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書の作品

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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2020年7月の14件の記事

2020年7月31日 (金)

コロナウイルス狂騒曲の行方ⅩⅥ「こんなこといつまで続くのか」

菩提寺のご住職が法要に来られました。

ご住職曰く、「読経の間、マスクを外させてもらいますが、よろしいでしょうか?」

当家、「もちろんです。」

チーン、なんまいだー、なんまいだー、チーン。(仏壇に向かい読経が響きました)

〈読経終わり〉

振り向くと同時に、住職はマスクを付けて、うやうやしく礼をして、お布施をカバンに入れてお帰りになりました。

マスクがあるので、お茶もお菓子も召し上がっておられません。


コロナの影響はこんなところにもあるのです。ため息が出ました。

 

ところが世間では、至る所でマスクが大活躍(?)です。

声を出すのが商売(仕事)なのに、マスクを付けている異常事態。

その異様な光景を集めてみました。

■ 僧侶全員がマスクを付けて読経

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宇治市五ケ庄三番割の万福寺で、鈴木健太郎氏撮影 毎日新聞より


■ マスクを付けて祝詞を奏上する神主

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祝詞を奏上する宮司(大山崎町・離宮八幡宮)京都新聞より

■ 能舞台でマスクを付けた地謡の方々

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京都観世会例会の能舞台(京都市左京区・京都観世会館) 京都新聞より

■ マスクを付けて歌う歌手

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「レフトマイハート」を歌うマークロビンソン(ユニオンスクエア )写真:ジェシカ・クリスチャン、クロニクル


■ 全員マスク姿のプロ合唱団(何故かピアニストはマスクなし)

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東京混声合唱団=6月30日、東京都内で(同合唱団提供)中日新聞より

■ 異様な光景は他でも
スイミングスクールやスポーツジムでも、みんなマスクを着用しています。
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スポーツジムなら仕方ありませんが・・・

声を出すことが職業の人たちまで、マスクをしたら本来なら仕事になりません。

かと言って、マスクをしなくてもよくなるのは当分先です。待っていたら何も出来ません。

「こんなこといつまで続くのか」 ジレンマはつのるばかりです。


2020年7月30日 (木)

今度は、ワーケーション?

コロナの新用語、エピセンターの次は「ワーケーション」です。

何でも「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語だそうで、 リゾート地などに出かけて、そこで仕事(リモートワーク)をすることだそうです。

発信元は政府ですが、この労働形態は米国を中心に2000年頃からあったそうで、日本でも昨年、地域振興策として「ワーケーション自治体協議会」が設立されたばかりです。

遊びに行った先で仕事をするという発想は、いままでの日本にはあまり無かったと思いますが、「GoToトラベルキャンペーン」を成功させたい政府としては大いに推進したいところでしょう。

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ただ、仕事と遊びの区別がハッキリしないので、会社から出張費が支給されるのか、それとも自費で行くのか良く分かりません。

日本人は、折り目切り目を大事にします。仕事をする時は真面目に仕事に取組み、遊ぶときは思いっきり遊びます。

もし、「遠足に行くけど、勉強するから、教科書や筆記用具を持っていきなさい。」と先生に言われたら、子供たちはどう思うでしょう?

遊びと仕事や勉強の「けじめ」をどうつけるか。

「ワーケーション」は、その難問を私たちに問いかけています。


エピセンター?コロナの新用語

2020年7月28日 (火)

ドラマ「半沢直樹」の魅力に迫る

岐阜県出身の小説家 池井戸 潤(いけいど じゅん)の人気ドラマ「半沢直樹」(TBS) が面白い。「下町ロケット」も面白かったが、やはり「倍返しだ!」の 半沢直樹に惹かれる。

