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書の作品

  • Img_20170420_0004_new
    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2015年3月の24件の記事

2015年3月30日 (月)

新垣氏 全国ツアー始まる

3月26日、被災地石巻市でのコンサートを皮切りに、いよいよ新垣隆/礒絵里子氏らの全国ツアーが始まりました。

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演奏会に先立ち、宮城県庁で記者会見した新垣氏は、「かつて自分が作曲した震災犠牲者のための鎮魂曲が、佐村河内氏名義で発表された経緯を踏まえ、謝罪の思いを届けるつもりで演奏したい。」と語りました。

(この鎮魂曲(レクイエム)は、事件発覚前の2013年3月10日、石巻の小学校で田部京子氏のピアノで演奏され、およそ250人の来場者の多くが涙したと報じられていました。)

今回のツアーで、新垣氏の真価が発揮されることを願っています。


2015年3月29日 (日)

團伊玖磨 「夕鶴」 の世界に浸る

お世話になっている 声楽家の篠田弘美 「第10回ソプラノリサイタル 夕鶴」 を観て来ました。

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リハーサル中の写真

舞台上の篠田さんは、本当に鶴の化身かと思うほど、身のこなしがしなやかで、楚々として美しく、歌唱は祈るように切なく、情感が漂っていました。

音楽チーム( ピアノ、シンセ2台 )の演奏はとても豊かな音楽性で、歌唱を支えていました。

共演の俳優 なみ悟朗さんの人間味ある演技も見ものでした。

満席のお客様と一緒に、すっかり、團伊玖磨 「夕鶴」 の世界に浸ることが出来ました。

縁あって、リハーサルから立ち会わせていただき、制作の過程を見る機会を得ましたが、成功の陰には、この音楽劇に関わる全ての人たちの涙ぐましい努力と、執念に近い思いが存在していることを垣間見ることができ、大変勉強になりました。この場を借りて感謝いたします。

2015年3月27日 (金)

桜 の 開花

桜が開花しました。

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卒業式、花見、そして入学式、入社式・・・

春は出会いと別れの季節です。


心を広げてくれる出会い

心を深めてくれる別れ

どちらも人を成長させる

              小林正観

(写真はフォト蔵よりお借りしました。)

2015年3月25日 (水)

母への思い 国連でスピーチ

書家 金澤翔子氏が21日、国連 「世界ダウン症の日」 に、お母さんへの感謝のスピーチを、ニューヨークの国連本部で行いました。 (報道各社)

「見守られて、洗濯や料理も自分で出来るようになった。一人になっても寂しくない。」

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金澤氏は、NHK大河ドラマ「平清盛」の題字を書いたことでも有名ですが、あらためて氏のサイトから作品を見て感銘を受けました。

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現(うつつ)ならぬぞあはれなる

人の音せぬ暁に

ほのかに夢に見え給ふ    

                  抄より

(訳)仏様は、いつも私たちのそばにいて見守っていて下さいますが、哀しいことに、そのお姿を(現実に)見ることは出来ません。しかし、一心に祈って眠ると、人の気配が消えて清澄なる明け方に、仏様は夢の中にそっと現れるのです。


金澤翔子ホームページ

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金澤翔子美術館


2015年3月23日 (月)

新垣氏 ピアノ演奏で 小6 に敗れる

関ジャニの仕分け∞ (TV 朝日 3/21最終回) 2時間スペシャルの、「最後のピアノ王No.1 決定戦 」 で、新垣隆氏が決勝まで進んだものの、12歳(小6)の少女 四宮妃望さんに敗れました。

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対戦曲は 「クシコスポスト」 でしたが、どれだけミスなく弾くかで競われます。

結果は、新垣氏が20回のミスタッチに対し、四宮さんは12回、見事 新垣さんを破って勝利しました。

新垣氏は、明らかな練習不足です。バラエティ番組ですから、面白く作ってありますが、もし本当のコンクールなら、プロのピアニストの肩書を持つ新垣氏が、小学生に負けていたら面目丸つぶれです。

しかし、久しぶりに新垣氏の真剣な表情を見ることが出来て安心しました。 やはり、新垣氏を出演させる以上は、この番組のように、ピアノを弾くシーンを作って欲しいと思います。彼はタレントではなく、作曲家・ピアニストが本業なのですから。



10万円のチケットに思う

ポール・マッカートニーのチケット 10万円、高いのか安いのか?考えてみました。

昨年中止になった日本武道館での公演が、約1年ぶりに来月(4・28)実現することになった ポール・マッカートニーの武道館ライブですが、

その、アリーナ席10万円、これは個人の価値観の問題ですから、高い安いと論ずることもないかも知れませんが、気になるところです。 1か月間アルバイトしても10万円稼ぐのは容易ではない時代、一夜のコンサートに10万円・・・

そこで、少しチケット料金について触れてみることにしました。

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32年前、ピアニストのホロヴィッツが初来日した時のNHKホールのチケットはS席5万円。 物価を考えると、当時としてはかなりの高額でしたが即日完売しました。

ファンのアーティストへ熱い思いは、クラシックもポピュラーもジャンルに関係なく、昔から変わらないものです。

近年のクラシックコンサートも、名門歌劇場の引越し公演ともなれば、S席6万円はする時代、オペラに興味のない人から見れば、狂気の沙汰かも知れませんが、ファンはチケット代+交通費+宿泊費を払っても東京に集まります。

松任谷由実のディナーショーも 6万円、五木ひろしで 5万円、世界的なオペラと変わりませんが、やはり価値観の問題でしょう。

わずか数時間のコンサートに5万円~10万円使っても、それに見合うだけの価値を見出すことが出来れば、お金は活きることになり、同時に人生に大きな悦びを得ることが出来るはずです

