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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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特別記事 【ルーツを辿る旅】 ↓ (作成中)

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2016年1月の14件の記事

2016年1月28日 (木)

第17回ショパンコンクール入賞者ガラ・コンサートを聴く

結果発表から3か月、日本でも入賞者ガラ・コンサートツアーが始まりました。(1・23岩手、1・24大阪、1・26新潟、1・27愛知、1・28~29東京、1・31札幌)

入賞者6人全員が一堂に集まり演奏を披露しますが、各会場ごとにプログラムが違っていますので、ファンなら全ての会場に足を運びたいところでしょう。

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■ 6人中5人が、ヤマハを弾く  (1・27愛知県芸術劇場コンサートホール)

1位のチョ・ソンジン氏以外は、ヤマハ(CFX)を弾きました。ヤマハはショパンコンクールを担当した調律師 花岡昌範氏が姿を見せていました。ヤマハの並々ならぬ意気込みが感じられます。

当日のプログラムは下記の通りですが、ショパンのピアノ協奏曲が1番、2番とも聴けるのは珍しいことです。 また、開演18:45、終演21:35と長時間のコンサートでした。

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■ あふれる音楽、ケイト・リウ(リュウ)の幻想ポロネーズ

見かけはごく普通の女性ですが、音が鳴った瞬間、彼女の世界が広がります。音楽が自然で作為はなく、豊かな曲想があふれ出て尽きることはありません。まだ21歳の若さですが、あらゆる音楽を内包しており、悟りの境地のような、瞑想にも似た深遠な音楽性を感じました。

ドミトリー・シシキン氏のしなやかなスケルツォ、最年少イーケ・(トニー)ヤン氏の美的な舟歌、エリック・ルー氏の絶品とも言える雨だれ前奏曲、シャルル・リシャール=アムラン氏は、本選で弾いた2番のコンチェルトを、自由かつ堂々と演奏しました。包み込むような安心感と、ストレートに訴えかける音楽が、とても魅力的なピアニストです。

ここまで5人がヤマハを弾きましたが、やはりCFXは高音の伸びと言い、低音の豊かな響きと言い、文句なく最高のコンディションに調整されていました。

スタインウェイは残念ながら(私の席からは)、音に厚みが無く、透明感はあるものの、音量にも乏しく、かつての王者の貫禄は感じられませんでした。ただ聴く位置(席)によっては違う印象だったかも知れませんので、何卒ご了承下さい。

■ チョ・ソンジン氏の協奏曲1番

長いオーケストラの前奏、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団(ヤツェク・カスプシック指揮)の演奏は、水を得た魚のように表情豊かでした(2番は慎重な演奏でしたが)。チョ氏も、このオケにだいぶ慣れてきた感じです。

どこか優等生的に見えるチョ・ソンジン氏は、力強さとデリケートな感性を併せ持つ成熟したピアニストです。この日も、オーケストラを引っ張るほどの、堂々とした見事な演奏でしたが、緩徐楽章(2楽章)の澄んだ透明感が忘れられません。

まだまだ伸びしろがある将来性抜群のピアニストです。アンコールは、期待に応えて「英雄ポロネーズ」でした。やや乱れた箇所もあったものの、スケールの大きな伸び伸びした演奏は弾く喜びに満ちたものでした。

今回の6人のみならず、ショパンコンクールに挑戦した全ての若きピアニストの次なるステージを期待して、会場を後にしました。

 

2016年1月25日 (月)

欧陽菲菲とチェロの妖精

年配の方ならご存知と思いますが、もう40年以上も前に、「雨の御堂筋」 (ベンチャーズ曲)という歌謡曲が大ヒットしました。

歌ったのは、欧陽菲菲(オーヤンフィーフィー)という台湾出身の新人歌手でした。 片言の日本語、ソウルフルでテンポ感のある歌唱は、今でも印象に残っています。

当時、大阪へ遊びに行った私は、親友と二人で御堂筋を歩きながら、この歌を口ずさんだことを昨日のように思い出します。懐かしい青春の1ページですが、その親友は、もうこの世にいません。 ですから、記憶の中でこの曲は、どこか寂しい一面もあります。

参考→ 雨の御堂筋 youtube


さて、その
欧陽菲菲の姪っ子がこの度華麗にデビューしました。

チェロの妖精、舞い降りる~   出典ユニバーサルミュージックジャパン Nanaサイト

Nana(ナナ)15歳! 本名はオーヤン・ナナ(欧陽娜娜) 名門カーティス音楽院に学ぶチェリストです。

4月のアルバムデビューに先駆けて、2月初旬にはマスコミ向けのコンサートを東京・白寿ホールで行うことが決定しています。 またひとり、聴いて見たいアーティストが増えました。






2016年1月24日 (日)

日本の進路を決める参院選まで半年!