■ 魅力その1 「決め台詞(ぜりふ)」

今の世の中、不条理なことが多い。だから、このドラマの決め台詞(ぜりふ)、「倍返しだ!」は胸がすくのだろう。

しかし実際には、下記のサラリーマン川柳が正しい。

1. 倍返し! 言えずに今日も おもてなし

2. やられたら やり返せるのは ドラマだけ

まあドラマの世界だけでも「正義」が貫かれてほしい。


■ 魅力その2 「華麗なロケ地」

それにしても、このドラマの魅力は素晴らしいロケ地にもある。

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テレビ画面から拝借した画像でも、そのスケールが分かる。


■ 魅力その3 「これぞドラマ」

東京中央銀行証券営業部・伊佐山部長(市川猿之助さん)のヤクザまがいの言動が面白すぎる。当然今ならパワハラで訴えられるだろう。

考えてもみれば、キャストに香川照之、市川猿之助、片岡愛之助 など歌舞伎役者が多いこともドラマをダイナミックにしている要素と言える。

新興の大手I T企業、メガバンク、証券会社を舞台にした経済ドラマだが、出世と左遷が隣り合わせの設定は、やや前時代的かと思う。でも、原作は7年~10年ほど前の小説なので仕方ないかも知れない。

しかしその設定が、往年の仕事人間やサラリーマン諸氏にウケるかも知れない。コンプライアンスに縛られた今日の企業にはありえない豪快なドラマに仕上がっている。

 

■ 魅力その3 「躍動感ある音楽」

半沢直樹の音楽は服部隆之氏の作曲である。NHK大河ドラマ「真田丸」はじめ多数の映画・テレビドラマのテーマ曲を作った。

祖父は「青い山脈」で有名な作曲家 服部良一氏(1993年没)、父はこれまた有名な作曲家 服部 克久氏(2020年没)、また娘はヴァイオリニストの服部百音さん、何しろ4代に渡る音楽家一家である。まさに音楽のサラブレッドの見事な作品がドラマ性を盛り上げている。

 

■ 魅力その4 「時代の変化を実感できる」

あれから7年経ったが、前作の総集編を見て思った。
何と、半沢直樹が使う携帯が「ガラケー」である。

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前作はガラケー  テレビ画面より

もちろん当時からスマホはあったが、何故か「ガラケー」。もしかしたら銀行の規則で「ガラケー」しか支給してもらえなかったのかも知れないが、やはり7年の歳月は大きい。時代は高速で変化している。

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今回は当然スマホである。 テレビ画面より

この「半沢直樹」シリーズは、2020年9月に、小説「アルルカンと道化師(講談社)」の刊行が決まっている。と言うことは、次にテレビドラマ化されるのは数年先になる。その時はどんな携帯端末になっているのか、多分スマホの進化型になっているはずである。

長期に渡るテレビドラマは、このように時代とともにある。時代の流れを感じることも一興である。

■ 最後に

ドラマのテーマは?

日本人が好きな韓ドラは、「愛と復讐」がテーマである。この「半沢直樹」には男女の恋愛関係が全く登場しない。不倫もセクハラもない。あるのは男の友情のみ。

だから、このドラマのテーマは「正義と復讐」である。もっと正確に言えば、「復讐」というより「しっぺ返し+懲罰」である。

気になる視聴率は?

前作の視聴率は、第1話の19.4%、第2話21.8%、第3話22.9%、第4話27.6%、第5話29.0%、第6話29.0%、第7話30.0%、第8話32.9%、第9話35.9%とうなぎ上りで、最終話は何と42.2%(平成ドラマ新記録)を記録した。(ビデオリサーチ、関東地区)


今回は、2時間特別編だった初回が19.4%、第2話21.8%と続いた。果たして前作同様うなぎ上りに記録を伸ばすことが出来るか、とても楽しみである。

2020年7月25日 (土)

