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2016年4月 4日 (月)

コンピューターが支配する世界

コンピューターが支配する世界がすぐそこまで迫って来ました。人工知能が進化して人間社会に浸透しています。 

そのことが人類の幸せにつながるのでしょうか?人類と共存できるのでしょうか?

最近のニュースからピックアップして考えてみました。


■ 囲碁の世界で、コンピューターが人間に勝つ

以前通っていた囲碁教室の先生(プロ棋士)は、「囲碁だけは、コンピューターが人間に勝つにはあと10年かかる」 と、口癖のように言ってみえました。

しかし、世界トップレベルの韓国の李世ドル(イ・セドル)九段との対戦で、コンピューターは4勝1敗の圧倒的勝利を収め、世界中をあっと言わせました。(2016年3月)

この囲碁ソフトは、グーグル傘下企業の開発した「アルファ碁」です。 「直感力」 を身につけた人工知能の勝利と言われていますが、こんなにも早く人間を超えたことはコンピューターが支配する社会の到来が予想以上に早いことを裏付けました。

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チェスや将棋は、すでにコンピューターに太刀打ちできません。囲碁の世界がコンピューターに負けたことで、もう人間がゲームで勝つことは望めなくなりました。


■ 小説を書くコンピューター

日本でも、人工知能が執筆した小説が、第3回日経「星新一賞」の一次審査を通過したニュースが話題になりました。(2016年3月)

この文学賞は、日本のSF短編小説の登竜門として有名ですが、コンピューターの書いた小説がもし出版されたら、その話題性から 「ベストセラー」 になるかも知れません。

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ある弁護士によると、その場合の著作権はコンピューターにあるそうです。 売れない作家はコンピューターに職を奪われかねない事態です。


■ ミュージカルを創るコンピューター

イギリスでは、コンピューターが書いた世界初のミュージカル 「Beyond The Fence」 が、ロンドン芸術劇場で上演されました。(2016年2月)

1.英ケンブリッジ大学の研究チームが、ヒットするミュージカルの基本ソフトを作り、

2.英ゴールドスミス・カレッジが登場人物やあらすじを考えるソフトを開発し、

3.マドリードのコンプルテンセ大学が脚本ソフトを提供して、

4.英ダラム大学のコンピューターシステムが音楽(作曲)を担当しました。

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遂に舞台に進出したコンピューターですが、驚くほど伝統的なミュージカルに仕上がっているそうです。

人間は演じるだけで、作品はコンピューターが創った訳です。複雑な心境になります。

※ご参考 youtube https://www.youtube.com/watch?v=VZzI4sfCFjc


■ 金融市場を支配するコンピューター

銀行の利息がゼロに近い状況下、資産を 「株式投資」 で運用する人が増えています。

しかし、株式市場を動かしているのは、ご存知ヘッジファンド(あらゆる取引手法を駆使して絶対的に利益を追求するファンド)です。

その中心にあるのが、CTAと呼ばれるコンピューター(ロボット)です。金融工学に基づいた利益追求プログラムで、365日24時間、自動売買を繰り返します。

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1秒間に1000回を超える超高速取引で売買を繰り返し、大きな利益をはじき出します。

近年の株式市場の乱高下は、CTAの仕業だと言われています。素人の一般投資家など、指をくわえて見ているだけです。(CTAの運用残高は20兆円を超えると言われています。実際にはもっと多いかも知れません。)

実は、世界経済を牛耳っているのはコンピューター(ロボット)と言えそうです。


■ コンピューター(人工知能)が、ヒトラーを礼賛

米国からはとても物騒なコンピューターの暴走が報じられました。

インターネット(ツイッター)上で一般人らと会話をしながら発達する人工知能の実験で、このコンピューターは、不当な思想や差別発言を学んだ結果、「ヒトラーは間違っていない」 などといった発言をするようになったと言うのです。

開発に携わった米マイクロソフト社は3月24日、実験中止を明らかにしました。

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人工知能には学習能力がありますから、このようなケースは今後も考えられます。コンピューターにも思想の自由を与えるべきか規制すべきか、論争が起きることは間違いないでしょう。

もうSFの世界ではなく、現実問題としてコンピューターと人間の 「境界線」 が曖昧になってきました。それだけコンピューターが人間に近づいた証拠です。

遺伝子を操作し、自然をコントロールして、神に近づこうとする人間。その人間に近づき追い越そうとするコンピュータ(人工知能)。 レースの行方が心配です。


■ 人工知能が運転手 米運輸省見解

米グーグル社が開発中の自動運転車について、米運輸省は搭載されているコンピューター(人工知能)を法律上の 「運転手」 とみなす見解を示しました。(2016年2月)

