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書の作品

  • Img_20190628_0001_new
    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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好きな言葉


壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2020年5月の10件の記事

2020年5月31日 (日)

映画「剣の舞 我が心の旋律」

ハチャトゥリアン(旧ソビエト連邦作曲家 1903-1978)がひと晩で書き上げた名曲「剣の舞」の誕生秘話を描いた伝記ドラマ。

一度は聞いたことのある2分30秒の鮮烈なメロディはどのようにして生まれたのか?

時はソビエト連邦に大粛清の嵐が吹き荒れた数年後。作曲家人生をかけたハチャトゥリアンの運命は・・・

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画像 映画.com より

劇中使用曲  組曲「仮面舞踏会」よりワルツ、バレエ「ガイーヌ」より剣の舞(ハチャトゥリアン 作曲)


映画「剣の舞 我が心の旋律」(2019年/ロシア・アルメニア合作 原題:Tanets s sablyami )

劇場公開日 2020年7月31日 ~

公式サイト 予告編付き


2020年5月30日 (土)

コロナ禍の今聴くリモート演奏(期間限定公開)

日本では収束しつつある新型コロナですが、世界は未だ大変な状況にあります。すでに600万人が感染して36万人の方が亡くなりました。そして感染者は日毎に増加しています。(下図)

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世界の感染者の推移 2020・5・30現在 ジョンズ・ホプキンス大学サイトより


音楽は、傷ついた人たちの心に寄り添い、悲しみを共有し、明日への希望と勇気を与えてくれます。
YouTubeの中からセレクトした、良くご存じの心の名曲を3曲アップいたしました。すべてリモートですが、演奏家の心が伝わってきます。
是非ご一緒に口ずさんで下さい。


■ オペラ歌手が歌う いのちの歌 リモート合唱

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https://www.youtube.com/watch?v=XuKFr_BC-4Y

泣きたい日もある 絶望に嘆く日も
そんな時そばにいて 寄り添うあなたの影
二人で歌えば 懐かしくよみがえる
ふるさとの夕焼けの 優しいあのぬくもり

本当にだいじなものは 隠れて見えない
ささやかすぎる日々の中に かけがえない喜びがある

いつかは誰でも この星にさよならを
する時が来るけれど 命は継がれてゆく(歌詞一部)



■ 【藝大】世界に届け!42名の【Believe】

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https://www.youtube.com/watch?v=_Tlb6PkgTxE

たとえば君が 傷ついて
くじけそうに なった時は
かならず僕が そばにいて
ささえてあげるよ その肩を

世界中の 希望のせて
この地球は まわってる

いま未来の 扉を開けるとき
悲しみや 苦しみが
いつの日か 喜びに変わるだろう
I believe in future 信じてる(歌詞一部)




■ 瑠璃色の地球 by Crecienteクレシエンテ(ヴァイオリン ヴィオラ チェロ ピアノ)

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https://www.youtube.com/watch?v=K7Cf771IITg

夜明けの来ない夜はないさ
あなたがぽつり言う
灯台の立つ岬で
暗い海を見ていた
悩んだ日もある悲しみに
挫けそうな時も
あなたがそこに居たから
生きて来られた
朝日が水平線から
光の矢を放ち
二人を包んでゆくの
瑠璃色の地球 (歌詞一部)



2020年5月27日 (水)

日本は法治国家なのか

日本は法治国家なのか

 
緊急事態は解除されても、真面目で慎重な日本人はまだ巣ごもり状態を続けている。

そんな中、マスクも10万円も届かない人は多い。助成金、給付金も手続きに時間が掛かり遅れている。


国民のフラストレーションは政治に向けられる。テレビのワイドショーも「国民目線」で視聴率を上げている。SNSは政治批判で炎上している。当ブログもついつい愚痴っぽくなる。


■ 見え見えの嘘

世論調査(2020・5・24朝日、毎日)で、ついに安倍政権の支持率が20%台に落ち込んだ。発足以来最低である。落ち込んだ最大の理由は、言うまでもなく「黒川問題」である。

緊急事態宣言下の5月1日と13日に、東京高検検事長が賭けマージャンに興じていたという衝撃のニュースが国民に知らされたのである。

当然、懲戒処分になるところが、あまりにも軽い「訓告」になったことで、国民は怒っている。しかも、その処分は、法務省(検事総長)が決定したとして、安倍首相は責任回避している。森法相の答弁も、誰かに言われるままに「二転三転」している。(こんな情けない法相は前代未聞である。)

見え見えの嘘を並べ立てて、こんなに国民を馬鹿にした内閣が戦後あっただろうか。国民をなめるのもいい加減にしてほしい!

 

■ 安部続投しかない 

 フジテレビ上席解説員のH氏は冷静に政局を分析している。

これほどまで腐敗した政権なのに、氏によると、
「支持率は下がってるけど、野党が弱いので政権交代はない」と断言。『ポスト安倍』として岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長、小泉進次郎環境大臣の名前を挙げ、『岸田さんは禅譲狙い、石破さんは党内に友達が少ない、進次郎さんはまだ若い、ということで誰も安倍下ろしはできない。そうすると代わりがいないので安倍さんしかいない』 と解説した。

残念ながら、これが本当である。それほどに今の日本には人材がいない。

■ マスコミ(朝日、産経)も同罪 

違法賭けマージャンの、もう一方の当事者である朝日新聞社員と産経新聞記者が、まったく表に出てこない。本来なら、両新聞社の社長が謝罪会見を開き、当該社員の厳重な処罰を発表すべきであるが、その動きは遅い。