絵になる写真

北海道には梅雨がありません。この時期はベストシーズンで、特にラベンダーが見ごろのようです。

ラベンダーは、美瑛町や富良野が有名ですが、その北海道美瑛町で、友人の友人がペンションを経営しています。

昨日、そのペンションのホームページを見たら、ブログに素敵な1枚の写真がありました。

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クリックで拡大します 是非大きくしてみて下さい

さわやかなラベンダー畑で、ハープを奏でる女性。

画面から、風とともに音楽が聴こえてきそうです。

本当に絵になる写真です。ありがとうございました。
九州から中部、関東、東北まで、じめじめした梅雨の真っ只中にあって、この写真に救われました。


そのペンションの名は、旅人宿「給食室」。

小学校で給食のおばちゃんだったオーナーさんが始めたから「給食室」だそうです。

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このペンションのブログには、ほかにも絵になる写真がいっぱいありました。

※オーナー様にはお断りもせず当ブログに掲載しましたことご了承下さい。壺中日月長


■ ご参考 同じ美瑛町のオープンガーデンオルテの丘

2020年7月24日 (金)

映画「マイ・バッハ 不屈のピアニスト」

「20世紀最高のバッハの演奏家」と称され、事故によるハンディキャップを抱えながら、不屈の精神で困難に立ち向かったピアニスト、ジョアン・カルロス・マルティンスの半生を描いたドラマ。(映画.comより)

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画像 映画.com

日本ではあまり馴染みのないピアニスト、ジョアン・カルロス・マルティンスさん(ブラジル出身)ですが、2016年リオパラリンピックの開会式でブラジル国歌を演奏して話題になりました。


劇中使用曲は、「平均率クラヴィーア曲集BWV846」、「イタリア協奏曲BWV971」、「フランス組曲BWV816」、「パルティータ第2番ニ短調BWV1004」、「G線上のアリアBWV1068」、「ヨハネ受難曲BWV245」以上全てバッハ曲


マイ・バッハ 不屈のピアニスト 公式サイト(予告編)
2017年製作/117分/ブラジル  原題:Joao, o Maestro

劇場公開日 2020年9月11日 ~

日本、3度目の「幻のオリンピック」になるのか

世界の新型コロナウイルス感染拡大が止まりません。

日本でも恐れていた第2波が押し寄せています。
緊急事態宣言はありませんが、国民はテレビのニュースにおびえて、自主的にステイホームをしています。

特効薬やワクチンも急ピッチで臨床試験に入っていますが、まだ先が見えません。完成したとしても、数十億人分のワクチンの製造はいつになるでしょうか。その間に感染はさらに広がるでしょう。


