「ナノテクノロジーのとびら」 (本の紹介No.023)
大和絵師が描いた 「ナノテクノロジー」 の世界。
やっと入手しましたが、やはり不思議な本です。しかし本質を見抜き、真理に迫った本です。
科学・技術の進歩は目覚ましく、人間は自然さえコントロールすることが可能になりました。科学万能の世界です。
しかし、宇宙は自然がデザインし、万物は自然の摂理によって成り立ち、調和しています。 科学は、もともと自然の中に存在していた智慧を体系化したに過ぎません。
「ナノテクノロジーのとびら」 吉田善一(文) 吉泉(絵) 2200円 東洋大学川越生協にて取り扱い
本書は、生き生きとした智慧としての 「ナノテクノロジー」 を感じ取ってもらうことを念頭に、「天地自然の理(ことわり)」 を学び、天命を知るきっかけを与えてくれます。
本書は単なる科学の解説本ではありません。人間が宇宙の一員であることを感じる本です。
インスピレーションに満ちた 「自然と人間」 との壮大なドラマを解き明かした名著です。
素朴で優しい大和絵のイラストと、最新テクノロジーのコラボが楽しい
「自然のささやかな一部に過ぎない人間よ、おごる事勿れ」 荘子 (本文より)
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