私たちは高いチケット代と引き換えに、「コンサートとの一期一会の出会い」 求めている としたら、それは素晴らしい人生と言えるのではないでしょうか。 

2015年3月22日 (日)

クラシック おもしろ動画 3点

このところ、ユーチューバ―なる人種が増え、YouTube映像に広告が入るので、少しうっとおしいと思いますが、それでもYouTubeが出来て10年、今では大抵のクラシック曲は動画で見ることが出来ます。ありがたいことです。

歴史的に価値のあるもの、スタンダードな名曲、最新の映像など色々ありますが、その中から、クラシックファンにも楽しめる 「パロディ風クラシック映像」 を選んでみました。

一押しは、ビヴァルディの四季より 「夏 第3楽章」、ハンブルク・カルテットのアクロバット的な演奏をご覧ください。

公開以来、1年で1700万回も再生された動画です。

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https://www.youtube.com/watch?v=BKezUd_xw20



次は、デンマーク出身のピアニスト ヴィクター・ボーグの演奏で、ウィリアムテル序曲です。たった26秒ですが、笑いを誘う発想力に驚かされます。

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https://www.youtube.com/watch?v=MuWUp1M-vuM



最後は、ヨハン・シュトラウスⅡの喜歌劇 「こうもり」 から有名なアリアです。

アカデミックなコンサートシーン(1分26秒)ですが、驚愕のラストは忘れられません(笑)。

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https://www.youtube.com/watch?v=UkYZtATiwVs


クラシック嫌いの人も、こんな動画を見たらきっと興味を持ってもらえると思います。音楽も、聴く時代から観る時代に変わろうとしています。

ただ、ブログにYouTubeをリンクさせることは、安易に行うべきではないかも知れません。リンク切れのリスクがあるからです。 

当ブログでも、なるべく文章力を駆使して表現に努めたいと思います。お引き立て宜しくお願い致します。

スケッチ教室作品展

NHKカルチャー教室 「早描きスケッチ教室」 (井手典子先生)の門下生による作品展が開催されました。

末席ながら、初めて作品を出品させていただきました。

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広いブースに、2百数十点のスケッチ絵画が展示され、大勢の来場者でにぎわっていました。 家に飾りたいほどステキな絵が何枚もありました。 このブログでお見せ出来ないのが残念なくらいです。

同じ門下生らしく、全体的にお洒落なセンス、明るい色調、澄んだ空気が感じられましたが、それでも個性が光るものが多く、とても勉強になりました。

そして、あらためて自分の絵の未熟さに気づかされました。 来年に向けて精進致します。 いつか、他人様(ひとさま)にお見せ出来るレベルになりましたら、ご案内状を差し上げたいと思います。(゚ー゚;

2015年3月19日 (木)

世界のベスト10 に東フィルが

不覚にも風邪をひき、3日間ほどの予定をキャンセルしてしまいました。

自宅で、YouTube を見たりしながら、東京フィルのサイトを開けたら、「東京フィルがCNN iReport において、世界で最も優れたオーケストラ TOP10 に選ばれました!」 と、ありました。

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CNNは、世界最大手の米国のニュース専門放送局です。そのCNNが、選んだベスト10に、日本の東フィルが選ばれたと言うのは驚きでした。

詳しくは、CNN iReport ↓

http://ireport.cnn.com/docs/DOC-1225648

色々調べて見ると、CNNは過去にも、「世界の美食ランキング」や「夢の旅行先」などと言ったランキング記事を載せています。その時も、日本の寿司や、日本の観光地が選ばれています。

今回のオーケストラは、厳密な基準がある訳でもなく、ただ投稿記事として配信されたものです。 しかし、CNNの世界的な影響力を考えると、名誉なことかも知れません。

創立100年を超える日本最古のオーケストラ、東京フィル。理事長の三木谷浩史氏(楽天会長)も喜びを隠せないと思います。先ずはおめでとうございます。

2015年3月17日 (火)

満開の梅に囲まれて

今月の週末スケッチは、満開の梅の花に囲まれて気分は最高でした。

この公園には、50種1300本の梅の木があります。 ちょうど梅まつりを開催中で、多くの家族連れで賑わっていました。

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「DADA’sブログ」さんの美しい写真をお借りしました。

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梅の枝にうぐいす(春告げ鳥)が止まってくれたら絵になりますが、実際に梅の蜜に集まるのは、メジロのようです。

でも、 「ホーホケキョ、ホーホケキョ、」 と鳴く声が聞こえてくるかのようです。

この平和が続くことを願いながら、童心に帰って描きました。



来月は、しだれ桜を描く予定です。

尚、今週から、教室のスケッチ展が始まりました。 そのことは改めて書きたいと思います。

新垣氏 マネージャーはお兄さん

これだけ忙しいのに、どの事務所にも所属しない 新垣さん、スケジュール調整などの事実上のマネージャーは実のお兄さんとのことです。 (出典 Asagei plus)

どんな仕事でも、先方のいい値で引き受けてしまうのは、お兄さんのようです。

イベント1本のギャラは、今では推計で20万ほど、この調子なら年収2千万超えも視野に入りました。 (そんな他人の年収なんかどうでも良いことではありますが。)

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情報によると、今秋には、ピアノ協奏曲を発表するようですが、そろそろバラエティ番組に出るのは控えて、本業の作曲活動を本格的に始動して欲しいところです。

