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書の作品

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    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

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壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
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2014年1月の29件の記事

2014年1月31日 (金)

人騒がせな楽器

最新ニュースによると、米国ミルウォーキー交響楽団のコンサートマスターがスタンガンで襲われ、愛用のストラディバリウスが強奪されたとのこと。

実に600万ドル(6億2千万円)の価値があり、FBIが捜査を開始したもようです。(この事件は、9日後に楽器は無傷で発見され、その後市内在住の男が逮捕され、11月に禁錮7年の判決がありました)


昨年イギリスのオークションで、窃盗団に盗まれて無事戻ったストラディバリウスが138万5千ポンド(2億3千6百万円)で落札されたニュースは記憶に新しいところです。なんでも窃盗団の少年らは価値が分からず、日本円にして1万7千円で売るつもりだったと供述し、関係者を驚かせました。

そういえば、ニューヨークのタクシーに250万ドルのストラディバリウスのチェロを忘れたヨーヨー・マのことも大きな話題になりましたね。

また、堀米ゆず子がドイツの税関で、やはり名器のガルネリ(時価1億円)を差押えられ関税1千9百万円を請求された事件もありました。その後もドイツ税関では、中国人ヴァイオリニストのストラディバリウス(時価4億7千万円)が差し押さえられてニュースになりました。

一連のドイツの対応に、3大B(バッハ、ベートーヴェン、ブラームス)もあの世で嘆いているはずです。


実に人騒がせなストラディバリウスですが、世界に600挺しか現存していないそうなので、日本人で所有しているヴァイオリニストは少ないようです。10年前に購入した高嶋ちさ子(本人が2億円と公表)、千住真理子(価格不明)、自宅を売って購入資金に充てた辻久子(当時3千5百万で自宅を売却して話題になりました。)くらいでしょうか?まだあるかも知れませんが。

諏訪内晶子、川合郁子、庄司紗矢香、神尾真由子、葉加瀬太郎、五嶋龍などは借り物です。五嶋さんには、NPOイエロー・エンジェル(カレーのCoCo壱番屋の創業者、宗次徳二氏が理事長)が貸与しているようです。



このように、何かと話題の多いストラディバリウスですが、ブラインドテストで聴くと、その違いは分からないといいます。

パリ大学の研究チームが行った最近のテストは、ストラディバリウス2挺を含む高級ヴァイオリン6挺を、国際コンクール出場の21人のヴァイオリニストがブラインドテストで評価した結果、1位はヤマハのヴァイオリンでした。ストラディバリウスは最低評価とのこと。本当に分かりません。


私たちは、所有することは出来ませんが、聴くことは可能です。聴くだけなら何億も払わなくて大丈夫です。そして何億の音色を楽しむことは出来ます。あくまでも自己満足の世界かも知れませんが・・・。



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   ストラディバリウスを意識したヤマハの広告

2014年1月30日 (木)

さすがに放映できないN響定期(放映決定4/13 9時 Eテレ)

最近は車での通勤がなくなり、滅多に聴かなくなったFM放送でしたが、今月25日、NHK交響楽団第1774回定期公演(Aプロ)を久しぶりに聴くことが出来ました。


プログラムは、オルフ作曲の「カルミナ・ブラーナ」。独特の曲風で有名です。


しかし、前半演奏された「カトゥリ・カルミナ」(同じオルフ作曲)は演奏機会が少ない貴重な作品です。私も初めて聴きましたので色々調べてみました。

歌詞はラテン語のようですが、対訳を見て驚きました。


クラシックのコンサートと言えば、上品な紳士淑女を想像しますが(笑)、このカンカータには、若い男女の性愛の悦びを歌う場面があり、きわどい言葉があふれています(*゚ー゚*)



娘たち  おお、あなたのおちん○ん

      ちん○ん、ちん○ん、おちん○ん

      ちんち、ち○ぽこよ、それははげしく飛びはねる


この詩は、古代ローマの詩人カトゥルス(BC84~54)の古代ラテン語の詩集から採用したとのことですが、あまりに直接的な表現に圧倒されました。でも笑ってしまいますね。



それで思い出したのが、日本最古の歴史書「古事記」のことです。

古事記の「国生み神話」、イザナキノミコトとイザナミノミコトの会話は、


「私の身体の余った所で、貴方の身体の足りない所を挿し塞いで国を生もうと思います。それでどうでしょう。」

「ええ、結構です。」  と言う場面があります。


どちらも、大胆でとてもおおらかな表現です。古代においては、洋の東西を問わず、性愛をタブー視しないで、ごく自然な人間の営みとして尊重していたのではないでしょうか。

今回は異色の記事になりました。 もし関心を持たれた方は、放送禁止用語続出の「カトゥリ・カルミナ」の対訳を調べてみて下さい。 いつもTVで放映するN響定期ですが、さすがに今回は無理だと思います。http://www.nhkso.or.jp/library/philharmony/Phil14Jan.pdf