実は、黒川元検事長の処分のカギを握るのは、両新聞社にあると思う。法にのっとった厳格な処分を行えば、黒川氏の処分が甘いという国民の声が大きくなるだろう。しかし、朝日も産経も、未だに社員の実名すら報道していない。こんな姿勢では、とても黒川問題を追及できない。

朝日新聞の謝罪文、「小欄としても同じ社内で仕事をする一員として、こうべを垂れ、戒めとしたい。」には驚いた。何を気取っているのか!
「小欄」??、さすが教養の高い朝日新聞だけはあるが、「こうべを垂れる」とは、頭を下げて相手に敬意を表したり、へりくだったりする様子を表す言葉で、反省するとか謝るという意味とニュアンスが違う。要するに悪いとは思っていないということだ。

36人が犠牲になった京アニ事件で新聞各社は、「報道機関は実名で報じることが原則」として、亡くなった被害者全員の実名を一方的に公表したが、まさか今回はその大原則を変えて、自社の都合の悪いことを隠す魂胆ではないだろうか。あり得ないと思うが、早急な説明責任を果たしてもらいたい。

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この問題に関して、複数の
市民団体や弁護士有志が、黒川氏ら4人に対する賭博や常習賭博、贈収賄容疑での告発状を東京地検に提出した。

野党の追及、自民の自浄能力、法務省の動き、公明の動き、国民の声、朝日・産経の対応、そして市民団体の告発の動き。

どのような展開になるか目が離せない。
今、日本は本当に「法治国家」なのかを問われる重大な局面にある。

2020年5月24日 (日)

コロナ禍に考える「健康」の意味

コロナが収束に向かっていますが、治療薬もワクチンもない中、第2波・第3波が来ると脅かされて、まだ多くの人は外出を自粛中だと思います。
そしてこの数か月、ストレスが溜まり、運動不足で「コロナ太り」した方も多いと思います。あらためて「健康」について考えてみることにしました。


一般的に、健康とは =「身体が健康である」を意味します。すなわち病気でない状態のことです。しかし、WHO(世界保健機構)は、健康の定義を英語で次のように発表しています。


■ WHOのいう「健康」とは

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

訳1. 健康は、完全な身体的、精神的、社会的幸福の状態であり、単に病気や虚弱がないことではありません。(翻訳ソフト)

訳2. 健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが
満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)

訳3. 健康というのは病気でないということではない。仕事に満足し、家庭にうれいなく、いつでも前向きの姿勢でなにごとにも取り組めるような精神および肉体状態であるということをいう。(調剤薬局等に掲げてあるプレート)

すなわち、健康には、1.肉体的健康 2.精神的健康 3.社会的健康があり、その3つが揃ってはじめて「健康」と言えるわけです。 
 


心身の健康は分かりますが、この「社会的健康」とは、いったいどういう意味でしょう?

人から必要とされ、生きがいを感じ、家庭や社会の中に自分の居場所があることだそうです。

協会けんぽのホームページでは、「社会的健康」に加え「生活面での健康」を唱えています。(以下図)

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全国健康保険協会(協会けんぽ)

健康と一口に言っても、結構意味が深いようです。確かにそうかも知れませんが、この3~4条件を完全に満たす日本人はいるのでしょうか?とてもハードルが高い気がします。

そもそも「健康」という字は、「健やか(すこやか」と「康らか(やすらか」から成り立っています。「身体が健やかで、心が康らか」と、単純に考えれば良いのではないでしょうか。

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コロナのおかげで、久しぶりに筆を執りました。

2020年5月22日 (金)

黒川問題 救いようのない日本

ステイホームで家にいると、否応なしに入ってくるのは、腹立たしいニュースばかり。

当ブログは時事問題がメインではないが、この不正義がまかり通る現状に黙ってはいられない。
日本の将来を危うく思うのは私だけだろうか。「三蜜」ではなく「三悪(検事、官邸、メディア)」について考えてみた。


黒川問題 救いようのない日本

 ダメダメ 検事長

検察ナンバー2の検事長が、緊急事態下に賭けマージャン! 耳を疑う不祥事である。

黒川氏といえば、あの森友事件で、財務省の佐川宣寿(前理財局長)らを不起訴とするよう大阪地検に圧力をかけた黒川事務次官(当時)のことである。自殺した近畿財務局の職員の無念をよそに、彼は賭けマージャンに興じていた。人の命を何だと思っているのか!

常に政権寄りの彼は、安倍政権のスキャンダルをもみ消すことに奔走した。籠池夫妻を逮捕したのも、黒川氏の直接の指示だったとするニュースも入った。「めんどくさいから逮捕しておきました」と、 まさに官邸の「操り人形」である。人の良さそうな顔をしてとんでもない悪である。安倍政権に取っては極めて都合の良い人材だったに違いない。

いつもは舌鋒鋭い弁護士(元検察官)の郷原信郎氏(黒川の同期)は、黒川氏の人柄は悪くなかったと述懐するが、同期だからといって擁護するとは何事か!
法の番人が不正義を押し通してまで、時の政権にゴマをするのは決して許されることではない。

賭けマージャンは立派な賭博罪である。しかも常習性があった。このまま立件されることなく軽い訓告処分で退職金(7000万円?)も満額出るとなれば、国民は納得しないだろう。「賭けマージャンは賭博罪に当たらない」という法律改正を行うか、安倍政権得意の「閣議決定」で法律の解釈を変えなければならない。

森法相は陳謝し、直ちに後任を決めると言ったが、「余人をもって代えがたい」はずの黒川氏の代わりはいるのか?