さて、今日(2020年7月24日)は東京オリンピックの開会式の予定でした。

今頃、日本は海外からの観光客で溢れ、オリンピック景気に沸いているはずでした。

しかし現実は、東京のみならず日本中で過去最高のコロナ感染者数を記録しています。


残念ですが、2021年の東京オリンピックは完全に赤信号です。

もちろん、日本での第2波もありますが・・・

その最大の理由は米国です。メダル獲得数が断トツ1位の米国では、すでに400万人以上が感染し、14万3千人が亡くなっています。

↓ お馴染み、ジョンズホプキンス大学の最新グラフ 

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米国感染者数推移 2020・7・24

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日本感染者数推移 2020・7・24

世界中のアスリートが、練習も満足に出来ない状況下でも、何とか開催を望んでいると思いますが、このグラフを見ると愕然とします。

もし出来たとしても、コロナの影響で3割の国が不参加とも言われています。そして、IOCは無観客での開催には否定的です。



しかし、オリンピックは戦争によって、歴史上5回(夏季3回、冬季2回)中止になっています。

そのうち2回は日本です(1940年夏季大会 東京、1940年冬季大会 札幌)が、理由は日中戦争でした。


したがって、もし来年の東京オリンピックが中止になったら、日本にとっては3度目のオリンピック中止になるのです。とても不運としか言いようがありません。

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画像 NHKウェブニュースより 2020年7月23日


■ 開催へ向けての模索


水面下では、中止と開催のシミュレーションがなされています。開催を模索する提案も多くあるようですが・・・

最も現実味のある案は、規模を縮小しての開催です。

もともとオリンピックは「スポーツの祭典」です。しかし近年、テレビ放映権などの巨額の利権がからみ、「利権の祭典」と言っても過言でないほど虚飾にまみれてきました。

もう一度原点に戻り、簡素化するのも一案です。

また、ホリエモンこと堀江貴文氏の、「リモート競技」案は面白い考えです。映像によるライブ配信です。競技場に足を運ぶ手間は要りません。

確かに競技場に行けば臨場感はありますが、選手一人ひとりの表情は見ることが出来ず、結局は会場の大型モニターか、自宅のテレビ映像のほうが良く分かります。

私たちは、最新の8K映像と5Gの通信技術で、臨場感あふれる高精度な画面を堪能することが出来るでしょう。パブリックビューイングの会場、又は自宅が競技場になり、冷房の効いたところで涼しく観戦出来ます。

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https://response.jp/article/2016/05/31/276061.html


中止になっても、たとえ開催出来たとしても問題は山積ですが、あと1年後に迫った東京オリンピックの行方は、この夏の最大の関心事であることは間違いありません。

2020年7月17日 (金)

エピセンター? コロナの新用語

今回のコロナ関連では、新しい横文字(カタカナ)用語が続出しています。

■ 東京に「エピセンター」が発生

東大先端科学技術研究センター名誉教授の児玉龍彦氏は、新宿区に新型コロナウイルスの「エピセンター」が形成されつつあると指摘しました。(2020・7・16 各社ニュース)

聞いたこともなかった「エピセンター」とは、「感染集積地」または「震源地」という意味だそうです。

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画像 © FNNプライムオンライン より

■ 良く使われる横文字

学者の先生は横文字がお好きなようで、「オーバーシュート」(感染爆発)も、専門家会議の記者会見で飛び出した用語です。(でも、感染爆発なら、本来は「アウトブレイク」ではないでしょうか、良く分かりません)

また小池都知事は、さかんに「ステイ・ホーム」と言いましたが、これは意味が分かります。多分
「ロードマップ」も小池さんでしょうが、これも良く分かります。今は使われなくなった「東京アラート」も小池さんでした。

そして、すっかり定着した「ソーシャルディスタンス」(社会的距離)は、政府の会見で初めて使われたのではないでしょうか。

さてさて、「パンデミック」と宣言したのは WHO のテドロス事務局長でしたが、「ロックダウン」は誰か分かりません。

本当に色々な横文字(カタカナ)が飛び交いました。

一方、Withコロナ」時代の「テレワーク」「オンライン」は、日常的に使われています。「アフターコロナ」「ポストコロナ」も普通に使われています。

これまでに13の横文字が確認されましたが、まだ全てではありません。

■ 特別な意味を持つ「クラスター」

今や誰もが使っている「クラスター」(感染者集団)は、戦前生まれの方には特別な意味合いがあります。

先の太平洋戦争末期で日本が焦土と化したのは、米軍がB29から落とした「焼夷弾」によるものですが、米軍が開発した「焼夷弾」は、複数の小さな「焼夷弾」を大きな容器(弾穀)に収納して、投下後に空中で分散して広い範囲を焼き尽くす非人道的な兵器でした。
※米国戦略爆撃調査団は30万人以上の死者、1,500万人が家を失ったと報告しています(諸説あり)。

この「焼夷弾」もクラスター(集団)爆弾の一種と言われています。
そんな昔のことは誰も忘れてしまって、今では抵抗なく使用していますが、「クラスター」には恐ろしい過去があったのです。

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https://fukiagesho.exblog.jp/28453227/ より


■ 今回の「横文字」続出の背景には、ただ単に日本人が横文字が好きとか、西洋文化にコンプレックスがあるとか、と言うことではなく、敢えて「横文字」にすることで、目新しいイメージを作り「インパクト」を与えたかったからではないかと推測できます。

私たちをテレビの前に釘付けにして、新しい「横文字」で注意を引き付ける。そんな意味(戦略)があったのではないでしょうか。

次は、どんなコロナ関連の「横文字」用語に出会えるでしょう。注目したいと思います。

コロナの新用語、今度は「ワーケーション」

 

2020年7月14日 (火)