放映が決まりました! 4月13日(日) 午後9時~ NHKクラシック音楽館 Eテレ

4月13日の当ブログ記事をご参照下さい。無事放映されたN響1774回定期

2014年1月29日 (水)

茶話会で戴いたもの(1)


書のサークルの新年茶話会がありました。

その席で先生から戴いた色紙(半紙サイズ)を額に入れてみました。

Bokudousennsei

「 春宵多旅夢 」 しゅんしょう りょむおおし と読みます。

直訳すると、「春の宵は、旅人にとって夢多いもの」 となります。

中国でも日本でも、春の訪れは待ち遠しいものです。特に春の宵(夜)は、おぼろ月夜の薄明りの中、心地よい風がそよぎ、どこからともなく花の香りが漂ってきます。遠くには宴の音楽が聞こえ、時おり風に乗って歌声も聞かれます。

春の夜は、そんな夢のような風情があります。


同じような言葉に、「 春宵一刻値千金 」 があります。

春の夜は何ともいえぬ趣があり、一時が千金に値する心地がする、という意味です。


長い冬を経てやっと訪れた春を心行くまで楽しむ人々、とりわけ夜の風情を五感で楽しむ様がよく分かります。

少なくとも、現代人よりはるかに感性が豊かな先人に、学ぶところは多々あると思います。


あと一週間で立春です。

2014年1月27日 (月)

音楽と絵画の融合

東山魁夷 「 緑響く 」 。 ご存じ、ロマンティックな風景画です。



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東山は、この絵が心の中に浮かんだとき、モーツァルトのピアノ協奏曲が聴こえたと言っています。


その一節は、

「一頭の白い馬が緑の樹々に覆われた山裾の池畔に現れ、画面を右から左へと歩いて消えていった。 私はその時、なんとなくモーツアルトのピアノ協奏曲の第二楽章の旋律が響いているのを感じました。 (中略) 白い馬はピアノの旋律で、木々の繁れる背景はオーケストラです。」

白馬はピアノの音色で、緑の木々はオーケストラだと言うのです。


これは、絵画とクラシック音楽の融合ではないでしょうか。


旅する画家東山魁夷と、旅する作曲家モーツァルトの芸術が見事に溶け合った作品です。

東山の聴いた曲は、モーツァルト ピアノ協奏曲23番K488 第2楽章でした。

本日は、モーツァルトの誕生日です。どうぞ心静かにお聴きください。

You Tube ↓

https://www.youtube.com/watch?v=teZ6mA_hE-c

2014年1月26日 (日)

日本を変えられるのか?

繰り返しになりますが、政治に関心を持つことは、私たちの暮らしや、日本の将来を考えることと同じです。

それは歴史が証明しています。


だから、東京都民でもないのに、どうしても気になる都知事選。

元総理二人の連合チーム(細川氏)が勝つのか、自○党、公○党の推す舛添氏が勝つのか。共○党、社○党の推す宇都宮氏が勝つのか混沌とした情勢です。それにしても、かつて唾を吐いて出ていった舛添氏を応援しなければならない自○党。人材がいないことが露呈した形になりました。

色々ある都知事選ですが、その焦点は、やはり原発問題でしょう


防災も、経済も、オリンピックも大事ですが、原発再稼働だけは困ります。これは日本国民全体の問題です。

与党である自○党、公○党の中にも原発に反対する人がいます。

原発はコストが安いというのは、万一の事故の処理費用や、使用済み核燃料の最終処理にかかる膨大な費用(7兆~11,9兆円)を計算に入れない暴言です。


また、東京都知事選と原発は直接関係ないという意見もありますが、認識不足も甚だしいと思います。

東京都の電力の一部は福島で作られていました。電力の最大消費地東京のために福島の原発はあったのです。

原発が安全というなら、どうして東京湾に作らなかったのでしょう?わざわざ220Kmも離れた東北の福島に作ったのでしょうか。送電線設備や送電ロスを考えても、そうせざるを得ない理由があったのです。それは誰でも分かることです。

だから東京を守るために、福島は犠牲になったと言っても過言でありません。(もちろん都民に罪があったわけではありません。)


ただ、心ある人なら都知事選と原発は関係ないなどと言うことは許されません。


やがて3年経つのに、原発事故は全く収束していません。今なお福島だけで13万人の人たちが故郷を追われ避難生活を強いられているのです。汚染水の流失は深刻です。廃炉までは順調にいっても数十年(40年~50年)かかると言われています。