検事は見識があって「高潔な人」というのは、国民の思い込みに過ぎなかった。またしても検察の信頼は失墜したのである。そして、検事総長になって勇退するはずだった黒川氏の人生も、汚名にまみれて失墜したのである。

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画像  NHK WEBニュースより

 悪事バレバレ 内閣

自分たちに都合の良い黒川氏を検事総長にする」という官邸の悪だくみは、その本人が賭けマージャンをしていたという「文春スクープ」によって無残に消え失せた。過去の悪事を色々もみ消してきた官邸も、今度ばかりは手の打ちようがないだろう。
現政権は、明らかに「危険水域」に入った気がする。

森友加計問題などで追及を逃れてきたのは、非力な野党と、政権ベッタリの公明党に助けられてきたこと、さらに自民党の中に後継者たる人材がいなかったことによる。でなければ、とっくに安倍政権は倒れていただろう。

今回のコロナウイルス対応で、安倍政権の支持率は30%台に急降下したが、さらにこの「クロカワリスク」で国民の信頼を失った。悪運も尽きたのか、来年の東京オリンピックも黄信号が点灯している(バッハIOC会長5/21談)。アスリートには気の毒と言うほかない。

何でも閣議で決めてきた安倍政権、国民の手の届かないところで「やりたい放題」だった。その代償は大きく、ついに黒川氏と心中する瀬戸際にいる。ここまで腐敗したら与党も救いようがないだろう。野党第1党の立憲民主は全く頼りにならない。与党の自浄能力に期待するしかないだろうか、それも難しいが・・・。かつてこれほど国民の思いと乖離した政権はあっただろうか。

 

ズブズブ メディア

国民が一番驚いたのは、マスコミが渦中の黒川氏と度々賭けマージャンに興じていた事実である。当然のことながら、メディアは常に中立な報道を心掛ける。しかしあろうことか、検察幹部と「癒着」していた今回の事案は、メディアもまた腐敗しているという現実を示している。

当局から出される「リーク」は、このような新聞記者の情報収集によるものかも知れないが、あまりにズブズブの関係は目に余ると言わざるを得ない。この分では、警察ともズブズブ、官僚ともズブズブ、政治家ともズブズブなんだろう。このような日本の取材の在り方は、公正な報道の弊害になっている。

朝日、産経ともに詳細な事実関係を明らかにして、当該社員の厳正な処分を早急に発表すべきであるが、未だに記者の実名すら公表されていない。産経新聞の「記者指針」によると、「記者は報道や論評の質の高さだけでなく、その行動でもまた高い信頼性と品性が求められる。」とあるが、 緊急事態下に行われた違法性のある賭けマージャンには品性のかけらもないどころか倫理観も著しく欠如している。

まさか同社の記者に対し、検察の「甘い処分」と同じような「身内の処分」で終わることの無いよう、国民も目を光らせなければならない。
黒川氏にも説明責任があるとすれば、朝日、産経両新聞社にも説明責任はある。何よりもトップが謝罪すべきである。

信頼を失ったのは、検察だけではない。官邸はもちろん、メディアも失ったのである。国民はいったい誰を信頼したら良いのか?あまりの日本の現状に憤りを通り超えて、悲しくなる。


もういい加減にして、悪代官3人(安倍、麻生、菅)が登場する(現代版)時代劇は終わりにしてほしい!
悪代官を助ける奉行(黒川)もいらない! 役に立たない旗本(国会議員)もいらない! そう言えば江戸時代の旗本も、ろくに仕事もせずに「禄(給与)」にありついていた。今も昔も変わらない。

水戸黄門や、助さん格さん、大岡越前は、夢のまた夢でしかない。国民をないがしろにする「救いようのない日本」の現実が重くのしかかる。

 

2020年5月15日 (金)

アベノマスクが届きました!

アベノマスクが届きました! 早速、玄関のワンちゃんにかけてみました。

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良く似合うでしょ ワン!

■ エイプリルフール

今年のエイプリルフール(4月1日)に、安倍首相が発表した「布マスク2枚」の全世帯配布。それから1か月半、やっと「アベノマスク」が郵便ポストに入っていました。有難く拝受いたします。

エイプリルフールだったので、初めは「ジョーク」かと思われていたアベノマスク。今では「Wikipedia」に載るほど有名になりました。そのWikipediaによると、シンガポール、タイ、韓国、イタリア、フランス、ニューヨークなど諸外国でも、布マスクの配布の例はあるようです。

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本日届いたアベノマスク

■ 壮大な税金の無駄遣い

当初、このマスクには466憶円の税金が使われるはずでしたが、マスク本体の調達費が79億円安くなったので、実際には400憶円を切っています。

ただ、妊婦さん向けのマスクに不良品が見つかり、550人体制で「目視の検品」作業を実施したそうです。その費用、何と8億円!これは信じられないほどの税金の無駄遣いです(社民党の福島党首弁)。

■ 漏れ率100%

マスクの専門書も書いている 聖路加国際大大学院の大西一成准教授(公衆衛生学)が、届いたアベノマスクの「漏れ率」(※)を計測したところ、5回測って、すべて100%の漏れ率でした。つまり、外に浮遊している粒子が全て内側に入ってしまうことを意味します。

※漏れ率とは、マスクの外側と内側の粒子の数を計測して、どれくらい内側に入り込んでいるかを統計解析した率。市販のマスクの漏れ率は86.3%とのこと、所詮マスクでは、外から入ってくるウイルスを防ぐことは難しいようです。

大西先生は、「ウイルスの取り込みを防ぐという観点から言うと、ほとんど効果がない。布ではフィルターの役割を果たしていないことに加えて、サイズが小さいので隙間ができやすい。一生懸命マスクの周りを押さえて測ってみても、漏れ率は97%でした。人からの感染を防ぐ効果は期待できませんね」と語っています。