人工知能が人間の代わりになると言う見解は画期的です。これによって、「ドライバーレスカー(無人運転車)」 の実用化が大きく前進しました。

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日本でも、2020年の東京オリンピック時に運用を目指していますが、カメラやセンサー、GPS機能に加え、人工知能による安全運転が欠かせません。

日本で計画中の、世界初の 「完全自動走行社会」 で交通事故ゼロが実現できたら、その恩恵は計り知れません。 ※内閣府 自動走行システム推進委員会・WG


コンピューターの人間社会への進出、人工知能の進化は、加速度的に広がっています。もうコンピューターなしでは人間は生きていけないでしょう。


しかし、コンピューターが 「人間の仕事」 を脅かしているのも事実です。

■ コンピューターに仕事を奪われる人間

グーグルCEOが、「20年後、あなたが望もうが、望むまいが現在の仕事のほとんどが機械によって代行される。」と語ったのは記憶に新しいニュースです。

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また最近のニュースでは、野村総研とオックスフォード大学の共同研究で、2030年には日本の労働人口の約49%が、技術的には人工知能等で代替可能になるというショッキングな報告が発表されました。(2016年4月)

計算処理能力が最優先のコンピューターや、利益追求に特化したCTA、24時間工場で働くロボットに加え、人工知能を搭載したコンピューターが、人間の仕事の領域に入り込んでいます。

ソフトバンクのペッパー(pepper)は、世界初の感情認識ロボットです。血の通わないコンピューターが 「心」 を持ち、「直感力」(アルファ碁) や 「思考回路」(MS社ツイッター) を持つまでに進化したのです。

創造的分野である 「作曲」 や 「小説の執筆」 も人工知能が肩代わりする時代です。すでに現代アートはコンピューターが創作しています。芸術家は失業するかも知れません。


人類はコンピューターと共存出来るのでしょうか?

その一つの回答が次の動画にあります。 (下記の解説参照)

>

THE LAST JOB ON EARTH」(地球上の最後の仕事)2分50秒

歯磨きをしながら、鏡に流れてくるニュースを読んでいくアリス。

歯ブラシを洗面台にある穴に入れると……

日々の健康状態をチェックしてくれます。潜在的なものであっても、疾患を見つけると自動的にメディカルセンターを予約してくれます。

仕事着はクローゼットが自動的に選び出します。

その途上、衣料品店が「アリス、あなたの気に入る服がありますよ」とインタラクティブ広告っぽいものを表示してきました。

買い物を終えた帰りらしい女性がセグウェイのような車両で移動中。荷物は別途、自律運転のカーゴが運んでくれます。

アリスがやってきたのはメディカルセンター。検診もすべて自動。

その結果、胸部に感染症が見つかりました。すると、その場で薬が処方されます。

今度は自動運転カーで移動中。

30代以上向けの引退後の家を販売中。この世界では30代になるともう現役ではないようです。

ちょっと寂れたところにやってきました。

どうやら、失業した人向けには食糧配給が行われているようで、壁面に「STOP AUTO!」の張り紙や「NO AUTO!」の落書きが。

やがて、アリスは職場に到着。

すると、コンピューターが「労働力のアップグレード」をしているところでした。……アリスもこれで職を失ってしまったようです。

すでに職場にいるのはアリスだけだったのですが……。※出典 Gigazine


このアニメを見る限り、人類とコンピューターが共存できるとは思えませんが・・・

■ 世界はどう変わろうとしているのか予測してみると

コンピューターは言うまでもなく人間が作り出したものです。

しかし、人工知能は勝手に進化して愚かな人間を排除するようになりました。

全てが自動化され、極限まで効率と利便性が追求された結果、全自動社会が実現しましたが、人間もその全自動システムに組み込まれていきます。

人間の存在価値は無くなり、生殖機能さえも必要ありません。この地球は人間がいなくても全自動で運営されています。 完全無欠のコンピューターが世界を統治しています。

ロボットが働いて外貨を稼いでくれるので、人間は何もすることがありません。不利益なものは徹底的に消去されますから、戦争もありません。 

ただ、人間同士の殺りくゲームが公営ギャンブルとして認められます。(ここまで書くと怖くなりますが・・・) 日常では人間の本能を刺激することがないからです。


これはSFの世界の話ではありません。今日のコンピューター社会の急速な進歩を考えると、充分あり得る近未来の話です。

人工知能を搭載したコンピューターが、人類の平和に貢献するか否か、その鍵は今のところ人間が握っています。コントロールするのは人間ですが、プログラムを誤ればコンピューターは暴走するでしょう。


世界は、その瀬戸際に立たされています・・・

 

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