自然の恩恵

■「蓮は泥より出でて泥に染まらず」

近くの蓮生寺(れんしょうじ)さんには、その名の通り大きな蓮(ハス)が咲いていました。

その時、一瞬の晴れ間に淡いピンクの花弁が輝きました。その清らかな姿は何を語っているのでしょう。

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本当に、自然の創造物には神秘を感じます。偉大なる恵みに感謝します。


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<a href="https://www.photo-ac.com/profile/2645699">nimoji</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真 

さて、土用の丑も近いのですが、まだ梅雨は明けません。

雨が降り続いています。

■ 「一雨潤千山(いちう せんざんをうるおす)」

一粒の雨が無数の山々を潤す。

これは、仏の教えが万人を幸せに導くという禅語ですが、私たち一人一人の善意が、社会全体を豊かにするということでもあります。

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まさに今回の豪雨災害のボランティアの人たちを思い出しました。

自然に学び、自然の恩恵に感謝し、多くの人の善意に心を寄せて日々過ごしたいものです。

皆様のご健勝を祈ります。


2020年7月13日 (月)

天災か人災か

自治会の役員だと、充て職で地元の「治水会」メンバーやら、「自主防災隊」に任命されてしまう。役所から送ってくる「避難所運営マニュアル」などを見ていると、否が応でも防災意識は高まる。そんな中、九州豪雨が起きた。

防災については門外漢の当ブログだが、思うところを発信することにした。

 

九州各地から中部地方にかけて豪雨被害が拡大している。66名の方が亡くなっているが、まだ犠牲者は増えるかも知れない。

何故、毎年のように集中豪雨の被害が出るのだろう?

その被害は防ぐことが出来ないのだろうか。尊い人命が失われている。

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画像  福岡県大牟田市 7日午後5時24分  東京新聞より
 
気象庁は「直ちに命を守る行動を取って下さい」と注意喚起し、ニュースは「今までに経験したことのない・・・」と繰り返すが、今回の球磨川の氾濫は、全く逃げる時間もなく急激に増水している。
「命を守る行動」より先に水に流されてしまった。警報で命を守ることは出来なかった。


こんなことをいつまで続けているのだろう。


■ 毎年のように氾濫する河川

日本の河川は地理的に急こう配で、上流から下流へ一気に海に流れている。もともと雨量も多いので、この時期は河川に水が集中し、洪水となるのは当然である。

しかも日本では天井川といって、住民の住む土地より川底が高くなっている河川がたくさんある。隅田川も江戸川も長良川も天井川で、全国に少なくとも240本もある。
※天井川とは上流から流れてきた土砂が川底に堆積して出来る。

梅雨前線が停滞し雨量が多い上に、河川の勾配は強く、天井川も多い日本。

だから、この時期は氾濫することは分かっている。
しかし、避難することに重点を置いた日本の防災では、命を守ることは出来ない! それが今回の球磨川の悲劇である。


根本的に、この状況を解決することは出来ないのだろうか。誰でも抱く疑問である。

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画像(国土地理院) NHKニュースより 2020年7月4日 19時25分

日本の防災は、ハザードマップを作り、避難所を作り、警報を出し、住民を避難させることに重点を置く。



■ ダムと堤防の限界

洪水を防ぐはずのダムが、放流の適正な管理をしなかったことによる堤防の決壊。また、国が堤防のかさ上げ工事を怠ってきたとする訴訟事件。過去には様々な問題が起こっているが、ダムと堤防に頼る治水には限界があるのではないか。

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画像 鬼怒川水害(2015)は人災だとする訴訟 水源連サイトより

ある個所の堤防を高くすれば、低い堤防は決壊するかも知れない。また堤防自体を強固にすれば、弱い箇所が決壊するかも知れない。すなわち、堤防工事は、やってもやっても「いたちごっこ」が続く。

