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書の作品

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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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カテゴリー「音楽」の100件の記事

2019年2月22日 (金)

旧約聖書の世界 「エリヤ」を聴く

滅多に聴くことが出来ないメンデルスゾーンの大曲、オラトリオ「エリヤ」を聴く機会に恵まれました。(2019・2・15 日本特殊陶業市民会館 角田鋼亮指揮・名フィル、名古屋市民コーラス他)

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演奏時間が2時間を超える大曲、これほどのスケールの曲を演奏された200名近い合唱団、9人のソリスト、オーケストラ、指揮者、指導者に敬意を表しながら聴かせていただきました。

旧約聖書のドラマティックな世界が、メンデルスゾーンの旋律美で表現され、字幕スクリーンもあって、まるで宗教映画を見るような気分で楽しめました。2時間があっという間に過ぎた感があります。

次回「ドイツレクイエム」も大いに期待したいと思いました。

2019年2月20日 (水)

小川剛一郎/心のチェロ

お誘いを受けて、チェリスト小川剛一郎のチェロリサイタルに出掛けました。

曲目は、バッハ「無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調」、ベートーヴェン「チェロソナタ第1番ヘ長調作品5-1」、ブラームス「チェロソナタ第1番ホ短調作品38」という充実のプログラムでした。(サロン・ドルチェ 2019・2・16 ピアノ/北住淳)

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ピアニストのアカデミックな解説のあと、豊かな低弦の響きと深い情感で始まったバッハ、表情に富んだベートーヴェン、味わい深いブラームスを聴かせて頂きました。

アンコールは、カザルスの「鳥の歌」。身近で聴くチェロの音色が心にしみました。

2019年1月15日 (火)

フォーレに癒されて

新年最初のコンサートは、フォーレのレクイエムでした。

(松尾葉子指揮/愛知室内オケ・女声合唱団マドンナ「かきつばた」、名古屋シティーハーモニー、フォーレレクイエム特別合唱団他  2019・1・14 愛知芸文コンサートホール)

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さすが松尾葉子さんの指揮だけあって、合唱団の薫り高い演奏に癒される思いでした。女声のセンスの良さ、男声の甘いトーンは魅力的でした。

金原聡子さん(ソプラノ独唱)の「ピエ・イェス」が美しく会場に響き、能勢健司さん(バリトン独唱)の「リベラ・メ」が心地よく会場を包みました。

今後のプロジェクトで、2020年のフォーレの命日に、パリのマドレーヌ寺院で、この「レクイエム」を歌う計画だそうです。公演の成功を祈ります。

2019年1月 3日 (木)

2019年がメモリアルイヤーの作曲家

当ブログでは、クラシック音楽に的を絞り、生誕又は没後が50年単位でキリのいい数字になった作曲家をメモリアルイヤーとしてご紹介してきました。

そして、2015年は 「シベリウス」、2016年は 「サティ」、2017年は 「グラナドス」 、2018年は 「グノー」 を選んできました。

本2019年は、クララ・シューマン(生誕200年)に焦点を当てたいと思います。

クララ・シューマンは言うまでもなく、作曲家 ロベルト・シューマンの奥さんです。ピアニストとして、作曲家として、また当時は珍しい音楽評論家・指揮者としても活躍しました。

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100マルク紙幣(表)
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100マルク紙幣(裏)

通貨がユーロに統一される前のドイツでは、100マルク紙幣にクララ・シューマンの肖像画が使われていました。(同時にピアノなどの楽器が描かれていますが、このような紙幣は他にないと思います)

それほど、クララ・シューマンはドイツ人の誇りであり、歴史上の人物だったわけです。

16歳でロベルト・シューマンとの恋に落ちますが、ピアニストとしての名声は高まり、19歳でオーストリア皇帝の御前演奏に臨んでいます。

その後父の反対を押し切って二人は結婚しました。クララ20歳、ロベルトは30歳でした。そして8人の子に恵まれ、妻として母として音楽家として多忙な日々を送りました。

しかし、夫のロベルトは極度の神経衰弱からライン川へ飛び込み、入水自殺を図ったのです。入院生活の後、ロベルトはクララを残して46歳の生涯を閉じました。クララは36歳、まさに波乱の人生を生きていました。