■ 安部首相しか使っていない

国会議員はおろか、閣僚の誰も使っていないアベノマスク。使っているのは、安倍さんと「布マスク配布」を提言したとされる経産省の側近だけ。安倍さんのマスクは、顎がはみ出してしまっていかにも小さい感じです。言い出しっぺなので義理で付けてますが、少し気の毒にさえ思えます。

■ 出回りだしたマスク

最近、市中に出回りだしたマスク。近所の大手ドラッグストアには、国産のマスクが30枚入り648円で売っていました。スーパーにも各種マスクが並ぶようになり、マスク不足は解消されつつあります。

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30枚648円で買った国産使い捨てマスク

さらに、ファッション性のある布マスクも見かけるようになりました。マスクを手作りする人も現れました。

もう1か月早く配布されれば喜んだ人もあったと思いますが、今頃届いても使う人は少ないでしょう。次のパンデミックでマスク不足になった時のために、家庭に備蓄しておけば良いかも知れませんが・・・

 
今回の布マスク2枚配布は、最新の世論調査によると、「評価せず」が73%(読売新聞)、76%(共同通信)でした。大金を投じて見事な空振りだったわけですが、そのことは政府も良く分かっていると思います。
今後の支援策で、この不名誉を挽回してほしいと思います。


■ ご参考動画

・オペラ歌手が歌う「アベノマスク」 https://www.youtube.com/watch?v=UzhRHNY3Ijs

・映画「アベノマスク」予告編 https://www.youtube.com/watch?v=3nS6K3fkYAM

 

2020年5月12日 (火)

新型コロナウイルス終息後の日本 ~仕事から国民生活、意識まで~

世界を襲った新型コロナウイルス。まだ終息はしないものの、このパンデミックで世界は大きく変わろうとしています。

日本も例外ではありません。この惨禍を教訓に、日本の課題と将来像について、8つの分野に分けて考えてみました。

 

1.医療分野

国民医療費が年間43兆円(2018年度)の日本では、当然のことながら最高の医療が受けられるはずです。しかし世界各国と比較して分かったことは、ICU(集中治療室)の不足、検査機器、呼吸器の不足、専門医やスタッフの不足、輸入に頼るマスクや防護服の現状でした。
医療大国日本は、正確に言うと「医療費大国 日本」でした。これは、すぐ病院や薬に頼る国民性にも原因がありますが、こと感染症に至っては、やはり検査体制の拡充、専門医の育成、ICUやベッド数の確保、マスク・防護服の自給体制、さらに危機管理対応のトップリーダーの擁立が喫緊の課題です。

コロナの医療現場では、感染リスクのある中多くの医療従事者の懸命な治療が行われました。一方で感染を恐れて患者の受け入れを拒否する医療機関もありました。満足な医療機器や防護服が無ければ当然ともいえます。保健所などの行政も医療機関も大混乱したことは事実です。
それでも死者数が大幅に抑えられたのは不幸中の幸いでした。改めて医療関係者に感謝です。

厚生労働省や内閣の中に、今回のパンデミック対応の検証委員会を作り、日本の弱点が露呈した「感染症」への万全の対策を講じるべきです。医療費ばかり掛かって病人の減らない日本から、国民の命を最優先し、「健康長寿の日本」に変わることが求められています。

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<a href="https://www.photo-ac.com/profile/1098708">makotomo</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真

2.仕事(働き方)

緊急事態宣言で外出自粛が叫ばれ、突然在宅で仕事をすることになった労働者は困惑したと思います。政府は「働き方改革」(2018年法案公布)を打ち出しましたが、中小企業などへは浸透していませんでした。しかし今回のコロナで、大都市を中心にほとんどの企業で(否応なしに)在宅勤務が普及することになりました。テレワークやWEB会議、時間差通勤などが導入され、結果として通勤混雑は緩和され、今まで通勤に要したエネルギー(時間、体力)は節約されました。今後、在宅勤務だけでオフィスを構えない会社が現れたり、それこそ不要不急の社内会議などは無くなるでしょう。「従来型の仕事」の無駄が、かなり浮き彫りになったと思います。

今後、コロナを契機に「在宅勤務」は相当普及すると思います。日本だけの「印鑑社会」からも脱却できるでしょう。政府の「働き方改革」は図らずも進展することになりそうです。そして通勤地獄が緩和される日も近いと思われます。
しかし、在宅時間が増えることで家庭内トラブル(最悪の場合DV)が起きたり、オフィスに出社しないことで人間関係が希薄になったり、在宅での勤務状況を監視するシステムが強化されたり、良いことばかりではなさそうです。


3.I T (information technology)分野

コンピューターやデータ通信が飛躍的に発達した今日に於いて、今回ほどI T が活躍したことはありませんでした。外出自粛で「STAYHOME」を余儀なくさせられた国民は、オンラインによる社会生活を模索しました。
オンライン後進国だった日本ですが、オンライン会議、オンライン授業、オンライン診療からオンライン飲み会やオンライン結婚式まで多種多様なオンライン生活が実現しました。いつもなら連休で里帰りする子供たちも、オンライン里帰りで「おじいちゃん、おばあちゃん」と会うことが出来ました。

劇場やコンサートホールからライブ配信をする試みも多く行われました。音楽やバレエを自宅で楽しんでもらう試みです。さらに演奏の機会を失った音楽家が、自宅からリモートで参加する動画配信も人気を博しました。I Tは私たちの日常を変え、これからの可能性を無限に広げました。今後オンライン技術は3Dやバーチャル機能の充実で、よりリアルで実用的なレベルになるでしょう。オンラインによる新しい産業が生まれ、既存の産業と融合して世の中の利便性は飛躍的に向上すると思います。

