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2017年1月17日 (火)

塗り替わったクラシック名曲の作曲家

1751年の今日(1月17日)イタリアの作曲家 アルビノーニが、79歳で他界しています。

代表作は言うまでもなく、「オルガンと弦楽のためのアダージョ ト短調」 。

世界中で愛されている名曲、「アルビノーニのアダージョ」 です。

しかし、この曲の作曲者がアルビノーニでないことが近年分かってきました。

そこで、自分の勉強も兼ねて、同様の事例をまとめてみました。

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アルビノーニ


■ アルビノーニのアダージョ
(アルビノーニ ➡
レモ・ジャゾット

実際には、20世紀のイタリアの音楽学者 レモ・ジャゾット(Remo Giazotto, 1910- 98)の曲であることが判明しています。

映画音楽やドラマのテーマ曲、ポピュラー音楽にも使用され、アルビノーニの名を世界に広めました。この美しい曲が、別人が書いたと知った時はショックでした。


■ カッチーニのアヴェマリア
(カッチーニ ➡ ヴァヴィロフ

実際には、1970年頃 ソ連の音楽家 ウラディーミル・ヴァヴィロフ(Vladimir Vavilov 1925-73) によって作曲されたことが判明しています。

バロック時代の様式とは全く異なる音楽ですが、一般的にはバロック期のカッチーニ作曲と誤認されています。多くのCD、楽譜、YouTube などの表記もカッチーニのままです。


■  ハイドンのセレナーデ ハイドンロマン・ホフシュテッター)

実際には、ハイドンと同時代のドイツの修道士 ロマン・ホフシュテッターの作品であることが判明しました。誰もが知っているこの名曲は、長い間ハイドンと思われていました。

ロマン・ホフシュテッターは、ハイドンの熱心な信奉者だったそうです。


■ おもちゃの交響曲
(ハイドン ➡ レオポルト・モーツァルト ➡ エトムント・アンゲラー

実際には、オーストリア出身の作曲家で神父の エトムント・アンゲラーが1770年頃に作曲したとされます。

まだ多くの人は、モーツァルトの父、レオポルト・モーツァルトが作曲したと思っています。


■ モーツァルトの子守歌
モーツァルト ➡ ベルンハルト・フリース

実際には、モーツァルトと同時代の医師 ベルンハルト・フリースの作品です。

長年にわたり、作品番号 K(ケッヘル)350 が付けられ、モーツァルトの作品とされてきましたが、近年の研究により判明。 K番号も訂正されました

尚、フリースは、モーツァルトが死亡した翌日に服毒自殺したと言われています。
享年は25歳でした。

フリース作曲は徐々に知られてきましたが、慣例ではモーツァルトとされる場合が多いようです。



作曲家の名前が塗り替わった名曲の中で、現在判明しているものを挙げてみましたが、まだグレーゾーンな曲が多く存在します。特にバロックから古典時代は資料も乏しく、検証に時間もかかるようです。

最近では、あのバッハの「無伴奏チェロ組曲」が、バッハの2番目の妻 アンナ・マグダレーナが書いたのではないか、という説がクローズアップされてきました。

※参考サイト NHKBS ミセス・バッハ~バロックの名曲は夫人によって書かれた~(リンク切れはご容赦下さい)


今後研究が進むと、グレーゾーンの中から 「本当の作曲家」 が判明するかも知れません。興味はありますが、ショックは受けたくはありません。

「そっとしておいてくれ・・」 と、266年前の今日亡くなった アルビノーニが訴えているのが聞こえるようです。

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