さらに、クララには自分に密かな恋心を抱くブラームスの存在がありました。その関係は想像しか出来ませんが、ある信頼以上の関係だったと言われています。

その辺は、映画「クララ・シューマン 愛の協奏曲」ツタヤ レンタルDVDで借りて見ることが出来ます。

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尚、夫のロベルト・シューマンは有名な「トロイメライ」をはじめとして、交響曲から協奏曲、ピアノ曲、室内楽、声楽曲まで幅広いジャンルで著名な作品を残しましたが、クララも作曲家として素晴らしい作品を残し、今日では多くの演奏会で取り上げられています。

クララ・シューマンは、夫を支えながら、音楽に生き、愛に生きたピアニスト・作曲家として音楽史を彩っています。その意味で生誕200年のメモリアルに相応しいと考えました。

そしてもう一つ、クララ(Clara)とは、ラテン語で「光輝く」と言う意味です。

2019年が光り輝く一年になるよう願いを込めて、今年のメモリアルイヤーの作曲家をクララ・シューマンとしました。機会がありましたら、是非彼女の作品に耳を傾けて下さい。

2018年11月25日 (日)

胸に迫る「冬の旅」

バイエルン放送響の首席ヴィオラ奏者 ヘルマン・メニングハウス(ピアノ諸田由里子)のコンサートを聴く機会に恵まれました。 (2018・11・24 NBKコンサートホール)

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秋の夜に相応しい深い味わい。

大柄、長身のメニングハウスが奏でる繊細で研ぎ澄まされた音色と、豊かな響き。

シューベルトの歌曲「冬の旅」から8曲。普通はバリトンで歌われる曲ですが、今回はヴィオラで演奏されました。ピアノソロやギターで聴いたことはありますが、弦楽器で聴くのは初めてでした。

メニングハウスは、歌詞に込められた若者の心情を、ヴィオラの旋律に織り込んで詩情豊かに歌います。好きな曲だけに光景が浮かんできて胸が詰まりそうになりました。

そして、ピアノの諸田さんの音色がピュアで美しく音楽的だけでなく、ヴィオラの息遣いを感じながら弾いている(同期させて)点が素晴らしいと思いました。


後半は、シューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」。チェロやヴィオラで演奏されるシューベルトの名曲で、出だしの流れる様な音楽に魅せられた音楽ファンは多いのではないでしょうか。

メニングハウスは感情に流されることなく、音楽の本質に迫ろうとします。一貫して高い精神性を湛えた演奏はシューベルトを敬愛するメニングハウスの誠実さを感じさせるものでした。

アンコールは2曲。フランスの有名なチェリスト ポール・トルトゥリエの逸話も聞けましたが、特にシューベルトの「万霊節」が絶品でした。


今回も主催関係者の皆さんに深謝し、寒中対策のお心遣いに御礼申し上げます。

2018年11月21日 (水)

お寺で聴くインド音楽

毎年、どうだんつつじの美しいこの時期に、信長ゆかりの崇福寺で「どうだんつつじコンサート」が行われます。  (2018/11/21 崇福寺本堂)

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今年は、「民族音楽メドレー」と題して、アメリカ人とインド人のお二人による インド音楽中心のコンサートでした。途中、日本女性も加わって仮面舞踊劇もあり、興味深く拝見しました。

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T.M.Hoffman                  Ashwini Kumar Mishra

立冬を過ぎたとはいえ、暖かい日差しの中、秋の午後のひとときを優雅に過ごさせていただきました。インド音楽は日本の古典音楽とも関係がありそうです。

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本堂裏手のどうだんつつじ
 

紅葉と音楽の両方を楽しみたい欲張りな方は、是非来年お越しください。

2018年10月14日 (日)

千人の交響曲を聴く

滅多に演奏されることのない「マーラー千人の交響曲」を聴く機会に恵まれました。

(名フィル第461回定期演奏会 2018・10・12 日本特殊陶業市民会館 満席)