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<a href="https://www.photo-ac.com/profile/2258030">こうまる</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真


4.教育、カルチャー

学校が長期間休みになり教育現場は混乱し、親も子も先生も大きな試練に直面しました。共働き家庭は母親が休職して子供の面倒を見ることになったり祖父母に頼んだりと対応に苦慮しました。今更ながら、子供を預かってくれる学校は地域になくてはならないものです。
小学校では家庭学習が中心になり、高校、大学ではオンライン授業が行われました。同様に学習塾やカルチャーセンターなども急遽オンラインに切り替えましたが厳しい運営を強いられています。また、非常勤の講師や給食業者など、多くの関係者も収入が激減しました。
そして学校側(教師)も、生徒・保護者も手探りの状態が続きました。さらに、相方向のオンラインが実施できない教育現場が多く存在しました。

教育文化という大切な分野が、意外にも災害に弱く未整備であったことが判明したことで、今後は非常時の教育の在り方が検討されるでしょう。一方で、家庭学習の重要性も見直され、不登校への代替案としても注目されると思います。
尚、この際「9月新学期制」の議論が高まりつつあります。世界標準に合わせるチャンスだからですが、賛否両論あり不透明です。個人的には賛成ですが、拙速に進めるのではなく、準備期間を経て来年9月を目指すべきと考えます。



5.政治、経済

言うまでもなく、今回のコロナの対策で、安部政権は大きく支持率を落としました。一次二次合わせて何と8年8か月にも及ぶ「安部一強」の長期政権は、次第に「虚偽・隠蔽」「忖度」にまみれ、戦後最悪の政治の劣化を招きました。森友加計桜と疑惑のオンパレードだった安倍政権ですが、最近の検察庁法改正案に至っては、芸能人など抗議のツイートが500万件に達したそうです。この反応は過剰としても、この時期に不要不急の法律をごり押ししようとする政権運営は、イエスマンばかりの内閣(各大臣)と暗躍する官邸官僚、何も発言しなくなった自公の国会議員、パフォーマンスばかりの立憲民主など野党議員で、国政が著しく劣化したからです。

劣化した政治家では有効なコロナ対策が打てないことは当然です。感染症の「専門家会議」の決定を重視するばかりで、政治的判断は遅れました。しかし、その劣化した政治家を選んだのは国民でした。

お人好しの日本国民も今度ばかりは怒っています。緊急事態宣言下に歌舞伎町の風俗店に通っていた立憲民主のT議員は言語道断にしても、歳費2割カット(1年間限定)を決めた国会に批判が噴出しています。唯一、 日本維新の会だけは「とても国民の理解が得られない」として反対しましたが、他の野党が情けない限りです。一番不可解なのは、月額100万円の文書通信交通滞在費(領収書不要)です。外出自粛、会合自粛で、どうして交通費や滞在費が要るのでしょうか。

そのような不条理に、国民はデモのような抗議行動ではなく、SNSで批判するようになりました。とても紳士的です。テレビのワイドショーも今回の政府の支援策には辛口ですが、フラストレーションの溜まった視聴者に迎合して視聴率を稼ぐ商魂も垣間見えます。また、テレビの報道は、ほとんどが週刊誌かスポーツ紙の焼き直しです。政治の劣化にはメディアの責任も多分にあると思います。


以上の観点から、次期衆議院選挙(来年夏までにある?)では、無党派層の投票行動が注目されます。二大政党なら、当然安倍政権は大敗し政権交代が実現しますが、日本の野党はバラバラです。野党第1党に求心力はありません。結局は自公政権が続くでしょう。

今の与党が、国民の窮状に寄り添い、国民の不安を払拭する政治に大変身するか、若しくは野党が大結集して、(国民の信頼を失った)自公政権に立ち向かう構図を作るか、そのどちらかが実現すれば、日本は救われます。それには大阪府の吉村知事のような信頼のおけるトップリーダーが必要です。 

─そんな空論を言っても仕方ありませんが、与野党ともに国の政治の現状はあまりにもお粗末です─

尚、政治決断による大胆な財政出動がない限り、安倍政権が期待するような経済のV字回復はあり得ません。当ブログが再三提起している「消費税減税」を断行すれば、消費は拡大するでしょう。次回総選挙では、国民に寄り添い、国民の痛みの分かる政治家を選んで下さい。

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画像出典 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57502890R00C20A4000000/

6.国民生活

観光業や飲食業をはじめ、あらゆる業種・あらゆる世代の人々が苦境に立たされています。中小零細企業、その従業員、個人事業主、日払い・パート、フリーランスなどの中には明日の生活も見込めない人もいると思います。非正規雇用者の割合が多い日本の雇用構造も問題でした。一方でアパートやテナントオーナーなど家主も、賃料が入らなくなり苦境に陥ります。今後、リーマンショック時を超える経営破綻と自殺者が出ると言われています。10万円で命がつながるなら一日も早い給付が必要です。
一方で給料が1円も減らない公務員や大企業の社員もいます。来月(2020/6月)300万円ものボーナスが(税金から)支給される国会議員もいます。日本の格差社会はますます進行するでしょう。経済の悪化に伴い社会保障費は増大し、社会秩序は乱れ治安も悪化するでしょう。

コロナが終息すれば、自粛していた反動で一気に旅行や外食に人が押しかけ、観光地や商店は息を吹き返しますが、一時的な回復に過ぎません。米国に対し日本の財政出動が少額であるため円高が進行して企業業績は悪化、失業者は年内に100万人を超え、オリンピックが終わるころには日本は大不況に陥るかも知れませんが、安倍さんは退陣していて知らんぷりでしょう。