当ブログは政治は好みませんが、政治と生活は切り離せません。言うまでもなく、政治は私たちの人生に深く関わっています。無関心ではいられないのです。

その日本の進路を決める大事な参議院選挙(2016年7月10、17、24日のいずれか)が近づいていますが、世論は何故か盛り上がっていません。

そこで、国論を二分した安保法制の可決成立から4か月経った今、敢えて私見を披歴することにしました。

■ この国はどこへ向かっているのか?

戦後70年の昨年、日本の安全保障政策は大きく方向転換しました。違憲が濃厚とされた 「安保法案」 は強行に可決されました。

新規制基準に合格したとして、川内原発が再稼働しました。事故が起きた際の責任の所在は不明確のままです。

一方で、GDP600兆円、一億総活躍社会などのアドバルーンが上がりましたが、実感のないキャッチフレーズに国民は戸惑っています。格差社会は増大し、子供や老人の貧困は社会問題になっています。

不透明な経済の先行きの中で、消費税は10%に増税されようとしています。防衛費は初めて5兆円を突破しました(平成28年度予算案)

一連の動きは、日本の進路に暗い影を落としているように思えてなりません。 「亡国のシナリオ」 が進行しているように思えてなりません。ネガティブに考えるのは私だけでしょうか、もちろん、単なる危惧に終わってくれることを願うばかりですが・・・

安保法が3月にも施行されれば、 自衛、後方支援、国際平和と言う 「美名」 の名のもとに海外へ派兵される自衛隊は限定的とはいえ武器使用が可能となります。 

駆けつけ警護や後方支援であっても、他国との武力衝突・紛争のリスクは避けられません。日本国内もテロの脅威にさらされるかも知れません。

さらに、集団的自衛権の行使容認で、他国の戦争に巻き込まれる恐れも生じています。

そして、参議院選挙の後には、「憲法改正」 が待ち構えています。野党の結束がない今の政治情勢を考えると、選挙の結果次第では現実味を帯びて来るでしょう。

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クリックで拡大します

このような日本の方向性に不安を感じない人はいるのでしょうか?

310万人の犠牲の上に立てた 「不戦の誓い」 と 「恒久平和」 。 そのことに思いを馳せるのは、戦争経験者ばかりではありません。

今、若者や主婦が危機感を募らせています。日本はどこへ向かっているのでしょう?


■ 逃げられない国民

日本に生まれた以上、私たちは日本から逃げ出すことはできません。海外に移住することは現実には不可能です。

ですから、日本の進路がどんな危険な道であっても、国民は運命共同体なのです。

そのことは、戦前の日本人が経験しました。誰も運命に逆らうことは出来ませんでした。

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だからこそ為政者は、正しい道を選択しなければなりません。安全で平和な道を探して、国民に知らしめる責任があります。もし過ちを繰り返したら、310万人の犠牲者に申し開きができません。

立憲主義を否定し、解釈改憲で暴走する車を止めるのは容易なことではないでしょう。国会前のデモも、安保法制を止めることは出来ませんでした。

ただ、選挙行動が、主権者たる国民の大きな武器に成り得ます。もし、衆参同日選挙になれば、半年後の選挙は、日本の将来を決める大転換点になるでしょう。

どの政党を選ぶか、誰に投票するか、この半年かけて熟考したいものです。





2016年1月21日 (木)

雪の下から春のささやきが聞こえる

太平洋側でも雪となった週明け。

こんな日は、ノルウェーの作曲家 クリスティアン・シンディングの 「春のささやき Sinding 'Rustle of Spring' 」 を聴きながら雪景色を見るのも一興です。

https://www.youtube.com/watch?v=yZRwm9UEu7o

題名の通り、春の足音が聞こえてくるかのような曲です。

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七草や雪に花香も添ながら   加賀千代女


君がため春の野に出でて若菜摘(つ)む我が衣手に雪は降りつつ  光孝天皇(
古今集)