ただ、作曲とはクラシック曲のことで、間違ってもラーメンの曲などは作って欲しくありません。 あまりにイメージが壊れます。

この人には、自分を演出する能力がないようです。佐村河内氏の爪の垢でも煎じて飲んだら如何でしょうか。

2015年3月16日 (月)

クラシック音楽衰退の原因と対策(4万回 PV記念)



 原因その1 現代音楽の失敗 失われた10
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調性の制約を排し、中心音を持たない「無調音楽」を草案し「12音技法」に進化させた 現代音楽の旗手 シェーンベルクこそが、クラシック音楽を衰退させた張本人ではないかと考えます。弟子のウェーベルンもベルクも、影響を受けたジョンケージも同罪でしょう。また現代音楽を芸術と称した評論家や知識人も結果として同罪と言えます。

当初「無調音楽」は20世紀の前衛音楽として認められ「これこそが芸術」などと、もてはやされました。現代音楽の登場で、それまで脈々と受け継がれてきた伝統的なクラシック音楽は絶滅の危機に瀕しました。

しかし、メロディもハーモニーもリズムも否定され、騒音化した現代音楽は、聴衆から次第に見放されるようになりました。そして時が経つと、現代音楽が演奏会で取り上げられることはほとんど無くなりました。

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日の演奏会は、モーツァルトやベートーヴェンからロマン派に至る100年から200年、それ以前の音楽を繰り返し演奏しているだけになりました。

もはや音楽を聴くと言うより、演奏の違いを聴くのがクラシックコンサートの聴き方になってしまったのです。それもこれも現代音楽に魅力的な曲が無いからです。まさに現代音楽作曲家の技法の間違いであり、その後の怠慢であり、その責任は重大と言わねばなりません。


言ってみれば、今日のクラシックコンサートは、懐メロばかりで成り立っているのです
現代音楽の失敗が、今日のクラシック音楽衰退の最大の原因だと断言して良いと思います。

 

 対策

1.現代音楽は21世紀初頭までで終息させ、その後からは「親ロマン派」(一例)として新しい調性音楽のジャンルを創設する。

2.新たに5分程度の短時間に収まるクラシック作品の形態を普及させる。

3.国内外の作曲コンクールは、すべて「調性音楽」で作曲するよう改正する。


現代音楽の方向性が無調などの前衛音楽に走ったのは、余りにも過去の作品が偉大で、モーツァルトやベートーヴェンを超えられないからだとする意見がありますが、そうではありません。別に超える必要もありませんし、これからも立派な作品は数多く生まれるはずです。

実際に、20世紀に作られた作品の中にも19世紀の伝統を受け継いだものは名曲として演奏されています。(シベリウス、ホルスト、エルガーなど)これらを「親ロマン派」と呼んでも良いと思います。

また、5分で完結するクラシック曲は、例えばNHK大河ドラマのテーマ曲などに見られますが、忙しい現代人のクラシック入門には最適です。さらに、そうした小品を並べたコンサートがあっても良いでしょう。

5分間クラシックの普及は、21世紀のクラシック音楽普及の切り札になると思います。そして、権威のある作曲コンクールは、「調性音楽」で作るよう参加要項を改訂します。

♪参考曲 ペトリス・ヴァスクス(1946~ ) 天にましますわれらの父よ 

https://www.youtube.com/watch?v=lsJ3lFo6v40 戦後生まれの作曲家でも、こんなに美しい音楽を書くのです。



 原因その2 社会構造の変化

長引く不況の中で、各自治体は財政難から文化予算を削減してきました。福祉や教育、医療に比べれば、文化は後回しになっても仕方がないと言う訳です。また、多くの民間企業では収益が悪化し、文化事業に寄付をする余裕がなくなりました。

世間では格差社会が進行中です。ニートや非正規雇用者が減少しない中、高齢化が急速に進み、年金収入だけで生活する高齢者も増加しています。ですから、一部の富裕層を除き、行政も若者も年寄りもお金に余裕がないのが現実と言えるのです。

そのような社会環境下で、音楽事業者の経営も厳しいものがありますが、お客から見ても高額な入場料は大きな負担となっています。

特に若い世代は、生活も趣味も多様化する中で、ネットやスマホなどの費用負担が大きいうえに、音楽配信の利用者も増え、生演奏のクラシックコンサートに高いチケット代を払う必然性は薄れています。

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また、世界のグローバル化に伴い24時間、秒単位で目まぐるしく変化する現代社会では、落ち着いてクラシック音楽を聴く「心のゆとり」がなくなっているのも事実です。

これらの急激な社会構造の変化が、クラシック衰退の第二の原因ではないでしょうか。


 対策

1.国の文化予算を増やす。文化の振興に年間350億円は少ない。

2.クラシック普及専門の国立のオーケストラを作り、全国に良質な音楽を提供する

3.すでに手遅れだが、若者のクラシック離れの対策を講じる。

4.シルバー層に対応したコンサートの在り方を検討し実行する。


日本の文化予算は総予算96兆円の
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%で、諸外国と比べても文化国家とは言えません。一般家庭なら30万円の給料をもらっても、330円しか文化にお金を使わないということです。

国の援助が期待できないのなら、音楽界の自助努力も必要ですが、(二重取りしている)政党助成金に320億円もの大金を使うなら、その分を回していただきたいと思います

また、オスプレイ1機分の120億円で、念願だった国立のオーケストラ(ちなみにNHK交響楽団の年間予算は31億円)を創設して、クラシック普及のため地方を中心に安価で良質なコンサートを提供できる体制を作ります。(準国立のN響はいままで通り東京中心で活動すれば良いでしょう。)