政治への信頼が大きく損なわれた今日において、将来への不安が解消されない限り、国民は消費に回るべきお金を貯蓄や保険商品に当てることになり、生活の向上は期待出来ません。「足るを知る」窮乏生活の中で、ささやかな幸せを見つけましょう。

 

7.自然、環境、意識

IEA
(国際エネルギー機関)によると、2020年の世界のCO2排出量は8%減少する見込みです。この減少量は過去最大であり、リーマンショック時の6倍に当たるそうです。温暖化ガスの減少は日本ではあまり報道されませんが、自然環境は相当改善されています。この機会に、環境への関心は高まると思います。引き続き太陽光などのクリーンエネルギーへの転換が促進されることを期待します。また人間の繁栄を優先させた環境破壊にも歯止めがかかると思います。
コロナが終わったら、元の汚染された地球に戻らないよう注視したいと思います。コロナ危機を契機に世界の首脳が連携を深めることが重要だと思います。

同時に、中国は野生動物の密漁や食用を直ちに止めるべきです。武漢市を中心に感染が拡大したCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)は、野生のコウモリが感染源である可能性が指摘されていますが、コウモリから人間にウイルスを媒介した動物が何だったのかは、まだ判明していません。狭い空間に何種類もの動物を詰め込めば、それだけウイルスの感染経路が増え、ウイルスが突然変異を起こす可能性も高くなります。動物由来感染症は種の境界を越えて感染し、まだ免疫をもたない人間にとってはとりわけ危険な感染症です中国と仲の良いWHOテドロス事務局長が中国政府に働きかけることが一番です。

コロナは人々の意識をも変えました。
1.長引く自粛規制で、人と人とのコミュニケーションの大切さに気付きました。2.家族の在り方や家庭の大事さも分りました。3.学校で友達や先生と会える喜びを感じました。同時に勉学の大切さも再認識しました。4.日常の何でもない有り難味が分かりました(水道から水が出る、自由に外出できるなど)。5.通勤や通学に要する時間・エネルギーについて考えました。6.テレビやインターネットのある便利な生活に助けられました(情報収集、オンライン、ライブ配信など)。7.時間の有効利用やストレス発散法を考えました。8.政治に関心を持ちました。9.世界と日本を比較できました(良い点・悪い点)世界はコロナによって試されているのです。10.私たちが住む地球について考えました。
逆に、家庭内トラブルや「自粛警察」と呼ばれる他者への攻撃、差別、偏見、必要以上の恐怖心など、マイナス意識も芽生えました。

 

8.その他

ネット通販やドライブスルーなど非接触型のビジネスモデルが今まで以上に隆盛して、デパートやスーパー、個人商店と、客の争奪戦になるでしょう。また、ピザなどに限られていたデリバリーがあらゆる飲食店で始まるでしょう。お持ち帰り(弁当など)も飲食業の経営を支える大事な商品になるでしょう。

今回品切れしたマスクは、新しくファッション性のあるマスクとして生まれ変わると思います。考えてもみれば、顔の半分を覆うマスクにファッション性が無かったことが不思議でした。小池都知事のように、マスクもお洒落のアイテムとして身に着ける人が増えると思います。

それにしても、布マスク配布に数百億円かけた政府は恥ずかしい限りです。あしなが育英会は、外出自粛で募金活動が出来ず、2億円の金に困窮しています。布マスクに掛けた税金がいかに無駄であったか、責任の所在は分かりませんが猛省を促します。

尚今回、長期間の自粛要請に応じた日本人の国民性は称賛に値します。しかしごく一部の人は要請を無視しました。そのため、特措法に罰則規定を盛り込むよう法律を改正するべきでしょう。ただ、規制と補償はセットで行われるべきなので慎重な議論が必要です。

最後に、当ブログが度々指摘したように、テレビなどのメディアが過度に不安を煽るような報道を繰り返したことで、病原菌の感染より早く、恐怖心の感染が拡がりました。パンデミックのストーリーをメディアが演出しているほどでした。未知のウイルスですから注意喚起は必要ですが、過剰にネガティブな情報だけを流すことは賛同できません。情報を受け取る側の私たちの問題として、広範な情報ソースから取捨選択することが求められます。

 

 あとがき

日本政府のコロナの対応に批判が集中していますが、日本の死者数はかなり低く抑えられています。この点は評価できるでしょう。PCR検査体制の不備から不安は広がりましたが、結果的には、公衆衛生の行き届いた日本において国民の献身的な協力もあり、爆発的な感染には至りませんでした。

確かに、スピード感のない政府の対応、悪評3点セット、有能な司令塔が不在などの問題はありますが、全国民に一律10万円給付や、助成金の拡充など、今のところ精一杯の施策は実行しています。国民も良く頑張り(自粛)ました。
※10万円給付で、安倍政権の支持率は5.1ポイント上がっています(2020・5・9~10 FNN世論調査)
テレビのワイドショーや、週刊誌、スポーツ紙、一部メディアは批判するばかりですが、もう少し冷静に考える余裕も必要です。

ただ、国民の痛みの分からない国会議員や官僚がいることも事実で、これからの補償・支援策がとても心配です。与野党を超えてこの難局に臨んでほしいと思います。特に野党に気迫がほしいと思います。私たちも、その一挙手一投足を注視してまいりましょう。

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https://news.aperza.jp/%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%88%B9%E5%9C%B0%E7%90%83%E5%8F%B7/

コロナウイルスがもたらした世界的な災厄から、人類は何を学ぶべきでしょう。新しい地球の時代、新しい令和の日本のあるべき姿が見えて来るのではないでしょうか。人類が戦争から学んだように、このコロナ惨禍から学ぶべきこともあるはずです。