※若菜 = 春の七草、春に生える野草、薬草の総称
 


春に向かい日が少しづつ長くなってきました。雪の下では春の支度が進んでいます。


2016年1月20日 (水)

驚きのコンサート 「ベートーヴェンからの挑戦状」

曲目も会場も 秘密 ??? のクラシックコンサート! そんなのありかい。

目を疑うほどの、驚きのコンサートが開催されます。

その名も 「ベートーヴェンからの挑戦状」。(クラシック音楽コンサート 「秘密」 シリーズ)

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公式サイト ←ここで、謎解きに挑戦して正解すると会場が明かされる仕組みです。※2017年は「モーツァルトからの挑戦状」に変わっています。

日時は、2016年3月25日(金)、26日(土)の2回公演。

チケット代は、お客さんが満足した分を終演後に払うシステムです(0円~上限あり)。 ※この方式は過去にもありました。


遊び心満載のコンサートは成功するのでしょうか?


さて、もう一つ面白い記事を見つけました。

吉本新喜劇と、日本センチュリー交響楽団のコラボの公演です。

その名も、「オーケストラ新喜劇」。

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2016年3月15日(火) なんばグランド花月 (まだ公演の中身は分かりません)

吉本ニュースセンター サイト


話題性十分の二つの公演を通して、クラシックファンが一人でも増えることを願っています。



■ 当ブログ参考記事 → もしも、こんなクラシックコンサートがあったら

2016年1月19日 (火)

映画 「家族はつらいよ」 妻夫木聡 ショパン特訓

山田洋次監督、3月12日公開の映画「家族はつらいよ」で、ピアノ調律師役を演じる 妻夫木聡が、ピアノに初挑戦しました。

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画像は映画.comより

熟年離婚騒動を描いたコメディ映画で、クラシックとは関係なさそうですが、妻夫木聡は、1か月半もピアノを猛特訓したそうです。

果たしてどんなショパンが聞こえてくるのか興味はありますが・・・


家族はつらいよ 公式サイト

完成披露試写会でショパン特訓について語る妻夫木さんの動画




アマゾンオリジナル「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」を見る

第73回ゴールデングローブ賞の作品賞と主演男優賞を受賞した Amazonスタジオ制作のミュージカル・コメディ 「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」 を、ネット配信(ストリーミング)で見ることが出来ました。

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このドラマは、クラシック業界の裏側を暴露した小説 「Mozart in the Jungle:Sex, Drugs, and Classical Music」 を映像化したもので、ニューヨーク交響楽団の天才指揮者 ロドリゴと、主人公のオーボエ奏者ヘイリーを中心に、オーケストラ団員の人間模様を赤裸々に描いた話題作です

天才指揮者ロドリゴとは、あのベネズエラ出身の超人気指揮者 グスターボ・ドゥダメル氏がモデルのようです。 (※ドゥダメル氏は、来年2017年ニューイヤーコンサートの指揮が決まっています)

ゴールデングローブ賞の受賞を記念して、2日間 ネット配信が無料でしたが、全10話を楽しく視聴しました。


クラシック音楽と言えば、作曲家は神格化され、演奏家も品格のある教養人が多いと思われがちですが、実際はそうとは限りません。 

クラシックの世界は高尚なもの、という幻想を見事に打ち砕く人間味あふれるドラマです。多少毒気はありますが、ぜひ機会がありましたらご覧下さい。


2016年1月15日 (金)

カフェでピアノライブを楽しむ

自宅から車で40分ほどの、「カフェ・ギャラリー・アダチ」 で開かれた ピアニスト 山矢修司さんのライブ演奏に出掛けました。

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イエスタデイ、愛の賛歌、幻想即興曲などの、良く知られたポピュラーからクラシック小品まで10曲ほどを、心を込めて演奏されました。 

マイセンでいただく香り高い珈琲と、アンティークな店内、人生を投影したかのような山矢さんの深い音楽・・・

平日の昼下がり、とても贅沢な時間を過ごさせていただきました。




同じ9年生まれでも、こんなに違う

フェイスブックの友達が教えてくれましたが、日テレの人気長寿番組 「笑点」 の大喜利 (2015・10・18 放送)が、年明けから話題になっているようです。

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テーマは、「18歳と81歳の違い」、その回答が実に面白い、名回答ぞろいです! 