10代の頃、レコードで初めて聴いた時は、「音の洪水」としか感じませんでしたが、その後何度も聴くうちに、壮大な宇宙観に興奮し、マーラー独特の天上の調べに酔いしれました。

今回の演奏も、オーケストラの咆哮、大合唱の圧倒的な迫力、存在感を見せつけた独唱陣、的確な棒さばきなど、音楽史上に残る力演であったと思いました。

特に長大な歌詞(一部はラテン語、二部はドイツ語)を歌い切り、清澄かつエネルギッシュな演奏を聴かせた合唱団は見事でした。

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さて少し余談ですが、この曲は約百年前のミュンヘン万博で、マーラー自身の指揮で初演された際は、本当に1000人で演奏されたそうです。

我が国でも1985年にコシュラー/東京都響で1000人規模の演奏会が行われています。東京文化会館の特設ステージは演奏者で溢れ、ラッシュアワー並みの混雑ぶりだったとのこと。 

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都響創立20周年記念演奏会(1985年10月1・2日/東京文化会館)©木之下晃

今回の演奏は、オーケストラ(名フィル+中部フィル)133名、合唱(7団体)355名、ソリスト・指揮者合わせて約500名でしたが、実際にはこの規模が限界だと思います。

貴重な演奏を聴くことが出来て感激でした。児童合唱を含む500名の演奏者と多くのスタッフ関係者に感謝したいと思います。

※ 後日調べてみると、1981年に朝比奈隆/大阪フィルでも1000人規模の演奏会が行われていました。(CD化もされているようです)また2012年には名古屋マーラー音楽祭(井上道義指揮)で1000人規模の演奏会が挙行されています。まだあると思いますが調査中です。

2018年10月 8日 (月)

モンセラート・カバリェの思い出

スペインの世界的ソプラノ歌手モンセラート・カバリェさんが他界されました。

追悼の意を込めて、彼女の日本公演の思い出を書くことにしました。先ずはNHKイタリア歌劇団公演についてです。


■ NHKイタリア歌劇団日本公演
(1956年~1976年)

NHKが招聘した「イタリア歌劇団」の日本公演は、戦後のわが国のオペラ芸術の発展とファンの育成に多大の貢献を果たしました。 

クラシックファン垂涎の世界の超一流のオペラ歌手が、この日本の舞台で熱唱したのです。日本初演のオペラも数多くありました。

あの、デル・モナコもテバルディも、シミオナートやタリアヴィーニ、ベルゴンツィ、プロッティ、スコット、コッソット、クラウス、ギャウロフ、パヴァロッティ、ドミンゴ、カレーラス、カバリエなど、世界のオペラ界に燦然と輝く名歌手たちが続々と来日したのです。

これはNHKの偉業と云っても良いでしょう。

1973年に今のNHKホールがオープンして以来、私もこのオペラ公演を聴く機会に恵まれました。もう40年以上も前のことです。

当時はまだチケットのオンライン販売がなく、すべてNHKの窓口でしか入手出来ませんでしたので、徹夜でNHK名古屋放送局の窓口に並んで貴重なチケットを手に入れました。チケットはS席で当時10000円だったと記憶しています。

中でも、モンセラート・カバリェさんが主役の、「アドリアーナ・ルクヴルール(チレア作曲)1976年NHKホール」 は忘れられません。 (日本初演)

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モンセラート・カバリェ NHK映像より

■ 大番狂わせ!カバリェ体調不良で代役に

モンセラート・カバリェの歌う第1幕のアリア「私は神のいやしいしもべ です」は本当に感動的でした。会場に響き渡る豊満な声量、驚くほど繊細なPianissimo、かすかに陰りのある魅力的な声質、人間の声がこれほど深く神秘的なものかと驚愕して聴き入りました。

ところがその後、カバリェは体調不良で舞台を降板してしまったのです。公演中に舞台の幕が下ろされることは滅多にありません。オペラはいったん休憩して、ガブリエッラ・ノヴィエッリが代役を演じることになりました。残念ですが、このようなアクシデントは生演奏では避けられません。