※参考資料 News week 日本版 2020・2・26 他

2020年5月 6日 (水)

巣ごもりシアター

コロナウイルスの影響でクラシック音楽界は演奏会が中止に追い込まれ、音楽ファンはもちろん主催者も演奏家も大きな苦痛の中で、何とか音楽の灯を絶やさないよう「無料のライブ配信」を始めています。

日本の新国立劇場も、5月1日から「巣ごもりシアター」を始めました。
私も思わぬ恩恵に浴しオペラやバレエを楽しんでおります。
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新国立劇場 巣ごもりシアターはコチラから


その他にも、国内外の一流オペラハウスやオーケストラなどが、素晴らしいクラシック動画を配信しています。
クラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」が、無料ライブ配信スケジュールを特集しています。是非ご覧ください。
ぶらあぼ 無料ライブ配信スケジュールはコチラから

家で、パリオペラ座やウィーン国立歌劇場、ベルリンフィルなどの超一流芸術に触れることが出来ます。

また、演奏機会を失ったオーケストラは、各団員が自宅から動画を送って、マルチ画面によって「ひとつの曲」を作り、YouTubeで配信しています。
とても秀作を見つけましたので、当ブログが自信をもってお勧めします。
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フランス国立管弦楽団 ショスタコーヴィチ「ワルツ2番」はコチラから

原曲(ご参考)
ショスタコーヴィチ「ワルツ第2番」NHK交響楽団 (らららクラシックより)

この曲は、暗い世の中にあって、聴く人の心を明るく、気分良くさせてくれます。まさに今聴くべき一曲だと思います。


コロナ惨禍にこれ以上振り回されることなく、「音楽の力」で乗り越えてゆきたいと思います。 壺中日月長

2020年5月 4日 (月)

コロナウイルス狂騒曲の行方 ⅩⅤ

やっと10万円の給付が始まりました。自治体によって給付スピードは違いますが、これで一息つける人もあると思います。あと1か月早ければ、これほど安倍内閣の評価を下げずに済んだかも知れませんが手遅れです。布マスクもまだ届いていません。

ブログを更新するたびに世界の感染者、死亡者数が増えています。350万人が感染して24万7千人の方が亡くなりました。(2020・5・4・16:32現在)

下記の、米国ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の情報サイトには、毎日世界中から10億回のアクセスがありますが、地球規模の感染状況がリアルタイムで発表され、なくてはならない情報サイトと言えるでしょう。

新型コロナウイルス最新情報サイト(CSSE)  パソコン版

新型コロナウイルス最新情報サイト(CSSE) モバイル版


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NHKニュースより

さて日本では、5月末まで「緊急事態宣言」が延長されました。

ステイホームも限界ですし、休校も限界です。商売も限界、会社も限界です。大人も子供も限界。そして何より、コロナ関係の医療従事者も限界だと思います。くそやけで、学校は9月新学期とする案も浮上しました。

コロナ倒産、コロナ失業(解雇)、コロナ離婚、コロナ鬱(うつ)、コロナ自殺、コロナ差別、コロナ偏見、コロナDV、コロナ退学、コロナ詐欺など、このままでは「人間社会」と「経済活動」は崩壊してしまいます。日本もそろそろ出口戦略を考えるべきと思います。


その出口が見え始めたヨーロッパ諸国、アジア各国の状況から、今回のコロナに対する各国の対応について、当ブログが「ランキング形式」で考えてみることにしました。

■ コロナ対応ベスト5

1位、ドイツ 医療体制と補償の充実
人口10万人あたりのICU集中治療室のベッド数は30床、日本(5床)の6倍です。医療崩壊は起きず、致死率も0,4%(最新データ)と断トツに低い成績です。(日本3,2%、アメリカ5,9%、イタリア13,6%)国民の生命を守るドイツ国家の意気込みが分かりました。
また、休業と補償がセット になっていて申請から2日で助成金が振り込まれたり、フリーランスや個人事業主、さらに芸術関係のアーティストにも手厚い支援制度があります。今回、日本はドイツを見習うべきでしょう。メルケル首相の支持率は80%まで上昇しています。

2位、韓国 検査体制、アイデア
「検査は感染抑止のカギ」として、1月時点からPCR検査を全土で実施。現在は、下記グラフの30万件から増え42万件を超えています(日本は韓国の13分の1以下)。また、韓国が始めたドライブスルー検査やウォーキングスルー検査、AIを駆使した感染者の追跡調査などのアイデアは、ニューヨークなど世界のお手本になっています。非常事態宣言もロックダウンもせず「感染拡大」を抑え込んだ韓国の文政権は支持率も上がり、総選挙は圧勝しました。
※韓国のPCR検査などの検疫体制はKポップにちなんで「K検疫」と言われ、政府はそのことを世界にPRしています。
※感染者の追跡調査には、800万台の監視カメラが役に立ちましたが、韓国は世界有数の監視社会です。
※韓国は軍事費9897億ウォン(F35ステルス戦闘機3000億ウォン、海上作戦ヘリコプター2000億ウォン、イージス艦1000億ウォンなど)を削減して、総額12兆2千億ウォンの支援金の一部に当てました。

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3位、台湾 スピード感
台湾のスピードある対応力が世界から賞賛されています。初動が早く、12月末に新型肺炎の情報が入るとすぐさま対策をスタート。12月31日には、武漢-台湾の直行便の乗客に対して、機内検疫の実施を発表。中国政府より早いタイミング(1月24日)で、海外への団体旅行禁止措置を断行、2月6日には中国全土からの入国を禁止3月19日からはすべての外国人の入国を禁止するなどの水際対策を取りました。
最新(5月4日)の感染者数は436人、死者は6人と、中国に地理的に近いにも関わらず極めて好成績です。

