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  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2014年1月16日 (木)

海馬は無限のメモリーか?

以前にも紹介したように、ピアニストの横山幸雄氏が、今年の5月3日、4日の2日間にわたり、ショパンピアノ作品全217曲の連続演奏に挑む(自身のギネス世界記録更新の予定)。

何といっても、全曲暗譜で演奏するのが凄い!

いったい彼の頭の中はどうなっているのか?

ある本によれば、暗譜する脳の箇所は「海馬」という大脳辺縁系の一部らしい。

下図の「タツノオトシゴ」状の箇所 ↓

0907264

そこで、ある試算をしてみた。

海馬が記憶する「音符」の情報量はどれほどになるのか?

馬鹿馬鹿しい試算と分かりつつ、これを考えたら解答を得るまで眠れなくなってしまう。

2010年に、ソロ全166曲に挑戦したとき、彼(横山本人)は楽譜1500ページ分は暗譜したと言っているので、今回の217曲だと、単純計算して約2000ページになる。

1ページあたりの音符数は、実際に数えた人によれば、400~600個(作曲家や曲によってマチマチ)というデータがあるので、まあ便宜上500個とする。

したがって、

音符500個×2000ページ=1000000個(100万個)ということになる。

もちろん、音符(音程、長さ、並び順)以外にも覚えることは山ほどある。楽譜の情報は膨大なのだ。さまざまな音楽記号やテンポやペダリング、すべて覚えなければ暗譜で弾けない。

気が遠くなる話だ。


一方、頭脳だけでなく、身体のほうも心配になる。2日間、21時間弾き続けるのは、体力の限界を超えている。 100万個の音符を弾くということは、両手10本で割っても、1本の指が10万回打鍵することになる。指先が腫れたり、手首が痛くなったりしないだろうか。 いや心配には及ばない。プロのピアニストなら、脱力しているから、余分な力は入らない。案外平気かも知れない。


そして、聴く側も、ショパンだから長時間OKだろう。ショパンはどの曲も聴き易い。BGM的に聴いてもよい。(プロコフィエフとかだったら悲惨だけど。)東京オペラシティのシートなら、オシリが痛くなることもないだろう。


あれこれ考えながら、少し気分が落ち着いてきた。もう眠れる気がする。

あとは彼の偉業達成を祈るばかりだ。おやすみなさい。

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