その夜は友人の音大生の寮に泊めてもらいましたが、数時間前に聴いたカバリェの声が耳から離れなくてどうしても眠れませんでした。


■ モンセラート・カバリェの死

2018年10月6日、カバリェさんは85歳の生涯を閉じました。

あの日聴いた 「アドリアーナ・ルクヴルール」で共演したテノールのホセ・カレーラス氏は「彼女は素晴らしい声域と完璧なテクニックとをあわせ持っていた。ソプラノ歌手すべてを思い出しても、カバリェのような歌い手はいなかった」 と述べました。

また、スペインのペドロ・サンチェス首相やスペイン王室も最大限の弔意を表しています。


どうか安らかにお眠りください。今も貴女の声が聴こえています・・・

Ecco: respiro appena ....
semplicemente
lo son l'umile ancella
del Genio creator:
lei m'offre la favella,
io la diffondo ai cor ...
Del verso io son l'accento,
l'eco del dramma uman,
il fragile strumento
vassallo della man ...
Mite, gioconda, atroce,
mi chiamo Fedeltà:
un soffio è la mia voce,
che al novo dì morrà ...



 

2018年9月23日 (日)

絶品のピアノトリオを聴く

開場を待つ人の列にトンボが近づいてきました・・・


林の中に建つコンサートホールは、もう秋の気配に包まれているようです。

土曜日の夕刻から始まるいつものコンサートに出掛けました。

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NBKコンサートホール 2018・9・22 矢部達哉(Vn)、山本裕康(Vc)、諸田由里子(Pf)


前半のブラームス「弦楽六重奏第1番」は、何度も聴いている曲ですが、今夜はピアノトリオ版(キルヒナー編曲)です。大変興味深く聴かせていただきました。

冒頭からその新鮮な響きに聴き入ってしまいましたが、旋律美が有名で、映画(ルイ・マル監督「恋人たち」)にまで使われた第2楽章が素晴らしく・・・

ブラームスらしい重厚な雰囲気の中に、ピアノが美しく語りかけ、チェロの旋律が情感たっぷりに表現され、洗練されたヴァイオリンが歌う ─  まさに絶品でした。

ある意味、弦楽六重奏で聴くより音楽の流れが自然に聴こえました。


後半のベートーヴェンピアノ三重奏曲第7番「大公」は、ピアノトリオの最高傑作と評されていますが、堂々たる響きと気迫、豊かな音楽性に貫かれた演奏は素晴らしく、至福の時間が流れました。アンコールはバッハのカンカータBWV106(編曲版)、「弾く喜び」と「聴く喜び」が、演奏家と観客の両者の心を満たしたコンサートでした。



2018年9月18日 (火)

バルカン室内管弦楽団 平和のメッセージ

世界各地でクラシック音楽を通じ、「World Peace Concert」 を行っているバルカン室内管弦楽団の日本公演2018を聴きました。

(2018・9・17 日本特殊陶業市民会館フォレストホール)

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プログラムは、メンデルスゾーン交響曲第4番「イタリア」と、ベートーヴェン交響曲第9番「合唱」でした。

年末でもないのに「第九」と聞くと違和感がありますが、言うまでもなく年末に「第九」が集中するのは日本だけです。

このオーケストラは、2007年に日本人指揮者柳沢寿男氏によって、バルカン半島の民族共栄を願って設立され、以来、「共存共栄」「世界市民」をテーマにコンサート活動を展開しています。

力演した200名の合唱団が、最後に舞台いっぱいに掲げた「PEACE」の文字がとても印象的でした。こんな演出は初めて見ました。

アンコール(曲名不詳)は郷土コソボの作曲家による、打楽器と弦楽のための作品でしたが、エスニックな香りが新鮮な一曲でした。
※コソボの作曲家ペチリ氏の「スピリット・オブ・トラディション」と思われる。



私たちが伝えたいのは、同時代に地球に住んでいる“世界市民”という考え方

さて、2020年はベートーヴェン生誕250年のメモリアルイヤーです。

指揮者の柳沢氏は、あるインタビューに答えてこんなことを言っています。

東京で世界の約200カ国からそれぞれ一人ずつが集まって『第九』をやりたいですね!」

世界市民という考え方は多くの賛同を集めています。


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