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2017年9月 1日 (金)

~挑戦は、今、始まった~

楽しみにしていた沢田蒼梧 ピアノリサイタルに出掛けました(2017・8・31 東海市芸術劇場大ホール)。 彼の演奏を聴くのは3度目です。

2年前に、当時高校生だった彼の演奏を聴く機会に恵まれましたが、(2015・7・21 ザ・コンサートホール)それ以来すっかりファンになりました。一点に凝縮された演奏スタイルに引き込まれたからです。

そして、この春国立大の医学部に合格した彼は、医師lとピアニストの両立を目指して新たなスタートを切りました。

「医師に、そして、ピアニストに ~挑戦は 今 始まった~」 と題したプログラムに、彼の不退転のメッセージが込められています。

ブラームスから始まったコンサート、1025席の大ホールは満席に近く、会場には親子連れの方も目立ちましたが、明らかに彼のファンも多く詰めかけていたようです。

マイクを持ってレクチャーコンサートのように解説を交えながら、曲にまつわるエピソードなども話しますが、独特の率直な語り口が好感度バツグンです。

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演奏は、重厚かつスケール感が広がるブラームスの変奏曲。ショパンのスケルツォ2番は、音楽に没入する彼独特の世界観を感じました。どの演奏も構築力があって引き込まれていきます。ヤマハCFXの表現力の限界にも挑戦したかのようでした。

絵画的な繊細な筆のタッチを思わせるドビュッシーの「花火」、幻想的で華麗でした。難曲ラフマニノフも集中力で乗り切って、怒涛の前半プロは終わりました。

ベートーヴェンの告別ソナタ、前半の曲ほど色鮮やかではないこの曲を、彼は音楽の純度を高め、精神性を重んじて演奏しました。この選曲はリサイタル全体の中で絶妙なバランスだったと思います。

最後はよくコンサートで取り上げられる人気の シューマン 「謝肉祭」 でしたが、プログラムには、副題の 「4つの音符による面白い情景」 としてありました。その意図通りの変幻自在の演奏は、それぞれの曲想の変化を存分に楽しめるものでした。


鳴りやまぬ拍手に応えてのアンコールは4曲。特にショパンのノクターン嬰ハ短調「遺作」は、感情の高まりが切なく、スクリャービンの左手のためのノクターンには彼のこれまでの人生や将来に対する万感の思いが込められていたように思えました。リサイタルは英雄ポロネーズで閉められましたが、午後 6時半に開演して、時計を見たら 9時を回っていました。本当にお疲れ様でした。ご盛会おめでとうございます。

「近い将来、彼の医術と音楽が人々に命と癒しを与えてくれるであろうことを確信しています。」 (主催者の言葉) 

挑戦は、今、始まりました。

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