それでも原発再稼働を目指す「自○党」。 何度も言いますが、安全なら何故東京湾に作らなかったのですか!火力発電所は12基もあるのです。


国民目線のはずの公○党は、消費税の軽減税率の採用を自○党に要求しても、最終的には譲歩してしまいました。この先も自○党に押し切られそうで心配です。共○党は、独りよがりで正論を振りかざすだけの政党、今回の都知事選も勝ち目がないのに候補者の宇都宮氏を立てて(宇都宮氏は立派な方だと思いますが)、結局は反自民勢力の分散を招いています。残念ながら共○党は自○党の補完政党と言わざるを得ません。国民の期待を大きく裏切った民○党は論外、もう存在価値なしです。日本維○の会、み○なの党も態度をハッキリさせません。


一方、今回メディアの報道を見る限り、小泉劇場の再演はありません。大手メディアは電力会社から多額(数百億円)の広告料をもらう以上、口が裂けても反原発とは言えない事情があるのです。そもそも競争相手がない電力会社が広告を出す必要があるのでしょうか? 広告料の裏に何かがあるとしか思えません。

このことは、ニューヨークタイムズ東京支局長、マーティン・ファクラーの著書「本当のことを伝えない日本の新聞」に詳しく書かれています。日本ではジャーナリズムが衰退してしまったのです。 その証拠に、ジャーナリストによる非政府組織が公表している「世界の報道の自由度ランキング」において、昨年(2013年)、日本は53位(2012年は22位)に大きく転落しました。いつの間にこんな日本に成り下がったのでしょう。


私たちは今回の都知事選を通して、日本の将来を真剣に考え、子供たちに明るい未来を残さなくてはなりません。どの候補を応援しても、どの政党を応援しても自由ですが、政治に関心を持つことだけは忘れてはなりません。




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小泉元総理の応援演説で感極まって男泣きする細川候補

2014年1月24日 (金)

名曲の暗号 (本の紹介No.004)

タイトルに惹かれて買った一冊の本。

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著者の前書きを一部要約すると、

クラシック音楽にはひとつ大きな問題がある。それは他のジャンルの音楽に比べて一曲の時間がきわめて長いということだ。30分~1時間は、今日的な時間感覚でいうとかなり長い。

しかし、長くてもベートーヴェンなどの大作曲家が命をかけて生み出した音楽は、そこに込められた意味や面白さが分かれば、映画のストーリーのように時間を忘れて楽しめるはずだ。

本書では、楽譜の中に込められた作曲家のメッセージを読み解きながら、名曲の真の姿に迫っていこうと思う。


第一章  名曲の真相

第二章  死の概念を知ろう

第三章  暗号をあぶりだせ!

第四章  特別に作られた楽器たち



■ 著者の佐伯茂樹氏はトロンボーン奏者でもあるので、この本の内容は管楽器にまつわるものが多い。 また、楽譜から読み解く方式は、やや専門的ともいえるので、初心者には向かない。 ただ、今までにない切り口で音楽の真相に迫った点で、音楽ファン待望の一冊といえる。

「 名曲の暗号 」 2013・12・31発行  音楽之友社(1900円+税)

紛らわしいロゴ

突然ですが問題です。


A、BのYAMAHAロゴマークは、下図の通り、わずかに違いがありますが、1~4の文章の中から、正しい説明がどれか答えなさい。

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1.A、Bともに、ヤマハ(株)のロゴマークで、Aは1986年以前のもの、Bは1987年以降に新しくなったロゴマークである。

2.A、Bともに、ヤマハ(株)のロゴマークで、Aは国内製品向け、Bは海外製品向けと、区別している。

3.Aはヤマハ(株)のロゴで主に楽器関係、Bはヤマハ発動機(株)のロゴで主にオートバイなどに使用。

4.A、Bともに、ヤマハ(株)のロゴマークで、Aはヤマハピアノ用、Bは電子楽器(エレクトーン、クラビノーバなど)に使用。












◆ 答えは、次の文を読めば分かります。

ライン、英雄、オルガン付は、どれも交響曲第○番です。

                    もうお分かりですね。お付き合いありがとうございました。

2014年1月22日 (水)

船井幸雄氏 帰天

経営コンサルタントで、船井総合研究所創業者の船井幸雄氏が、21日亡くなった。(81歳)