※日本が中国全土を含む海外73か国からの入国拒否を決めたのは、4月1日の国家安全保障会議で、実施日は4月3日からです。この約2か月のタイムラグが大きな差を生みました。もちろん、リーダーシップを発揮した蔡英文(さい えいぶん)総統の支持率は就任以来最高とのことです。

4位、ベトナム 死者0
人口9600万人のベトナムで、死者が0人(感染者271人)というのは驚きです。フック首相は、国内の新型コロナウィルス感染者がわずか6名だった1月30日の時点で流行宣言を発令しました。
厳格なロックダウンと隔離政策の中、市民のモラルは高く、日本のような買い占めや転売、トイレットペーパーが無くなるなどという事態は起こりませんでした。市民は常に冷静で秩序正しく相互扶助の精神でこの難局を早期に乗り切ったと言えます。

5位、女性リーダーの国 実行力
ドイツ(メルケル首相)を始め、北欧諸国のアイスランド、フィンランド 、デンマーク、アジアの台湾、ニュージーランド(オセアニア)のトップは女性ですが、今回のパンデミックへの対応力は素早く、実行力が際立っています。日本の安倍首相は「躊躇なく実行してまいります」というのが口癖ですが、危機対応力は女性のほうがあるということが良く分かりました。小池百合子都知事の発信力もしかりです。


■ コロナ対応ワースト5

1位、アメリカ 初動の遅れ、責任転嫁
トランプ政権の初期対応の遅れが爆発的な感染拡大を招きました。全世界の感染者数の3分の1はアメリカです。死者数も7万人に迫り、第1次世界大戦(5万3千人)、朝鮮戦争(3万6千人)、ベトナム戦争(5万8千人)の戦死者を超えています。
ただ経済対策には、追加も含め300兆円を投入するなど支援規模はケタ違いに大きく、給付金は申請不要で自動振り込みだそうです。

トランプ氏は、WHOを中国寄りと批判し拠出金を停止したり、中国政府に対しても、武漢にある研究所から広がった可能性があるとして、制裁や賠償金の請求を検討しています。自国民の生命を守れなかった責任を他に転嫁するもので、新たな火種になりかねません。

2位、日本 遅すぎる対応 愚策の数々
悪評3点セット(30万給付、マスク、動画)や10万円を巡る迷走で大いに評価を下げた安倍政権。官邸官僚の助言や、財務省の意向を反映させた支援策はことごとく失策となり内閣支持率はダウンしました。野党第1党の立憲民主党がだらしがないので助かっていますが、もう末期的かも知れません。起死回生の一打は、消費税減税しかありません。

※あえて日本の良い点を言えば、人口に比べて死亡者が少ないことです。今の日本の感染病の医療体制(防護服や呼吸器が不足、検査機器の不足、専門の医師も不足、ICUも少ないなど)では、PCR検査を市中の一般病院で行ったら、たちまち院内感染して死亡者が急増していたでしょう。ですから、日本の医療体制の不備は、結果として良い方向になったとも言えます。

3位、ブラジル 人命軽視 危機感の欠如
ブラジルのボルソナロ大統領は支持者らを前に「新型コロナウイルスには国民の70%が感染する。どうすることもできない」と発言したと言われています。失業者増大を最も懸念するボルソナロ氏は「感染は終わらないが、我々は働かなければならない」と経済活動優先を訴えています。しかし感染による国内の死者は7千人を超えています。あまりに危機感がありませんが、貧困と犯罪のブラジルでは経済を止めることは出来ないのでしょう。

4位、イタリア スペイン 医療崩壊
両国とも20万人を超える感染者と10%以上の高い致死率は、医療崩壊の典型的な状況でした。ラテン系の民族性もあったかも知れませんが、少し油断して手遅れになったようです。
日本も医療崩壊寸前ですが、国民の努力で何とかオーバーシュートを抑え込んでいます。日本は医療大国(年間医療費43兆円)ですが、医療先進国ではありませんでした。ひとつ間違えば、日本もイタリアやスペインと同じ道を進んでいたかと思うとゾッとします。

5位、ロシア 急速な感染拡大
首相や閣僚まで感染が拡大して、今や感染者は14万人を超えています(20万人という報道もあり)。急速な拡大への有効な対策は見えていません。歴史的な原油安に加え、コロナショックでロシアの経済は大打撃を受けていますが、ミサイルなどの軍事産業は増強しています。


こうして記事としてまとめてみると、各国の対応ぶりに大きな違いがあります。限られた情報によるランキング(見解)ですので、個人的な意見としてお読み下さい。
繰り返しになりますが、日本は、スピード感を台湾に、検査体制を韓国に、そして総合力(医療体制、補償)をドイツから学ぶべきだと思いました。


2020年5月 2日 (土)

映画「おかあさんの被爆ピアノ」峠三吉の詩

映画「おかあさんの被爆ピアノ」

広島で奇跡的に焼け残った「被爆ピアノ」と、被爆2世の調律師として全国に被爆ピアノの音色を届けている矢川光則さんの実話。

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画像 公式サイトより

劇中使用曲 アヴェ・マリア(シューベルト) 若井久美子(ソプラノ)
※東京都江東区の夢の島公園内にある第五福竜丸展示館にて撮影

峠三吉原爆詩集より

序 峠三吉

ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ
わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ
にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ

 

■ 映画「おかあさんの被爆ピアノ」2020年5月15日~ 広島先行公開予定

公式サイト   予告編  

参考サイト「吉永小百合さん原爆詩朗読 ピアノ坂本龍一さん」

https://www.youtube.com/watch?v=lEalWrdso8w

 

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