若者のクラシック離れは完全に手遅れですが、今後、学校教育のカリキュラムを改善する(後述)などの有効な対策を講じれば歯止めが掛かるでしょう。

最近、広がりつつある「プロジェクションマッピング」と、コンサートとの融合は、今後の展開次第では、広範な世代にクラシックを普及させるのに一役買うことが期待できます。

また、高齢化しているクラシックファンに対し最大限配慮することで、シルバー 層の取り込みを図ります。シルバー社会のコンサート(ホール)の在り方

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コンサートホールでのプロジェクションマッピング



 原因その3 テレビに占拠された思考 ブームに左右される人々

クラシック音楽は、一部の病的なマニアを除けば、若い頃からずっと聴いてきた高齢者のファンと、テレビなどのメディアに影響を受けた一時的な音楽ファンで成り立っています。もちろん、吹奏楽や学生オケでクラシック曲に親しんできた人、楽器や声楽を習っている人もコンサートに出掛けますが、ごく少数だと思います。

最近のクラシックコンサートを見て感じるのは、テレビの影響力が絶大であると言うことです。

「現代のベートーヴェン」佐村河内氏の作ったとされた交響曲は、テレビのドキュメンタリー番組がきっかけでCD18万枚、全国コンサートツアーという大ブームを作りました。 また、盲目のピアニスト 辻井伸行氏についても、彼が11歳の時からテレビ朝日が取材を続けていました。フジコ・ヘミング氏も、NHKの番組がきっかけで大きな反響を呼び、その後、CD「奇跡のカンパネラ」は30万枚のセールスを記録しました。記憶に新しい「のだめカンタービレ」もテレビドラマがブームに火を付けたのです。

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考えてみれば、私たちはテレビ出現以来、テレビの中のスターを追い掛け、テレビの話題に夢中になり、テレビ絶対主義ともいうべき「テレビ信仰」に陥っているような気がします。

テレビの情報に洗脳され、テレビに思考が占拠されたことで、話題性を追い掛けるだけの一時的なクラシックファンが大量に作られました。もちろん、そのこと自体は悪いことではありません。問題なのは、そのブームの陰に隠れてしまう音楽家もいるという事実です。

実力があっても話題性に乏しい音楽家に、スポットライトが当たることはありません。テレビがスターを誕生させた裏側で埋もれていく音楽家も多いのではないでしょうか。

一方、話題性が優先するだけの音楽界(ファン)の基盤は常に不安定で、ブームに左右されるクラシックの将来も不安定です。聴く耳を持ったファンが少ないことは、クラシックの将来を危ういものにしているのです。

クラシック衰退の第三の原因は、ブームを演出したテレビ局と、ブームに左右されたファンの存在です。

 

 対策

1.テレビ絶対主義からの脱却。

2.一流の演奏家のコンサートを多く聴く。


今日のテレビ社会に於いて、テレビの影響から逃れることは困難です。出来るだけテレビを見ないようにするか、テレビの情報を鵜呑みにしないで疑ってかかることです。新聞やネットからも情報を集め、多面的に判断して下さい。

そして、お金と労力を惜しまず、一流のクラシックコンサートに足を運んで下さい。いつか自分なりに「本物」と「そうで無い物」の区別がつくようになると思います。耳の肥えた聴衆が増えることで、演奏家も成長できるのです。実は、クラシックを衰退させないカギは私たち聴く側が握っているのです。




 原因その4 文科省の過ち 中学に於ける鑑賞時間の減少

最も多感な中学生に取って、クラシック音楽の鑑賞時間ほど大切なものはありません。現在の年配のクラシックファンは、中学時代の鑑賞時間にレコードを聴いて、クラシックに興味を持った人が多くいます。

ところが、文科省は学習指導要領の改正によって、音楽の授業時数を大幅に縮小させました。もちろん、週5日制の導入や、外国語の強化などが背景にありましたが、年間70時数(1時数=45分)あった音楽の時間を35時数(例 中2)に半減させたのです。教育現場では、ただでさえ少ない授業時数の中で、慣れない和楽器の指導や、校内合唱コンクールの練習に時間が取られ、鑑賞時間がほとんど取れないのが現状のようです。

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学校教育の中で、クラシック音楽を鑑賞する時間が取れなければ、家庭にその環境を求めるべきとの声もありますが、そもそも家庭でクラシックを聴く環境が無いから学校で鑑賞してきたのです。今さら家庭に依存するには無理があります。 

結果として、今の中学生は学校でも家庭でもクラシック音楽を聴く機会が極端に少ないのです。これは情操面から見ても本当に不幸なことと言わねばなりません。

感受性豊かな中学生時代に、クラシック音楽に触れる機会をほとんど無くしてしまった教育制度がクラシック衰退の一因であることは明らかです。


 対策


1.文科省の新学習指導要領を改定して、中学音楽の鑑賞時間を増やす(年間70時数に戻す)。

2.各中学校にサークル活動として、ジュニアオーケストラを結成する。

3.PTAなどが助成して、一流のクラシック演奏を聴く機会を作る。


若者のクラシック離れの主原因は、中学の鑑賞時間の大幅削減だと思われます。若い世代がクラシックを聴かなければ、早晩クラシックコンサートは成り立たなくなります。もう時間がありません。音響設備の良い環境で
CDを聴かせてあげて下さい。DVDなどの映像も効果的です。その際、間違っても感想文などは強制しないで下さい。そして、音楽室に楽聖の古い肖像画を掛けるのは止めて下さい。

日本古来の伝統音楽も大事ですが、先ず今は西洋音楽に焦点を当てて下さい。また、合唱や吹奏楽も良いですが、出来れば希望者を募り、オーケストラを結成して下さい。ジュニアオケは青少年の情操に最適です。保護者も含めてクラシック音楽への興味付けになるでしょう。