最近はWebサイトを見ても、ご子息の勝仁氏が代筆されていて、病状が思わしくないのかと心配していたが、本当に惜しい方を亡くしたとショックを受けている。

もう20年以上も前、船井氏の講演を聞く機会に恵まれたが、その日からファンになった。

船井オープンワールド(横浜などで開催)にも出かけ多くの講演を聞いた。

もちろん、先見性のある経営コンサルタントとしても超一流で、経営関係の著書は多い。しかし、氏は仕事がら多くの経営者と面談するうちに、人間研究に興味を持たれたのか、近年では、「正しい生き方」、「心の在り方」、「本物とは」「びっくり現象」「波動や気功」「真理の研究」「天の意思」など精神世界とも言える分野に言動と人脈を広げ、その手の著書も多い。私の本棚でも氏の著書が多くを占拠している。読んだ本は、ゆうに100冊を超える。そして、それらの本から数多くのことを学ばせてもらった。

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そして、氏の推薦する本も可能な限り読んだ。その中でも、氏の座右の書とされた「ヒマラヤ聖者の生活探究」「日本の光 弁栄上人伝」は、私の愛読書になった。

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政治、経済の大勢に影響されることなく、独自の路線を貫いた。


私の人生はどんな人の世の荒波に脅かされても、あの大岩の上に屹然(きつぜん)として立つ燈台のように、平静と 沈着と 平和と 光明とに、輝き閃(ひらめ)いて居るのだ。

(船井幸雄が好きだった「天風哲学」一念不動の誦句より)



この世のしくみを解き明かし、常に正しい生き方を提唱した船井幸雄氏に衷心から哀悼の意を表したい。


カネで心は売らない

数日前のニュースだが、注目の名護市長選で、辺野古移設反対の稲嶺進氏が再選を果たした。


年間3000億円(7年間毎年)の沖縄振興予算と引き換えに、辺野古への移設を求めてきた政府と、県民との公約を破って「辺野古埋め立て」を承認した仲井間沖縄県知事にとっては衝撃的な結果となった。

私は埋め立てを承認した仲井間知事の政治姿勢にに対し、このブログの記事「蝶にも劣る生きざま」で苦言を呈し、小さな虫(蝶)でさえ、一旦決めたら決死の覚悟でやり抜こうとする様を、ブログ「海を渡る蝶」に書いてきた。


自分の言ったことに責任を持たない政治家が増えたのは悲しい。


シロアリ退治の前には、「消費増税は絶対しない!」と言って当選した野田氏は、首相になったとたん、「消費増税に政治生命をかける」と言って言動を180度転換させた。

「基地の県内移設に反対する」と言って当選した仲井間弘多(なかいま ひろかず)知事は、昨年12月、辺野古埋め立てを承認した。


ネットで見た「辺野古の海」は青く美しい。こんな美しい自然を破壊してまで基地をつくる必要があるのだろうか?

映画監督のオリバー・ストーン氏やマイケル・ムーア氏らアメリカの文化人29名が、辺野古移転に反対する声明を出した.

声明文の全文は「henokokitihantai.pdf」をダウンロード

その中で改めて指摘された事実「日本の国土の0,6%の面積の沖縄に、米軍基地の73,8%が集中している」を、私たちは直視し、沖縄の痛みに心を寄せる努力をしなければならない。

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どこまでも青い辺野古の海  写真は「ランサーの日記」より

2014年1月21日 (火)

音楽で巡るチェコの旅

チェコの作曲家のピアノ作品ばかりを集めた「音楽で巡るチェコの旅」を聴いてきました。


演奏は、国立プラハ音楽院で学ばれたご姉妹です。

ドヴォルザーク、スメタナ、スーク、ヤナーチェクなど、チェコが生んだ作曲家は、日本人の心情に合う名曲を数多く残しましたが、旋律が美しいだけでなく内面的にも奥が深い音楽ばかりです。


豊かな響きを感じながら、プラハ城やゴシック建築の大聖堂を思い浮かべました。

「1905年10月1日街頭にて」と題した、ヤナーチェクのピアノソナタが、印象的でした。チェコの歴史は、近隣諸国からの侵略の歴史であり、この曲もデモの最中に銃弾に倒れた労働者に捧げられたとのことです。

特に、第1楽章「予感」は、悲しくも美しい曲想の中に深い哀悼の気持ちが込められているようです。演奏は完成度が高く内面に迫るものがありました。音楽の発するメッセージの大切さを改めて思いました。


連弾のスラブ舞曲は、ご姉妹の息の合った演奏が楽しめました。また、曲間の解説も分かりやすく、このようなコンサートが、身近で聴けることが音楽普及の第一歩だと思いました。


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速報 アバド氏逝去

イタリアのニュースによると、日本でもお馴染みの世界的名指揮者クラウディオ・アバド氏が、20日亡くなった。80歳だった。

27歳で、ミラノ・スカラ座の指揮者として華々しくデビュー、その後1989年には、カラヤン亡き後を継いで、ベルリン・フィルの芸術監督になった。

たびたび来日し、日本人のファンも多い。1973年ウィーンフィル来日公演の時、彼の指揮で、モーツァルトの交響曲40番とベートーヴェン「英雄」を聴いたが、(その当時まだ40歳位)端正で落ち着いた指揮ぶり、自然なテンポ感で折り目正しい演奏だったと記憶している。

