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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2018年11月 5日 (月)

文化勲章に思う

今年も文化の日の11月3日、皇居に於いて文化勲章が5人に授与されました。

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その功績を称えることに異論はありませんが、素人の私には少し違和感を覚えるところがあるのです。


■ 文化勲章とは ─文化の定義─

そもそも文化勲章は芸術文化に貢献した人に授与される勲章です。

昭和12年に公布された「文化勲章令」によれば、「文化勲章ハ文化ノ發達ニ關シ勲績卓絶ナル者ニ之ヲ賜フ 」 と書かれています。

すなわち、文化の発達に功績の著しい者に授与される勲章(ブリタニカ国際大百科事典)ということです。

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文化勲章 内閣府サイトより

しかし、何故か分野の違う「科学技術」関係者にも 「文化勲章」 が授与されています。

実際調べてみると、過去の受賞者数は、科学技術部門で209名、芸術文化部門で167名です。何と芸術分野の受賞者のほうが少ないのです。

その理由は、文化の定義が余りにも曖昧で広範囲に及んでいることにあります。過去の文化勲章受章者を見ると、

物理学、生物学から、経済学、数学、憲法学、刑法・法医学者などが名を連ね、さらに、細菌学や血液学、病理学、放射線やウイルス学者、宇宙飛行士までいます。

石田純一が「不倫は文化だ」と言いましたが、このままでは何でも文化の仲間入りです。このような現状は一般的には分かりにくいと思います。


ですから、あくまでも個人的見解に過ぎませんが・・・

年号が改まることを契機に、「文化勲章」を、「科学・文化勲章」または、「学術・文化勲章」に改名したほうが良いと思います。

さらに、不思議なことに

■ 音楽界に受賞者が少ない

芸術分野では、音楽関係者の受賞が極端に少ないように思えます。特にクラシック系では、山田耕筰以来、今回の一柳慧(いちやなぎ とし)氏で5人目です。

既に他界されていますが、武満徹(たけみつ とおる)氏など偉大な音楽家は20人や30人はいると思います。わずか5人というには本当に不思議です。

逆に、美術界では多くの受賞者がいます。音楽と美術に文化度の差はあるのでしょうか。

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画像出典http://www.nichion.net/elementaly/08_elem_orchestra.html

やはり、音楽は興行的な要素が大きいのでしょうか。音楽ホールはどこにでもありますが、ほとんどが貸館で、毎日違った公演が行われています。美術館や博物館のように常設展示はありません。

音楽は演奏が終わったら何も残りません(物理的には)が、美術品は遺産として残ります。現に、日本の文化予算の多くは、国宝など美術遺産の保守・修繕に使われています。

また、音楽界では世界的に著名な日本人演奏家がいますが、作曲家は少なく、日本を代表する作品は数少ないと思います。発信力が弱かったとも言えますが・・・。大体、現代音楽に毒された作曲界では無理だったかも知れません。

文化の一翼を担っているはずの音楽界に、文化勲章受章者が少ないことはとても残念ですが、その分、美術界や演劇・映画界、文学界などに頑張ってもらいたいと思います。


ささやかな問題提起と提案に最後までお付き合い下さりありがとうございました。



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