さらに、すでに実施されていますが、PTAが中心となり、生の演奏を聴く機会を設けて下さい。その際は一流が条件です。子供たちは一流の音楽にしか反応しません。下手な演奏はかえってクラシック嫌いを招き逆効果です。




 原因その5 漂流する音楽家の卵 音大の功罪

日本では、戦後の高度成長期に、電気オルガンやピアノが飛ぶように売れ、音楽教室に通う子供が急増しました。親は、自分が叶わなかった夢を子供に託し、ピアノやヴァイオリンを習わせました。

音大や音楽科の設立が相次ぎ、優秀な生徒を数多く輩出するに至りました。世界に通用する日本人音楽家も生まれました。このことは、日本の音楽教育の水準の高さを証明しており、音大の功績は大なるものがありました。医大を出てやがて医者になるように、音大を出て音楽教師や音楽家になるのは当たり前の時代でした。

しかし、出生率の低下で子供の数が減ると同時に、習い事は多様化し、子供の個性が重視される世の中になると、音楽を習う生徒は減り続け、音大の経営を脅かすようになりました。

また、音大を卒業しても音楽家はおろか、講師にもなれないほど音楽の世界は縮小してしまいました。もう社会に音楽の受け皿がないのです。

音大を卒業して、ユニクロに就職したなどと言う例がある一方で、音楽の道を捨て切れない卒業生が年々増え続けています。その多くは自宅で教えたり出張レッスンをしたり、結婚式場でバイトをしたりと細々と生計を立てているのです。

音楽だけでは食べていけないのでプロとは言えず、かと言って専門教育を受けているのでアマチュアとも違います。世にいうセミプロというカテゴリーになりますが、このような音楽家の卵を大量に生み出してしまった音大はどう責任を感じているのでしょう。

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ある有名音大の卒業生の進路(2013年) まだ3割が音楽関係に就職している

音大の行き詰まりが、音楽への夢を遠ざけ、クラシック音楽を勉強する意欲を無くした一面は否定できません。クラシック音楽衰退の第五番目の原因は、漂流する卒業生を大量に生み出した音大にありそうです。


 対策


1.音大は音楽家を養成する以上は就職に責任を持ち、音楽市場の拡大に努める。

2.学生には、音楽と同時に社会性が身に着くよう教育する。また卒業生の追跡調査を実施する。

3.音楽市場拡大のため、出版社、レコードメーカー、ホール事業者、音楽事務所などと協力体制を構築する

日本の少子化が、音大の経営を圧迫した最大の原因です。出生数は、もう40年以上も減少し続けているのに、音大は有効な対策を講じてきませんでした。

一部の国公立の音大を除き、多くの音大では生徒の獲得に必死になるばかりで、入口(入学生)の対策には懸命でしたが、出口(卒業生)の対策を怠ってきました。自立出来ずに「漂流する卒業生」は年々増加しています。

今、音大に求められているのは、卒業生の受け皿となる「音楽市場の拡大」です具体的には、地域と連携した音楽イベント、成人や高齢者向けのコンサート企画、
TV局とタイアップしたオーディション番組の制作、新しい音楽ジャンルの研究、音大直営の音楽制作会社の設立、音楽ソフトの開発、音楽検定の再構築、音楽療法の研究、音大施設の開放・貸出し、など思いつくだけでも多数あります。もちろん、すでに実施されているものも多々あり「言われなくても分かっている。」とお叱りを受けそうですが、それでも,もし一考に値するものがありましたらご検討下さい。





◎あとがき

今日のクラシック音楽界が抱えている問題、とりわけ「クラシック音楽の衰退」について、以前から漠然と考えていた私見をこの機会にまとめてみました。

読み返してみると、かなり独善的で偏った部分もあり、実現不可能な提案も多く含まれますが、その点は個人的見解に過ぎませんので、何卒ご容赦いただきたいと思います。

ただ、聴衆が高齢化している現実を目の当たりにすると、あと数十年で、クラシックのコンサートは成り立たなくなるのではないかと不安になります。特に地方では深刻な問題です。

実は、世界有数のクラシック音楽市場である東京でさえ、クラシック人口を減らさないよう、行政や企業、音楽団体などが、さまざまな取り組みを行っています。(そのことは改めて触れさせていただきます。)

手遅れにならないよう、音楽関係者の英知を結集して、その対策を講じていかなくてはなりません。その意味で、当ブログの問題提起と対策が、少しでもご参考になれば幸いです。

 

ご参考 音楽産業の多様化と行方

2015年3月13日 (金)

まもなくアップ アクセス4万回記念記事

気が付いて見れば、カウンターが40000回を回っていました。ブログ開設以来、およそ1年半ですが、多くの方に読んでいただき感激です。

音楽、絵画、書、本、俳句、詩歌、映画、健康、男の料理、政治、平和、精神世界そして、佐村河内事件など、私的な観点から気ままに書いた当ブログですが、これからもお引き立てお願いいたします。


アップが少し遅くなりましたが、まもなく 「クラシック音楽衰退の原因と対策」 と題した記事を公開させていただきます。


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手を伸ばせば、春があります。

2015年3月12日 (木)

太巻き寿司を作る 

ほのりんプラザの男の料理教室。 本来の定員は12名ですが、20名ほどいます。定員オーバーで、新規の受講者の受け入れが出来ませんでしたが、この4月から追加のクラスが出来ることになりました。 

とにかく凄い人気です。 男の料理教室が定員オーバーなんて、昔では考えられませんが、この教室は講師が素晴らしく、設備が素晴らしく、受講希望者が多いのは当然かも知れません。