ご冥福をお祈りします。

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2014年1月20日 (月)

書はアート

習い始めて日が浅いのに、分かったようなことを言って恐縮ですが、

やはり、書もアートだと思います。

先生のお手本を見て、自分の名前の「麗」を書いてみました。

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NHK BSプレミアム「和あるど 書は呼吸する」で紹介された
副島種臣(そえじま たねおみ 明治の政治家、書家)の作品

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     「帰雲飛雨」  佐賀県立美術館所蔵品

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     「野富烟霞色天縦花柳春」 實相院所蔵品

2014年1月19日 (日)

輝ける日 趣味を極める人たち

ここに歌を愛し、人生を愛し、幸せに生きる人たちがいる。


1月17日、ある一流クラシックホールで「ニューイヤーオペラアリアコンサート」が開かれた。

会場は満席、華やかな雰囲気に包まれていた。

出演者は、いわゆるプロの歌手ではない。歌が趣味の人たち(男女8人)である。

ただし、オーケストラはプロ、会場も一流、衣装もメーキャップもプロ顔負けの素晴らしさである。

曲目も「トスカ」「リゴレット」「セヴィリアの理髪師」「こうもり」「ドン・ジョバンニ」「椿姫」など有名なアリアがずらりと並んでいる。


何というコンサートだろう。

これは、出演者全員が主役の「夢のコンサート」である。

プロでさえ難しいオペラアリアを、原語で、オーケストラ伴奏で歌う(ソロ)は容易なことではなく、完全に趣味の範疇を超えている。

本人たちは、華々しくステージで歌い、踊り、ある人は客席まで下りて、すっかり主役になりきっている。まるで歌うことを楽しんでいるかのように。

客席からは「ブラボー!」の声援が飛び、ますます会場は盛り上がる。実に楽しく微笑ましいコンサートだった。


こういう生き方の出来る人は本当に素晴らしい!

実は私の姉もそのひとりである。姉は自分の好きなアリアを歌い、デュエットも歌い、最後にみんなで「乾杯の歌」を歌って、多くの友人や仲間の声援を受け、山のような花とプレゼントに囲まれ、ロビーでも握手責めにあい、カメラのフラッシュを浴び、とても幸せそうに見えた。


出演者の皆さん、お疲れ様でした。 人生の輝ける日に心から乾杯!



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2014年1月18日 (土)

母の愛

1月16日、小野田寛郎(おのだひろお)さんが91歳で亡くなった。

小野田さんは、終戦を信ずることなく、戦後30年もの間フィリピン・ルバング島に潜伏し、日本に生還を果たした旧日本陸軍の小野田元少尉のことである。

30年間の密林生活は想像を絶する過酷な日々であったはずである。やがて戦友も死んで、たったひとりになっても彼は密林を出ることはなかった。無人島に漂着した、あのロビンソン・クルーソー(架空の小説)も驚くほどの実話がそこにあったと思う。

そして、1974年3月に、彼は生きて祖国に帰ることが出来た。その時、息子を出迎えた老いた父母の喜びは如何ばかりであったろう。

それにしても、はたして男ひとりで、何十年もの間ジャングルで生活出来るものだろうか?その可能性は極めて少ないと思う。


ここに一つの事実がある。

実は、小野田さんのお母さんは、息子の生存を信じて、毎日「陰膳(かげぜん)」を供えていたのである。陰膳とは、無事を祈って供える食事のことである。30年間毎日欠かさず「陰膳」は供えられた。

その母の気持ちが天まで通じたのだろうか・・・。 彼は無事生還した。


その時、お母さんが詠まれた句が、

「陰膳も果てとなりけり梅の花」

その年の梅の花は、とりわけ美しく感じられ、毎日毎日無事を祈って供えてきた食事も、本当にこれで終わったんだという安堵感と、息子に会えた無上の喜びがよく表れている一句だと思う。

小野田さんは天上に旅立たれ、今、お母さんに抱かれて涙しているのではないだろうか。


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2014年1月17日 (金)

殿のご乱心?