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・道路を暴走するのが18才逆走するのが81才

・心がもろいのが18才、骨がもろいのが81才

・偏差値が気になるのが18才、血糖値が気になるのが81才

・受験戦争を戦っているのが18才、アメリカと戦ったのが81才

・恋に溺れるのが18才、風呂で溺れるのが81才

・まだ何も知らないのが18才、もう何も覚えていないのが81才

・東京オリンピックに出たいと思うのが18才、東京オリンピックまで生きたいと思うのが81才

・自分探しの旅をしているのが18才、出掛けたまま分からなくなって皆が探しているのが81才

「嵐」というと松本潤を思い出すのが18才、鞍馬天狗の嵐寛寿郎を思い出すのが81才

その他には、

・YouTubeを見ているのが18歳、身体中にチューブがささっているのが81歳

・妊娠すると驚かれるのが18歳、もっと驚かれるのが81歳

・シルバーシートで狸寝入りしているのが18歳、その前に立って死にそうな顔をしているのが81歳など

平成9年生まれが18歳。 昭和9年生まれが81歳です。

同じ9年生まれでも、平成と昭和では、こんなに隔たりがあるのですね。 

 

ぶりの煮おろし 男の料理 in ほのりんプラザ

今年初めての 「男の料理 in ほのりんプラザ」 、このカルチャー教室だけは、ほぼ皆勤賞で参加しています。

今回も、ユーモアあふれる山川先生と、頼れる坂先生、優しいスタッフの指導のもと、中高年の仲間が楽しい料理に挑戦しました。

1.ぶりの煮おろし

2.こんにゃくのおかか煮

3.のりのつくだ煮

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写真が不鮮明ですが、右が、ぶりの煮おろし、真ん中が、こんにゃくのおかか煮、上の黒い固まりが、のりのつくだ煮です。

ぶりは、衣を付けて揚げたものを、煮立てた「だし汁」 で温めます。二度手間のようですが、とても美味しく仕上がりました。

のりのつくだ煮は、「江戸むらさき」 しか知りませんでしたが、手作りで簡単に出来ました。味は、海苔の風味と、ワサビのピリ辛感が何とも言えません。

この教室のお蔭で、食べる楽しみと、作る楽しみの両方を味わっています。






2016年1月 9日 (土)

2016年は、サティ生誕150年

クラシック作曲家のメモリアルイヤー、2016年はフランスの エリック・サティ の生誕150年に当たります。

他にも、35歳で亡くなったロシアの カリンニコフ が生誕150年、アルゼンチンの ヒナステラ が生誕100年、バッハの編曲で知られるイタリア出身の ブゾーニ が生誕150年。

割と地味な感じです。

2020年、東京オリンピックの年は、何と言っても ベートーヴェンの生誕250年に当たりますが、それまで数年は、あまり目立った作曲家のメモリアルイヤーはなさそうです。


あらためてサティのピアノ曲を聴いてみ
ました。

昨年、89歳で亡くなったイタリア人(仏在住)ピアニスト、チッコリーニの定評ある演奏で、サティの代表作 「ジムノペディGymnopédies 第1番」 です。(約3分)

↓この動画は、彼の85歳記念コンサートを収録したものです。

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■ こんなにも違うテンポ

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この演奏は、約5分です。 実はもっと遅い演奏もあります。サティの指示では、「ゆっくりと苦しみをもって Lent et douloureux 」 となっていますから、このテンポでも間違いではありません。

ゆったりとした音楽は、気分を落ち着かせる効果もあるとされ、心理療法の治療の一環として使用されたり、映画やTVドラマの静かな場面で、BGMとして流されることもあり、近年では広く知られるようになりました

あわただしい日常を生きる現代人に、もっと聴いて欲しい曲の一つです。

 

2016年1月 6日 (水)

林住期 (本の紹介No.018)

「林住期(りんじゅうき)」  五木寛之著  幻冬舎(平成19年2月第1刷発行)