さて、本日のメニューは、太巻き寿司に挑戦です。季節感を出して、ももの花に似せて作ります。 出来上がった寿司は、セロファンに包んで、持ち帰ることになりました。

その他には、わけぎとタコのぬた(酢味噌和え)、はまぐりの潮汁でした。

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今日も美味しく戴きました。 その後は、いつものように コーヒータイムです。 

通い始めて2年半が経ちました。 まだ料理の腕は上がりませんが、先生や仲間との出会いに感謝しています。

2015年3月11日 (水)

花は咲く 震災から4年

あの東日本大震災からちょうど4年、宗次ホールのランチタイムコンサート 「春のおとずれ ショパンとシューマンの出会い」 を聴きに出かけました。

タイトル 「春のおとずれ」 とは言っても、昨夜からの雪で、季節は冬に逆戻りしたかのような寒さです。

それでも、ホールの中は、ピアニスト縣 友里恵(あがた ゆりえ)さんの弾く、暖かい春の音色で満たされていました。

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ショパンエチュードOp.25-9 「パピヨン」、シューマン 「子どもの情景Op.15」 など、一曲一曲を慈しむかのような優しいタッチが印象的でした。

アンコールは、NHKの復興支援ソング 「花は咲く」 を、縣さん自身のピアノアレンジで演奏してくれました。 時にしんみりと、時にオルゴールのように可愛く、そして希望に溢れて華麗に盛り上がり 曲は閉じました。



帰宅して、NHKの震災追悼式の中継に合わせて、午後2時46分 黙とうさせていただきました。その時、「花は咲く」 の、ピアノの音色が心に響いていました。





変わる楽器のデザイン

先日の当ブログで、斬新なデザインのグランドピアノをご紹介しましたが、今度はもっと斬新なヴァイオリンをご紹介します。

すでに、Twitter などで話題になっていますが、この楽器は、米フロリダ州のデザインスタジオ モナド(MONADO) によって設計された2弦の電子ヴァイオリンです。

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どんな音が出るのか、その実用性は定かでありませんが、今までにない流麗なデザインに圧倒されます。


もう一度、先日のグランドピアノと、ヤマハ発動機のデザイナーが考えたマリンバの写真を載せます。

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フォルムが美しい ハンガリーの ボガーニピアノ ( Bogànyi )

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ヤマハ発動機のデザイナーによる マリンバ 「フウジン」


豊かな発想が生んだ新しいデザインの楽器たち。これからも既成概念にとらわれない製品がたくさん登場することを願っています。

自動車部品の楽器演奏(フォード) ←参考動画(1分) ワルツの曲がステキです。

2015年3月10日 (火)

シベリウスイヤーに平和を想う

 

今年は、北欧フィンランドを代表する作曲家ジャン・シベリウス(1865年生まれ)の、生誕150周年のシベリウスイヤーに当たります。最近良く耳にする○○イヤーの中でも、シベリウスは人気の大作曲家と言えるでしょう。シベリウスが91歳で亡くなったのは、1957年(昭和32年)ですから、ロマン派で最も長命の作曲家と言っても良いと思います。


 シベリウスのファンが多い日本ですが、当時それほど人気のなかったシベリウスを積極的に日本に紹介したのは、指揮者の渡邉暁雄(わたなべあけお)氏でした。フィンランド人を母に持つ渡邉氏は、自身が創設した日本フィルハーモニー交響楽団を指揮して、世界初のステレオ録音による「シベリウス交響曲全集」を出すなど、シベリウス音楽の普及に尽力されました。そして、1984年日本シベリウス協会
を創設、初代会長となり1990年まで在任しました。


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渡邉暁雄氏                   新田ユリ氏

 このほど、現日本シベリウス協会会長で指揮者の新田ユリ氏が、日本記者クラブで語ったところによると、日本人とシベリウスの音楽には親和性が認められ、特に自然との距離感が日本人の感性に合うと分析しています。シベリウスが愛してやまなかった森と湖のフィンランドと、海と山に囲まれた自然豊かな日本には、人々の感性に共通点があるのでしょうか。

 

  さて、シベリウスの代表作は、「フィンランディア」と「交響曲第2番」、さらに、シベリウス自身が、その第1楽章の冒頭を「極寒の澄み切った北の空を悠然と滑空する鷲のように」と指示した「ヴァイオリン協奏曲」。どの曲も素晴らしいのですが、特に「フィンランディア」の中間部をシベリウスが合唱用に編曲した「フィンランディア賛歌」は、圧政に屈することなく愛国心に燃えたフィンランド国民の勝利の賛歌として世界中で歌い継がれています。日本語の歌詞の一部を次に紹介します。

 「~七つの海越えひびけ はるかの国の人へ ふるさとの野に歌える 私の希望こそ 世界のすみまで同じ 平和へのうたごえ~」


 
戦後70年の日本では、中韓との関係が改善されないまま、イスラム国という新たな脅威にさらされる事になりました。ウクライナや中東の火種が絶えることはありません。今ほど「平和への思い」を強く感じるときはありません。「フィンランディア賛歌」のように、七つの海を越え世界が「平和のうたごえ」で包まれることを切に希求して、シベリウスイヤーの一年を過ごしたいものです。

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1902年3月8日、ヘルシンキに於いて、シベリウスの代表作「交響曲第2番」が、シベリウス自身の指揮により初演されました。

本ブログは、113年前に想いをはせて書きました。最後までお読みいただきありがとうございました。



日本シベリウス協会


シベリウス 樅の木 youtube フィンランドの画家、アルバート・エーデルフェルトやエーロ・ヤルネフェルトの名画と共にご覧下さい。

2015年3月 9日 (月)