このブログでは、不本意ながら、たびたび政治の話題を取り上げてきた。

政治は言うまでもなく、私たちの暮らしに密接に結びついている。

今の日本では、医療、年金、介護はもちろん、税、雇用、教育、外交から個人情報、治安に至るまで、すべては政治が関わっているが、具体的には、キャリアと呼ばれる少数の官僚(行政機構)と、722人の国会議員(立法府)の手中にあると言ってよい。

国民の代表である国会議員を選ぶのは、主権者たる国民なので、私たちは常に政治に関心を持ち、「平和で、明るく、豊かな明日」を希求しなければならない。

だから、選挙権を行使しないのは自殺行為に等しいと申し上げている。


さて、注目の東京都知事選だが、甘利経済再生相の言葉を借りるまでもなく、殿のご乱心とも思える「細川護熙元総理」の出馬が決まった。

まさかあの隠遁生活を送っていた細川氏が、76歳で政治の表舞台に戻ってくるとは、思いもよらない(まさにハプニング)ことだ。

余程の決断だと思う。何が氏を衝き動かしたのか!

それは、原発問題だと言える。

細川氏は、「原発政策は、一つ間違えば、日本の存亡にかかわる。」と言うが、誰も異論はないだろう。 原子力発電のコストは安いと言われているが、ひとたび福島のような事故が起これば、10兆円単位の金が吹き飛ぶ。コストは決して安くない。

もし再度、日本で原発事故が起きれば、日本の再起はない。ギリシャのような財政危機に陥り、国民の暮らしは窮乏するだろう。

その可能性はゼロではないどころか、大いにあると見て良い。地震大国日本は、数十年に一度は巨大地震に襲われているし、四方を海に囲まれ、常に津波の危険にさらされているのは事実だ。また、小泉元総理が言うように、増え続ける「核のゴミ」はどうするのか?

17日に、細川氏は「原発ゼロ」以外の政策を発表するというが、東京都民はどのような選択をするのであろうか。

注目の投票日は、2月9日である。


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2014年1月16日 (木)

海馬は無限のメモリーか?

以前にも紹介したように、ピアニストの横山幸雄氏が、今年の5月3日、4日の2日間にわたり、ショパンピアノ作品全217曲の連続演奏に挑む(自身のギネス世界記録更新の予定)。

何といっても、全曲暗譜で演奏するのが凄い!

いったい彼の頭の中はどうなっているのか?

ある本によれば、暗譜する脳の箇所は「海馬」という大脳辺縁系の一部らしい。

下図の「タツノオトシゴ」状の箇所 ↓

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そこで、ある試算をしてみた。

海馬が記憶する「音符」の情報量はどれほどになるのか?

馬鹿馬鹿しい試算と分かりつつ、これを考えたら解答を得るまで眠れなくなってしまう。

2010年に、ソロ全166曲に挑戦したとき、彼(横山本人)は楽譜1500ページ分は暗譜したと言っているので、今回の217曲だと、単純計算して約2000ページになる。

1ページあたりの音符数は、実際に数えた人によれば、400~600個(作曲家や曲によってマチマチ)というデータがあるので、まあ便宜上500個とする。

したがって、

音符500個×2000ページ=1000000個(100万個)ということになる。

もちろん、音符(音程、長さ、並び順)以外にも覚えることは山ほどある。楽譜の情報は膨大なのだ。さまざまな音楽記号やテンポやペダリング、すべて覚えなければ暗譜で弾けない。

気が遠くなる話だ。


一方、頭脳だけでなく、身体のほうも心配になる。2日間、21時間弾き続けるのは、体力の限界を超えている。 100万個の音符を弾くということは、両手10本で割っても、1本の指が10万回打鍵することになる。指先が腫れたり、手首が痛くなったりしないだろうか。 いや心配には及ばない。プロのピアニストなら、脱力しているから、余分な力は入らない。案外平気かも知れない。


そして、聴く側も、ショパンだから長時間OKだろう。ショパンはどの曲も聴き易い。BGM的に聴いてもよい。(プロコフィエフとかだったら悲惨だけど。)東京オペラシティのシートなら、オシリが痛くなることもないだろう。


あれこれ考えながら、少し気分が落ち着いてきた。もう眠れる気がする。

あとは彼の偉業達成を祈るばかりだ。おやすみなさい。

2014年1月15日 (水)

歌会始め

宮中で恒例「歌会始の儀」がありました。今年のお題は「静」。

印象に残った歌は、


東京都の中島梨那さん20歳(聖心女子大2年生、美智子皇后の後輩)の歌

二人分焼いてしまった食パンと 静かな朝の濃いコロンビア

愛知県の伊藤正彦さん83歳(今回入選者の最高齢)の歌

いなづまのまたひらめきし静かなる 窓ひとつあり夜をひとりあり


いずれの歌も、ひとりになった「さみしさ」を詠ったものだと思います。

中島さんの歌は、自分にとって大切な人を失ってしまった時のさみしさを詠った歌(本人談)とのこと。伊藤さんの歌からは、ひしひしとした孤独感が伝わりますね。この二首に共通する「愛する人をうしなった悲しみや孤独感」が、「静か」という文字によく表れていました。


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2014年1月13日 (月)