また堤防を高くしても、川底には堆積物が溜まり、さらに堤防を高くする工事をしなければならない。

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 天井川断面図 クリックで拡大

■ 浚渫(しゅんせつ)工事は切り札になるか

川底に溜まった土砂などの堆積物を取り除く工事を浚渫工事というが、この工事によって水位は下がり、氾濫防止に効果的だと言われている。

江戸時代には大規模な浚渫工事が行われたと記録にあるが、当時はコンクリートもなく、浚渫工事は、堤防をかさ上げするより確かな工法だったに違いない。しかし、近年はあまり見られなくなった。

浚渫工事は、汚濁や騒音などで自然環境に配慮する必要があり、また地元の漁業に影響を及ぼす可能性もある。工事に掛かる費用は、堤防造成より安いとされるが、一概に言えない。さらに浚渫によって海水が河川に流入し易くなるという指摘もあるようだ。その他、日本の土木工事には様々な利権も絡む。

しかし、ダムと堤防に限界があるなら、浚渫工事の比重をもっと高めたほうが良いのではないか。工事で出た川砂利は売れるし、土砂は埋め立て用に転用できる。


■ 防災は命を守ること

その観点から言えば、日本の防災は避難重視なので間違ってはいない。

しかし例年、犠牲者は減らない。

梅雨前線による集中豪雨は天災なので、犠牲者が出ても仕方がないと言い切れるだろうか。

地震や台風は天災かもしれないが、集中豪雨の被害はある程度防ぐことは出来ると思う。

■ 総合的な治水対策

1.ダム工事(砂防ダム含む)や堤防工事に加え、もっと浚渫工事を増やすことによって、河川の水位を下げる。

2.土砂災害の起きやすい土地には住宅はもちろん、高齢者施設などの建物を造らせない。土地造成も禁止。

3.現在、危険区域にある住宅を、安全な場所に移転させる。(移転費用は行政負担)

4.その他 内水氾濫(※)対策として排水ポンプ場を整備したり、地下に大規模な貯留槽を設置したりする。
※河川の氾濫ではなく、市中の雨を排水処理できずに起きる氾濫


ハザードマップを作ることも、避難訓練をすることも、警報を出して避難させることも重要だが、本来はもっと安心して住める環境作りが大切である。大雨が降ったから逃げまどうのではなく、どんな大雨でも安心して住める住宅環境の整備が待ったなしの課題ではないだろうか。

すでに3兆円を超えている東京オリンピックの経費、総額9兆円のリニアモーターカー、毎年5兆円(日額150憶円)と言われる地球温暖化対策費などの一部でも、これらの治水対策に使えないだろうか。

今こそ、日本の防災の在り方と税金の使い方を、国民レベルでも議論する時だと思う。

2020年7月11日 (土)

追憶の「雨だれ」、情感の「風」

集中豪雨は困りますが、しっとり降る雨は情感にあふれています。

そして日本には、雨にちなんだ名曲がたくさんありますが、いつも当ブログを応援してくれている S・M さんの リクエストもあり、今回は唱歌「雨だれ」と、童謡「風」をご紹介します。(私も勉強になりました。この場を借りて御礼申し上げます)

■ 雨だれ 

作詞:岩佐 東一郎  作曲:メーヤー

雨だれが 落ちている
まどのそとの のきばから
見ていると きれいだな
すいしょう玉だね

雨だれの 音がする
目をばつぶり 耳すまし
きいていると 樂しいな
ピアノひく 音だね

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<a href="https://www.photo-ac.com/profile/1911827">ポポマルチ</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真


軒端(のきば)から落ちる雨の粒は、キラキラと水晶の玉のように映ったのでしょう。
そして雨だれの音が、ピアノを奏でるように聞こえたのでしょう。

五感で感じる「雨だれ」。

その純真無垢な詩に心が洗われる思いがします。

終戦間もない世の中でしたが、子供たちの明るい歌声が聞こえてくるようです。

 