砂糖25gまで W H O 新ガイドライン

この度、WHOは成人から子供まで、一日あたりの糖類摂取量を、25g(小さじ6杯)までに抑えるよう、新たなガイドラインを発表しました。   日本WHO協会ニュースリリース

理由は、肥満や虫歯の予防としていますが、25g というのは、美味しい食べ物、飲み物が氾濫している現代社会に於いては、相当難しい目標です。

ちなみに、今までの日本人の摂取量は 66g と言われています。 ガイドラインに従えば、その半分以下にしなければなりません。

どのくらい難しいか、「NAVERまとめ」 の画像を借りて見てみましょう。

各食品に含まれる砂糖が、角砂糖(一個で3g~4g)の個数で分かる画像です。

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何と、マックシェイクは角砂糖 30,5個分(約120g)、まるで砂糖を食べているようなものです。これだけで5日分の糖分を取ったことになります。

そして、意外に糖分が多いのは飲料水です。 はちみつレモンは角砂糖19個分(約70g)、スポーツドリンクのポカリスエットでも角砂糖9個分(約30g)、ポカリ1本で1日の摂取量がオーバーしてしまいます。

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一目で分かる砂糖の量(笠岡市民病院作成サンプル画像より)

こうして、知らず知らずのうちに肥満になり、糖尿病や心臓病、リウマチなどの慢性疾患にかかったり、虫歯になって歯医者に通ったりと、何も良いことはありません。

また、ご存知の通り、がん細胞は白砂糖が大好きです。 日頃から、がんのエサはなるべく食べないことです。

甘くて美味しいものに囲まれている日本では、今回のガイドラインの達成は容易ではありませんが、健康のため、意識だけはしっかり持ちたいものです。



追伸?

WHOは、塩分も5g未満に抑えるようにと言っています。要するに、味の薄い食べ物を食べろ、と言っています。タバコはもちろん禁止、アルコールもガイドラインを出して警告しています。WHOの言う通りにしていたら人生面白くないかも知れませんね。

2015年3月 6日 (金)

佐村河内番組についてBPO見解公表

BPO(放送倫理・番組向上機構)は、「全聾の作曲家」として各局がドキュメンタリーなどで放送した番組について、

■ 各局が佐村河内氏の虚偽を信じて放送したことに問題はなかったか

■ 問題発覚後の各局の対応は十分であったか

の2点について、佐村河内氏本人を含む関係者から聞き取りをして検証した結果、次の通り見解を公表しました。

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1.NHKと民放4局の計7番組について、裏付け取材が不十分とは言え、虚偽を見破れなかったのはやむを得ず、放送倫理違反があるとまでは言えない。

2.ただし、問題発覚後の対応が不十分であり、各局に自主的な再検証と結果の公表を要望する。

そして、「感動的な物語ばかりを安易に求めるのは無責任な態度」、と苦言を呈しました。


各局のテレビ番組が、結果として、「現代のベートーヴェン」 佐村河内守の虚像を作り上げた訳ですが、BPOの見解は、感動を求める安易な番組制作に苦言は呈したものの、放送時点では、真実であると信じるに足る理由があったとして、倫理違反に問わないとの見解をまとめたものです。

要するにテレビ番組は悪くなかったということです。 悪いのは、世間を騙していた佐村河内氏で、あの時点では誰も見破れなかったという訳です。


BPO公式サイト
http://www.bpo.gr.jp/

 

 

「蝶の舞 花の笑」 宝居智子の華麗な世界

宝居智子(ほうきょ ともこ)という日本画家をご存知でしょうか?

美しい日本の自然を描く カザフスタン在住の画家です。

特に、花と蝶をモチーフにした華麗な絵がとても素敵です。

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「 花 無心にして蝶を招き 蝶 無心にして花を尋ぬ 」         良寛和尚の詩

互いに呼び寄せ合う 「花々」 と 「蝶たち」 。 春らんまん、無心に戯れる蝶の姿、咲き誇る花々。

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蝶の舞 花の笑(えみ)     島崎藤村 詩 「常盤樹」 より


宝居さんの絵に癒されました。 
蝶が舞い 、花が微笑む 「春」 が待ち遠しい今日この頃です。


宝居智子Webサイト

2015年3月 5日 (木)

新垣氏、「ラーメンと音楽」 のコラボ曲を作る

作曲家から 「 何でも屋 」 に成り下がった新垣隆氏、話題が多すぎて、このブログが付いていけません。

今度は、ラーメンチェーン 「 らあめん花月嵐」 の新メニューのPR大使に任命されました。

新メニューの名前は 「嵐げんこつらあめん ゴースト」 で、4月8日から販売を開始するそうです。

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新垣氏はPR大使として、この新メニューのテーマ曲を作曲することになりました。

「ラーメン×音楽」 という異色のコラボですが、どんな曲になるかイメージがつかめません??