親しくしているピアノの先生に勧められて本屋を探しましたが、少し前の本なので見つからず、結局はブックオフで安く購入することになりました。

※現在は文庫サイズ(幻冬舎文庫 535円)で購入できるようです。

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「古代インドでは、人生を四つの時期に分けて考えたという。

学生期(がくしょうき)、家住期(かじゅうき)、そして、林住期(りんじゅうき)と、遊行期(ゆぎょうき)。

林住期(りんじゅうき)とは、社会人としての務めを終えたあと、すべての人が迎える、もっとも輝かしい 『第三の人生』 のことである。」 (本書の帯に書かれた紹介文) 


仮に、人生を100年として、その第3ステージである、50歳から75歳までの25年間が「林住期」 という訳です。

高齢化時代、多くの日本人がこの 「林住期」 を生きていますが、五木さんが言うように輝かしい 「第三の人生」 とは言えないのが現状です。 むしろ日々の生活に追われ、病気を抱え、人間関係に疲れ、重苦しい時代を生きているのではないでしょうか。

それでも、本書に惹かれるのは、この本が 「希望の光」 を放っているからです。

人生の前半を助走期間と考え、後半を「収穫期」とする考え方です。 決して「下り坂」 とは考えません。

真の生きがいを求めることで、人生の 「クライマックス」 は誰にでも訪れます。

最初の25年間(学生期)は、いわば青春時代です。社会人になるための準備期間です。次の25年間(家住期)は、一人前の社会人として家庭を築き、社会に奉仕する時期です。

そして迎えた黄金の 「林住期」 こそが、人生の 「クライマックス」 なのです。生きる勇気と知恵がいっぱい詰まった本だと思いました。

2016年1月 4日 (月)

もしも、こんなクラシックコンサートがあったら

穏やかな正月三が日を過ごすことができました。


ただ、季節外れの陽光で、睡魔に襲われそうになりましたが、かねてより漠然と考えていた 「おもしろクラシックコンサート」 の構想をブログにアップしようと思い立ち、あれこれ考えているうちに眠気が覚めてきたようです。


では、新春スペシャル 「もしも、こんなクラシックコンサートがあったら」 を、お楽しみ下さい。

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 1.ミステリーコンサート(演奏が始まるまでプログラムが分からない)

ミステリーツアーはありますが、コンサートは如何でしょう。ちょっとだけスリリングですが、思わぬ名曲が聴けるかも知れません。お堅いクラシックに、遊び心を取り入れました。

 
 2.ことぶきコンサート(年寄りほど割引率が高くなる)

年金生活のお年寄りに朗報!70歳なら7割引き、80歳なら8割引き、90歳なら9割引き、めでたく100歳ならタダ!ただし座席はS・Aは除き、座席数も限定されます。

 
 3.話題騒然!ゆるキャラオーケストラ(オケ団員がゆるキャラの着ぐるみで演奏)

こんな楽しいコンサートがあったら、家族連れで超満員になるでしょう。ただ、手の指と、口の部分だけは工夫して下さい。もちろん指揮者は 「ふなっしー」 です。

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 4.飲食OKのコンサート(演奏中でも飲食自由なコンサート)

クラシックコンサートと言えども、娯楽の一種です。ビール片手に、たこ焼きを食べながらクラシックを聴くのも楽しいと思います。もちろん野外コンサートではありません。一流ホールで実践してこそ意味があります。ただ、プログラムは一考を要します。

 
 5.S席100万円のコンサート(よく似たプランは存在しているかも知れませんが・・)

リムジンでホール正面に到着すると、支配人がお出迎え、貴賓室で休んで、S席でコンサート鑑賞後は、演奏家のサイン入りプログラム、CDをお土産にもらい、ミシュラン三ツ星以上のレストランでディナー(演奏家同席)、記念写真、ホテルのスイーツルームで宿泊します。

 
 6.電子譜面台を使った次世代コンサート(液晶パネル譜面台ついに登場)

何百年と変わらなかった譜面台が、画期的な電子譜面台に進化しました。薄型の液晶パネルに楽譜が表示され、音楽の進行に合わせてスクロールします。もう、面倒な譜めくりは必要ありません。 (すでに一部で実験・試作されているようです。iPadでも応用できます。また、電子ピアノには搭載されている機種もあります。)

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出典http://ajitei.sblo.jp/category/69604-1.html


 7.客席参加型の第九コンサート(皆さんもご一緒にどうぞ!)