唱歌「雨だれ」は、昭和22年(1947)の教科書「五年生の音楽」に掲載されました。

戦後の音楽教育は歌(歌唱)が中心でしたが、メロディはもちろん、子供たちの美しい感性を引き出すような、素直で明るい「詩(歌詞)」が選ばれました。

作詞の岩佐 東一郎は、詩人・俳人として活躍し、たくさんの作詞を手がけました。ベートーヴェン第九交響曲「喜びの歌」の作詞「晴れたる青空ただよう雲よ~」は特に有名で、今でも歌われています。

(※作曲者メーヤーの詳細な記述は見つかりませんでした。当時は海外の曲(民謡など)が多く教科書に採用されていたようです)


雨だれ、昔この歌を歌ったことのある人は、懐かしく当時を思い出されたことでしょう。

口ずさんでみましょう~ きっと懐かしさで胸がいっぱいになるでしょう。


歌には在りし日の「追憶」と「情感」がただよいます。


さて、もう一曲は (^^♪

■ 風 

作詞:クリスティナ=ロセッティ(西條八十訳詩) 作曲:草川信

誰が風を 見たでせう(見たでしょう)
僕もあなたも 見やしない
けれど木の葉を 顫(ふる)わせて
風は通りぬけてゆく

誰が風を 見たでせう(見たでしょう)
あなたも僕も 見やしない
けれど樹立(こだち)が 頭をさげて
風は通りすぎてゆく

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<a href="https://www.photo-ac.com/profile/1947778">雄太</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真 


何とさわやかな感性でしょう。

童謡とはいえ、西條八十にかかると、こんなにも美しい映像が浮かび上がるのです。

原詩は、イギリスの女流詩人 クリスティナ・ジョージナ・ロゼッティによるものです。この詩に魅せられた西條八十が訳詩しましたが、「who has seen the wind?」を、「誰が風を見たでせう?」と、歴史的仮名遣(れきしてきかなづかい) で訳しています。歴史的仮名遣は、戦後に現代仮名遣いになり、日本独特の情緒は薄らいでしまいました。

作曲の草川信は、この曲に「初秋の朝に葉から葉へと渡って行くそよ風と、そよ風の囁(ささやき)」を込めたと言います。
※草川信は、「夕焼け小焼け」の作曲で有名です。

歌には在りし日の「追憶」と「情感」がただよいます。

「そよ風」の囁き(ささやき)を込めた音楽を味わいたいと思います。


■ 音源(ご参考)
記事にご興味を持たれた方は、下記 YouTube をご覧ください。
ただし残念ながら、「雨だれ」は音源が見つかりませんでした。
(いつか、S・M さんの演奏でYouTubeにアップしたいと考えています)

童謡「風」 YouTube

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<a href="https://www.photo-ac.com/profile/209618">ryomaypapa</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真 



■ 当ブログ 雨にちなんだ心の名曲ベスト10


2020年7月10日 (金)

4か月振りの料理教室

コロナの影響で、この3月から休止中だった「男の料理 in ほのりんクッキングスタジオ」が4か月ぶりに開講しました。

料理研究家の山川潤子先生はじめスタッフの皆さん、教室仲間のおじさんたちに再会して楽しい時間が過ぎました。

山川先生は、フェイスシールドを付けての指導になりました。もちろん、おじさんたちも全員マスク姿です。

1.豚丼

2.焼肉屋さんのサニーレタスとわかめのサラダ

3.なめこ汁

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午前10時より作り方の説明~同30分より生徒が実習開始~11時に料理3品出来上がり。あっという間でした。

11時より会食(といってもアクリル板で仕切ったスペースでいただきました)。11時20分完食(味はなかなか本格的)。11時30分解散~いつものコーヒータイムは、コロナ感染防止の為にありませんでした。

当分はこんな感じで続きそうです。

 

2020年7月 9日 (木)

コロナの影

近くの県営競技場を散歩しました。運動不足解消のためです。

日曜でしたが、人影がありません。

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イベントはありませんでしたが、とにかく人がいません。

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今日7月9日には、東京で過去最高の224人の新規感染者があったそうです。大阪も30人超えでした。

ニュースでは、「第2波か!」と騒いでいます。

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日常は戻りつつありますが、長引くコロナが私たちの心に影を落としています。