テレビ局などの依頼する側は、新垣氏の知名度(話題性)を利用しているだけですが、あまりに新垣氏が断らないので、仕事の質が落ちていくようで心配です。

結局、新垣氏に 「元ゴーストライター」 という肩書があるから、オファーがあるだけです。   前回のTVドラマ 「ゴーストライター」 でも同じようなシーンがありました。

新垣氏はもっと自分に合った価値のある仕事を選ぶべきです。 そして、正統的なクラシックの曲も作って下さい。 でなければ、作曲家くずれのタレントで終わってしまいます。

最近の新垣氏に失望しています。


悲願達成なるか ショパンコンクール始まる

5年に一度のショパン国際ピアノコンクール。 今年(2015年)は、その年に当たりますが、すでに世界中から過去最多の455名(うち日本人は88名)がエントリーしていました。

◇ 最新記事は下記をクリックして下さい。

2015第17回ショパン国際ピアノコンクール予選から本選(ファイナル)へ

そのうち、先ごろDVD審査に通った160名が発表されました。日本人は25名です。ちなみに一番多いのは中国人で26名、韓国は24名、この3か国だけで約半数を占めていますが、よく見ると中国の人口は日本の10倍強、韓国は半分以下、韓国の意気込みが分かります。

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前回(2010年)はロシア勢に圧倒され、日本人は一人も入賞出来ませんでした。今年こそは、入賞はもちろん、是非1位を獲得して欲しいと思います。

これほど海外で活躍する日本人ピアニストがいるのに、何故かショパンコンクールだけは、過去に1位を取ったことがありません。(入賞者は13名いますが・・) ちなみに、2000年の大会では、中国の ユンディ・リ が1位に輝いています。

その意味で、ショパンコンクール 1 位 は日本の音楽界の長年の悲願でもあります。 余談ですが、4台(※)の公式ピアノのうち2台は日本製(ヤマハ・カワイ)です。 

※ベーゼンドルファーはすでに2005年から公式ピアノではありませんでした。現在は、スタインウエイ、ヤマハ、カワイ、ファツオリの4メーカーです。

優秀な日本の若き挑戦者に期待したいところですが、この先は長く、予備予選、1次、2次、3次、そしてファイナルと続きます。予備予選(事前審査)の結果は4月25日発表と決まっています。

日本の音楽界悲願の1位達成なるか、注目のファイナル、(ショパンの命日である 10月17日前後とされ、)今年は10月18日~20日と発表されています。

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2015第17回ショパン国際ピアノコンクール予選から本選(ファイナル)へ

● ドイツ・グラモフォンは、2015ショパンコンクール優勝者によるCDアルバムを、本年11月6日 (日本では11月16日予定 UCCG-1719) に発売すると発表しました。

また、1927年~2010年の、コンクール覇者たちによる11枚組のCDボックスを、本年12月末にリリースするもようです。


尚、今年は国際コンクールの当たり年で、4年に一度のチャイコフスキーコンクールも開催されます。 前回は声楽部門で、男女とも韓国に一位を独占されたことは、記憶に新しいところです。この時も日本は、どの部門も入賞者を出せなくて悔しい思いをしました。

ちなみに、今年開催される主な国際コンクールとして、ロン=ティボー国際コンクール(ピアノ部門)、日本の浜松国際ピアノコンクール、リーズ国際ピアノコンクール、エリザベート王妃国際音楽コンクール(ヴァイオリン部門)などがあります。 ※すべて予定です。変更される場合があります。

こんなに国際コンクールが集中する年は滅多にありません。コンクールが全てではありませんが、音楽にはオリンピックもノーベル賞もありません。やはり国際コンクールでの日本人音楽家の活躍に期待してしまいます。

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2015第17回ショパン国際ピアノコンクール予選から本選(ファイナル)へ

2015年3月 4日 (水)

「弦の彩(いろどり)」 を聴く

バイエルン放送響の首席ヴィオラ奏者 ヘルマン・メニングハウス氏を迎えて、「弦の彩」 と題したコンサートが開かれました。 (2015・3・1 ザ・コンサートホール)

愛知県出身で現在活躍中の弦楽器奏者3名が、世界的ヴィオラ奏者のメニングハウス氏と共演して、それぞれに素晴らしい演奏を披露しました。

素直で安定感のある 亀谷さんのヴァイオリン、伸びやかで表情に富む 野村さんのチェロ、実力派 徳田さんのヴァイオリン。

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特に、ヴァイオリンの徳田真侑さん (東京藝大1年在籍中) は、終始にこやかな表情で舞台に立ち、自信に満ちた音色は、凛として冴え、際立って美しく、すっかり魅了されました。

1年ほど前に、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を聴いた時も、非凡な才能を感じましたが、さらに音楽に磨きがかかったようです。

このような機会に恵まれた3人の奏者の、前途洋々たる未来を祝福したいと思います。

歌声ひろば「オーケストラと歌おう」

1950年代にブームになった「歌声喫茶」は、戦後の復興の中から生まれた希望のともしびでした。 みんなで歌うことで絆を深める役割も果たしました。

そのリバイバルが、近ごろ増えている 「歌声ひろば」 です。 高齢化と共に全国に輪が広がっているようです。

普通はピアノまたはアコーディオンで伴奏しますが、今日は小編成のオーケストラが伴奏するという豪華版でした。 会場も立派なホールです。 マイクで歌うソングリーダーが3人、会場のお客さんは歌集 (希望者に200円で貸出) を見ながら楽しそうに歌っていました。(私もその一人ですが、)

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なかなか選曲のセンスが良く、ただの懐メロソングとは全く違います。参考にプログラムを掲載しておきます。↓

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オーシャンゼリゼ、愛の賛歌などは、オーケストラ伴奏だと気持ち良く歌えます。そして、最後は定番の「青い山脈」を歌い、アンコールの「ふるさと」で締めくくりました。

「君をのせて」 を歌っていて、急に 3・11 が頭をよぎりました。あと一週間です・・・

(前略)

父さんが残した 熱い想い

母さんがくれた あのまなざし

地球は回る 君を隠して

輝く瞳 きらめく灯

地球は回る 君をのせて

いつかきっと出逢う 僕らをのせて


( 宮崎駿 作詞 ・ 久石譲作曲 )

 

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