オルカフィル

オルカフィルハーモニー管弦楽団の第7回演奏会を聴いてきました。

オルカ(ORCA)とは、英語で「シャチ」のことです。だから、このオーケストラがどの都市にあるか分かりますね。

さて、アマチュアオーケストラを聴くと気分が爽快になります。まったく手抜きがないからです。もちろん、プロオケが手抜きをしているという意味ではありません。


少し長くなりますが、プロは演奏することが仕事なのです。N響や都響や読響のように、大スポンサーがあるプロオケは少数で、ほとんどは、入場料収入や広告収入だけで、オーケストラの大所帯を維持しながら、個人の生活も支えていかなければなりません。

だから、なるべくたくさんの仕事を請け負わないと食べていけません。ちなみに、東フィルは年間300回以上の本番をこなしています。時間との戦いです。

練習に多くの時間を割くわけにいかず、ゲネプロだけで本番を迎えることもしばしばあると聞きます。それでも、クオリティの高い演奏をしなければ、お客様は離れてしまいます。シビアな世界ですね。

とにかく回数をこなすことと、個々の初見力、音楽性が要求されるのが、プロオケと言えるでしょう。


それに比べ、趣味で集まっているアマチュアオケは、自分たちが演奏したい曲をプログラムにすることが出来ます。意見の集約に多少手間は掛かっても、好きな曲を演奏できることは幸せなことでしょう。

そして、個々のレベルの問題は練習量でカバーします。場合によっては合宿もします。学生オケほどの時間はありませんが、1曲仕上げるのに数か月(週1で)かけるのが普通です。プロに比べれば、はるかに長時間その曲と付き合うことになります。

その分、曲に対する思い入れも強く、愛着もひとしおです。多くの時間を共有した仲間や、指揮者、トレーナーとも信頼関係や友情が芽生えます。


すなわち、仕上げに要した時間が長い分、汗を流した量が多い分、目に見えない「努力の結晶」「思いの結晶」のようなものが生まれ、その結晶が、聴衆に届くというわけです。

演奏に多少キズがあっても、首をかしげる部分があっても、この目に見えない「結晶」は聴き手に伝わります。だから、「よく頑張ったね!」という温かい拍手が贈られるのだと思います。

音楽に対するひたむきな姿勢、熱意こそアマチュア精神だと思います。そして、目に見えない「キラキラの結晶」が聴衆の心に届き、気分を爽快にさせるのだと思います。

それにしても、ラフマニノフ交響曲第3番の第2楽章、ヴァイオリンのソロは、はっとするほど美しかった。フルートのソロも音楽的だった。全体的に管楽器は安定していて練習のあとがうかがえる出来だった。弦楽器も音色が良く統一されてまとまりがあり秀演だった。打楽器も表情があり全体を支えた。真面目で上手いオケだが、やや細部に気を取られ、曲の全体の流れを捉え切れなかったことは残念だった。

オルカフィルの皆さん、指揮の角田さん、お疲れ様でした。素晴らしい演奏にあらためて敬意を表したいと思います。

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Godzilla papa のフォトブログ01より 2010年公演の模様

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昨日の第7回演奏会

2014年1月12日 (日)

音符の画家


「音符をモチーフにした絵」を描く画家がいます。


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色彩が鮮やかで、動きもあり、見ていて楽しくなります。

音符にもこんな表情があったのですね。

このブログでは、著作権の関係で紹介できませんが、もっと見たい方は、作家のHPから作品をご覧ください。 ↓

http://yugokanno-art.com/note_series/ (リンク切れはご容赦下さい)



ちなみに、菅野氏は作曲家でもあります。どちらかと言うと音楽が本職のようです。

2014NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の音楽も作曲しました。

音楽と美術、才能溢れる氏の、今後の活躍を願うものです。


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2014年1月11日 (土)

警察官がサラリーマン?

地元企業の就職ガイダンス(説明会)の広告が大きく新聞に出ていました。

そこには、各会社の創立年月、代表者、資本金、従業員数などが書いてあります。この情報を見て、説明会に参加する人も多いでしょう。


ふと、これらの会社の中に、「○○県警察」という名前を見つけました。

ああそうか、警察も説明会をして、優秀な警察官を募集するのかと思い、よく読んで見ると、「あれれ、従業員数3900名」と書いてあるぞ!?」


えーっ、従業員? 警察官が従業員? 何か違和感を覚えました。

「従業員」を辞書で調べると、「仕事をするために雇われた労働者」とあり、類語として「サラリーマン」と書いてありました。


この新聞広告を見る限り、警察官=従業員≒サラリーマン、ということになります。

以前から言われてきた通り、警察官もサラリーマン化してきた証でしょうか。


しかし、もしかしてこの広告の表記ミスではないかと思い、他県の同様の広告も調べてみましたが、まったく同じように「従業員」となっていました。


国民の生命、財産を守るという大きな使命感をもつ警察官。

どうしても従業員という表記には抵抗を感じてしまいますが、私だけでしょうか?