 

2020年7月 7日 (火)

雨の七夕 長引くコロナの日本列島

今日は7月7日「七夕」です。

でもコロナの影響で、全国の「七夕まつり」は中止になりました。仙台「七夕まつり」を含む 東北3大祭りも中止です。

各地の盆踊りも中止です。マスクをして踊ることは出来ないでしょう。

疫病退散を祈願する 京都の「祇園祭り」も、悪疫を払うという「花火大会」も、コロナには勝てませんでした。

そして、この雨です。天の川は見えそうにありません。

全国的に(沖縄以外)、この一週間は雨模様のようです。熊本の記録的豪雨がとても心配です。全国に波及しませんよう。

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画像 ウェザーニュースより

明るいニュースのない日本ですが、コロナは東京以外はかなり収束に向かっているようです。

しかし町では、まだ検温が行われ、マスク着用、アルコール消毒、ソーシャルディスタンスを取るようにと、うるさく言われます。いつまでこんな状況が続くのでしょうか。

 

やっと公演が再開しつつある クラシック音楽の世界でも、マスクをした指揮者が、マスクを付けたオーケストラ、マスクを付けた合唱団を指揮します。もちろんお客もマスク着用、おまけに客席はガラガラ状態です。

指揮者の井上道義氏は、「自粛の圧力に3月からずっと怒っている」と語っています。(BuzzFeed ニュースより)

そして、「みんな、音楽を聴きに来れなくていいの? この状況に腹をたててよ。受け入れないでほしい」と、音楽ファンにもお怒りのようです。

クラシックに限らず、過剰ともいえるコロナ対策に私たちは疲弊しています。長雨と豪雨が、さらに私たちの気分を暗くさせます。

疫病を退散させるはずの夏祭りも、心を豊かにするはずの音楽も、コロナには勝てません。そんな絶望的な「雨の七夕」でした。

エンニオ・モリコーネ逝く 91歳

映画音楽の巨匠 エンニオ・モリコーネ氏が、7月6日亡くなりました。(享年91歳)

追悼の意を込めて、映画「ミッション」の中で演奏された『ガブリエルのオーボエ』から、後にヘイリーが詩を付けた「夢の中のささやきWhispers In A Dream」を聴きたいと思います。(リンク切れはご容赦下さい)

※この曲は、サラ・ブライトマンらによって歌われ『ネッラ・ファンタジア』の題名でも知られています。また、フィギアの三原舞依さんは、この曲を使用して素晴らしい演技を見せました。

折しもコロナ惨禍で世界中が悲嘆にくれる時、この曲は明日への希望を与えてくれるでしょう。

Gabriel’s Oboe – Whispers In A Dream

作曲:エンニオ・モリコーネ (Ennio Morricone)
作詞:ヘイリー (Hayley Westenra)

https://www.youtube.com/watch?v=0Qh9F5cXRWI
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Whispers in a dream
夢の中のささやき

The world is quiet and waiting
世界は音もなく、待ちわびて

And all around the air is still
空は果てまで静寂で

Then sings the angel.
そのとき、天使は歌う。

When all has come to pass
すべてがここから過ぎ去ったとき

The storm has breathed its last
嵐は絶え入り

And the rain has washed our fears away
雨が不安を洗い流していった。

Love will fall.
愛が舞い降りてくるのでしょう。


Whispers in the wind
風の中のささやき

The clouds part to let the light in
雲が分かれて、光が差し込み

And all around the people sigh
人々はみな、吐息をもらす。

As birds take to the sky.
鳥たちが空を舞うような。

When all has come to pass
すべてがここから過ぎ去ったとき

The storm has breathed its last
嵐は絶え入り

And the rain has washed our fears away
雨が不安を洗い流していった。

Love will fall
愛が私たちみんなの上に

On us all
舞い降りて

The world will smile again
世界に微笑みが戻ってくるのでしょう。(一部抜粋)



一日も早く、世界に微笑みが戻ってくることを祈ります。 壺中日月長

 

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