第九を歌える日本人は増え続けています。歌える人はどんどん参加して下さい、と言うコンサートです。客席にいても、第4楽章だけは大きな声で歌いましょう。実際、お客さんに歌唱指導してから、全員で歌うケースもあるようです。

客席参加型は、歌に限りません。楽器持参のアマチュア奏者でも応用できます。ヴァイオリンやトランペットを一緒に演奏したら、大いに盛り上がると思います。


 8.ギネス?に挑戦、耐久コンサート(ぶっ倒れるまで演奏する)

ベートーヴェン交響曲全曲でも、マーラー全曲でも何でも良いですが、とにかく長時間演奏し続けます。演奏する人も、聴く人も命がけです。 (すでに、連続演奏会は行われていますが、24時間を超えるものは聞いたことがありません) 演奏家はアスリートと同じで、タフでないと務まりません。

 9.交響曲 「HIROSHIMA」 の再演(もう一度聴きたいコンサート)

あの幻の交響曲が、新垣隆指揮/NHK交響楽団で再演されます。解説は、佐村河内守氏です。特別ゲストは野々村元県議です。あなたならコンサートに出掛けますか?

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10.ストレスがたまるコンサート(肝心な所で必ず音を外す)

ココ一番のカレーではありませんが、ここ一番という肝心な箇所で、必ず音を外すコンサートがあったら、ストレスがたまる以上に 「笑えてしまう」 でしょうね。 人間、たまにはズッコケることも必要です。 (参)映画「音痴な歌姫」→ 偉大なるマルグリット予告編


11.ステージに客席のある体験型コンサート(すでに似たものがあるようです)

オーケストラ団員のすぐ横に、お客も座ります。客席とは違う感覚があるはずです。指揮者の顔の表情、団員の息づかい、スポットライトの下の緊張感や高揚感を味わってみるのも良い経験だと思うのです。


12.朝まで生オーケストラ(夜通し演奏することに意味がある)

例年、大晦日には深夜のコンサートがありますね。 「朝まで生テレビ」 ではありませんが、月に1回位は、朝まで生演奏するのも悪くないでしょう。 幸い、ホールは完全防音ですから迷惑は掛かりません。ホテル代わりに客席で仮眠してもOK。忙しい現代人がクラシックに接する機会は深夜しかないかも知れません。

13.手元の見えるピアノコンサート(スクリーンに映る手元や表情)

どうしても下手側(ステージ向かって左側)に座って、ピアニストの鍵盤タッチ(手元)を見たい聴衆。しかし、大型スクリーンに手元が映し出されれば、上手側の席でも安心です。どこに座っていても手元が見れるコンサートは、すぐ実現できそうです。

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出典 http://ikuko1978.seesaa.net/category/436303-5.html


14.2大オーケストラ 世紀の競演 (ウィーンフィル・ベルリンフィルの合同演奏会)

すでに、2005年にヨーロッパでは実現(※)していますが、もし日本で行われれば、チケット完売間違いなし、超プレミアムなコンサートになるでしょう。指揮者、選曲、チケット代なども問題ですが、一番の問題は会場です。日本では、NHKホールなら可能ではないでしょうか。そう言えば、かつてベルリンフィルとNHK交響楽団の合同演奏が東京体育館で行われました。 (2005年の際は、両オーケストラのメンバーが半々で出演しました)


15.70歳以上限定コンサート(シルバー対応型コンサートの実験)

客席は暗くしない、1時間ごとに休憩、大きな文字のプログラム、大きな音量のアナウンス、医師・看護師が待機、ロビーで血圧測定や日本茶のサービス、もちろん車いすOK、ボランティアスタッフ多数、etc・・  でも、そこまで年寄り扱いされたくないかも知れませんが。


16.特典付きコンサート(行けば何か得をするコンサート)

ポイントカードのあるホール、溜まれば、チケットやサイン色紙、CDなどと交換もできます。 (会員カードやクレジットカードでのサービスは存在しますが魅力に欠けます)

