた沢田蒼梧 ピアノリサイタルに出掛けました(2017・8・31 東海市芸術劇場大ホール)。 彼の演奏を聴くのは3度目です。

2年前に、当時高校生だった彼の演奏を聴く機会に恵まれましたが、(2015・7・21 ザ・コンサートホール)それ以来すっかりファンになりました。一点に凝縮された演奏スタイルに引き込まれたからです。

そして、この春国立大の医学部に合格した彼は、医師lとピアニストの両立を目指して新たなスタートを切りました。

「医師に、そして、ピアニストに ~挑戦は 今 始まった~」 と題したプログラムに、彼の不退転のメッセージが込められています。

ブラームスから始まったコンサート、1025席の大ホールは満席に近く、会場には親子連れの方も目立ちましたが、明らかに彼のファンも多く詰めかけていたようです。

マイクを持ってレクチャーコンサートのように解説を交えながら、曲にまつわるエピソードなども話しますが、独特の率直な語り口が好感度バツグンです。

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演奏は、重厚かつスケール感が広がるブラームスの変奏曲。ショパンのスケルツォ2番は、音楽に没入する彼独特の世界観を感じました。どの演奏も構築力があって引き込まれていきます。ヤマハCFXの表現力の限界にも挑戦したかのようでした。

絵画的な繊細な筆のタッチを思わせるドビュッシーの「花火」、幻想的で華麗でした。難曲ラフマニノフも集中力で乗り切って、怒涛の前半プロは終わりました。

ベートーヴェンの告別ソナタ、前半の曲ほど色鮮やかではないこの曲を、彼は音楽の純度を高め、精神性を重んじて演奏しました。この選曲はリサイタル全体の中で絶妙なバランスだったと思います。

最後はよくコンサートで取り上げられる人気の シューマン 「謝肉祭」 でしたが、プログラムには、副題の 「4つの音符による面白い情景」 としてありました。その意図通りの変幻自在の演奏は、それぞれの曲想の変化を存分に楽しめるものでした。


鳴りやまぬ拍手に応えてのアンコールは4曲。特にショパンのノクターン嬰ハ短調「遺作」は、感情の高まりが切なく、スクリャービンの左手のためのノクターンには彼のこれまでの人生や将来に対する万感の思いが込められていたように思えました。リサイタルは英雄ポロネーズで閉められましたが、午後 6時半に開演して、時計を見たら 9時を回っていました。本当にお疲れ様でした。ご盛会おめでとうございます。

「近い将来、彼の医術と音楽が人々に命と癒しを与えてくれるであろうことを確信しています。」 (主催者の言葉) 

挑戦は、今、始まりました。

2017年8月30日 (水)

異色の国歌演奏・サイトウキネン

■ 巨人中日戦で、2017セイジ・オザワ松本フェスティバルの出演者が国歌演奏


読売巨人軍の公式サイト http://www.giants.jp/G/gnews/news_3912039.html によると、

9月5日(火)の巨人対中日戦 (松本市野球場)の試合前に行う国歌演奏を、現在、松本市で開催中の 「セイジ・オザワ松本フェスティバル」 (OMF) に出演している「サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)」 および、小澤征爾音楽塾オーケストラの金管・打楽器奏者が行い、OM F合唱団 が国歌斉唱を務めるとのことです。

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サイトウキネンオーケストラからは、金管・打楽器奏者19名が参加。

また、2017 OM F のオペラ公演 「ラヴェル:子どもと魔法」公演に出演する O M F合唱団 24名も参加し、26年ぶりの松本市での巨人戦に花を添えるとのことです。

プロ野球の国歌斉唱で、クラシックのオーケストラや合唱団が出演することは極めて珍しいことです。

https://twitter.com/i/web/status/905010042520272896 (リンク切れご容赦下さい)

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参考写真

2017年8月23日 (水)

花鳥風月コンサートを聴く

夏はコンサートラッシュです。週に2、3本のペースで地元のクラシックコンサートに出掛けています。その全てをアップすることが出来ませんが、どのコンサートも演奏家のたゆまぬ努力の結晶です。敬意を払い聴かせていただいています。

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カナデノワコンクールは、全国的にも珍しい「うた」 と 「アンサンブル」主体のコンクールです。コンサートではありませんが、真剣なステージに引き込まれます。

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宗次ランチタイムコンサートでは、「可憐なイタリア・ベルカント~歌に生き、恋に生き~」を聴きました。息の合った期待通りの演奏でした。

2回目の「ring-link-run concert」、趣向を凝らした歌のステージが聴衆を楽しませてくれました。

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クララザール。 久しぶりに、この瀟洒な建物のホールへ出向きました。

Fleur (フルール) という名前の音楽グループが主催のコンサートでしたが、ピアノソロ・デュオ、マリンバ、ソプラノソロ・デュオ、フルート、アンサンブルと非常に多彩なプログラムでした。

「花鳥風月」 をテーマに構成された今回のコンサート、実力派揃いの演奏家が一堂に揃ったという感じです。やや表情が硬い気がしましたが、音楽性豊かな演奏に魅了されました。プロとしての個性も表出され本格的なクラシックコンサートが身近に聴けたことに感激しました。

多くの若き演奏家が精進を重ねて活躍する姿は爽やかです。夏の湿気を吹き飛ばして益々飛躍して欲しいものです。




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