カップルで100回通ったら、そのホールで、無料で結婚式が挙げられる特典付きホール。

開演前、終演後なら、ホール内どこでも写真撮影OKのホール。ピアノ椅子に座ったり、パイプオルガンの前でポーズを取ったり、自由にどうぞ。

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17.モーツァルトを全曲聴く客船の旅(世界一周で626曲制覇する)

大型客船で行く世界一周船の旅、毎日音楽三昧で、モーツァルトK.1~626まで全てを鑑賞します。 ピアニストの横山幸雄さんが、ショパン全作品を弾くのも一興です。


18.プログラムがないコンサート(ペーパーレス時代の電子プログラム)

チケット購入者には、あらかじめ、プログラムが電子メールでスマホに送られます。事前に予習が出来ますし、当日の荷物になりません。さらに、オペラなどの対訳・字幕にも応用可能です。スマホは、音楽鑑賞のツールとして大いに活用されるでしょう。


19.合唱団が身ぶり手ぶりで歌う第九(第九のメッセージを身体で表現しよう)

棒立ちで歌う第九の4楽章ですが、もし、手話のように身ぶり手ぶり付きで歌ったら、視覚的にも楽しいでしょう。誰か、世界初の試みに挑戦してみませんか。 (最近、ある第九の男声パートが、一部分で身体を揺らしてスクラムを組んで歌いました。奇異に感じましたが、ある種の新鮮さもありました。元々、第九は革命的な曲です。発想は奇想天外であっても良いでしょう。)


20.限界に挑戦するコンサート(極限の表現力とは?)

超スピードのテンポで演奏できるか? 最強音はどこまで出せるか? 最弱音は? スローテンポの限界は? もちろん、オーケストラでもピアノ、ヴァイオリン、管楽器でも構いません。 (例えば、ルスランとリュドミラ序曲などを最速タイムで演奏できるか挑戦します)  ※多分「熊蜂の飛行」の世界最速演奏(ピアノ)→ ここ



書きだしたら、止まらなくなりました。今回はこの辺で止めておきます。要はクラシックコンサートの可能性は無限ということです。

一見、荒唐無稽のようですが、どのコンサートも硬直化した現在のコンサートに風穴を開けるものです。すでに一部は実現していますが、まだまだ先は見えません。

このブログを見て、やってみたい方がいらっしゃいましたら、ぜひ管理人まで、ご一報下さい(笑)。 新春から、当記事をご高覧いただきありがとうございました。

(参)当ブログ→ もしも、ビジュアル最優先のコンクールがあったら

2016年1月 1日 (金)

天遥鶴飛高

新年あけましておめでとうございます。

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「 天遥鶴飛高 」

天空はるか高く、鶴は飛ぶ。

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古来より、鶴は長寿の象徴であり、天上に通じる 「吉祥の鳥」 と言われています。

本年が皆様にとって幸多き一年でありますよう祈念いたします。


さて、私は今年65歳になります。ついに高齢者(老人)の仲間入りです。本人はそんなつもりはありませんが、世間一般では65歳以上を老人と呼びます。 実際、国連では60歳以上を、WHOでは65歳以上を高齢者と言います 
(※高齢者 Wikipediaより)

■ キレる老人から、深みのある老人へ

最近、「キレる老人」 という言葉を良く耳にします。

理由は様々でしょう。ストレス社会、格差社会の中で、自分の感情をコントロールできなくなる時もあると思います。不満をぶつけたくなる時もあると思います。

そんな時は私にもありますが、相田みつをさんの詩に救われています。

なみだをこらえて かなしみにたえるとき

ぐちをいわずに くるしみにたえるとき

いいわけをしないで だまって批判にたえるとき

いかりをおさえてじっと屈辱にたえるとき

あなたの眼のいろがふかくなり

いのちの根がふかくなる      (相田みつを いのちの根)

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何があっても、人のせいにしないで、他者を思いやる心を忘れない一年でありたいと思います。


老いるということは、現役時代の延長線上にあるのではありません。還暦(60歳)で一旦生まれ変わるのです。

「老いのうぶ声」 を上げたのです。

リセットした白紙の人生で、私たちは多くのことを学び、吸収します。誰かに当たったり、キレたりするヒマはありません。 充実した人生が待っているのです。

その人生の真っ只中を、今年もワクワクしながら歩みたいと思います。

                                    ~2016年年頭にあたり~



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