そして、このような何でもないことをブログに書く私は、かなり暇人と言われても仕方ありませんが、このような誰も気にしないような事に、案外、事の本質が隠れているように思います。


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2014年1月10日 (金)

心の琴線に触れる言葉

星のきらめく冬の夜空。

歌劇「トスカ」第3幕で、カヴァラドッシが歌う有名なアリア「星はきらめき」のメロディが聞こえてきそうです。

でも、あの歌詞はあまりに絶望的で暗いです。こんな綺麗な星空を見て、あんなに悲劇的な歌が歌えるでしょうか。


「僕の愛の夢は永遠に無に帰した。時は過ぎ、絶望の中に僕は死ぬ・・・」


主要な登場人物三人(三角関係)が全員死んでしまい幕が閉じるという悲劇のオペラですから暗くなるのは当然です。

でも本当は、綺麗な光景には綺麗な言葉が似あいます。

明治の作家、思想家の高山樗牛(たかやま ちょぎゅう)の有名な言葉を思い出しました。


天にありては星、

地にありては花、

人にありては愛、

これ世に美しきものの最たらずや。 


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折しも、1月10日は高山樗牛の誕生日でした。(2/28という説もあります)

2014年1月 9日 (木)

クッキングスタジオ

男の料理、新春1回目は、

1.ふわとろ親子丼

2.小松菜とシイタケの煮浸し

3.牛乳もち、の3品に挑戦。

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牛乳と片栗粉で作る「牛乳もち」は、つきたての「本物のもち」のようです。きな粉にまぶして、黒蜜をかけていただきました。驚くほど美味しかった。

今日も、三拍子そろった素晴らしいクッキングスタジオでした。



 

2014年1月 7日 (火)

鶴の笛

お正月もあっという間に終わりました。

東京株式市場は大きく下がってスタートしましたが、今年はどんな一年になるのでしょう。

希望に満ちた一年にしたいところですが、4月から消費税が上がります。生活は楽になるのでしょうか。

消費増税の前に、国会議員の定数削減、天下り廃止、特別会計に巣食うシロアリ退治など、やるべきことが沢山あったはずですが・・・

文句を言っても仕方ありません。今の国会議員を選んだのは私たち国民なのです。(やや自虐的かも知れませんが、国民にも責任はあります)

 

それにしても、原発再稼働をしてまで、日本を復活させる必要はあるのでしょうか。

復活しても、本当に国民の生活は楽になるのでしょうか。

もし楽になったとしても、その引き換えに失うものはないのでしょうか。

 

大晦日のNHKTV「耳をすませば」で、昨秋亡くなった作家の山崎豊子さんが、日本は、「モノモノカネカネ」という物質至上主義の「精神的不毛地帯」になりつつある、進歩するどころか精神的には退歩している。と言っていました。これは警告だと思います。

モノモノカネカネは、塩水と同じです。飲めば飲むほど喉が渇き、また飲みたくなります。もう止められません。肥大化する物質至上主義と拝金主義。

 

政治学者の植草一秀氏のブログに、作家の林芙美子氏の童話「鶴の笛」が紹介されていました。その一節は、

 

きれいなこころがいつもいい、

まずしくてもこころはゆたか、

みんなでわけあって、

みんなで働いて、

いつもきれいなこころで、

みんな愛し合ってゆきましょう。

鶴の笛は、いつもそういって

ピヨロピヨロとやさしくなっていたのです。


Turunohue


全文は下記から読むことができます。

http://akarinohon.com/center/tsuruno_fue.html 

2014年1月 6日 (月)

一番のサービス

ある地元のうどん屋(和食)へ出かけた。この店は、メニューが豊富、どれも美味しい、値段がリーズナブル、駐車場が広いなど評判の繁盛店である。

今日も満席、店内は活況を呈している。

さて注文する段になって、この店が繁盛する本当の理由が分かった。

従業員の「笑顔」がいいのである。注文をとる時には、テーブルの脇にしゃがんで、客の目線より下に控え、注文を受けるたびに満面の笑みを浮かべる。

店は客でごった返しているので、従業員はヘトヘトのはずだが・・・

この「満面の笑顔」である。 つい写真を撮りたくなる衝動に駆られた。

疲れた顔を決して見せないのは、この従業員だけではない。他の従業員も、にこやかに、生き生きと、テキパキと働いている。実に気持ちがいい。

笑顔が幸せの種をまいているかのようだ。

食べ終わって外に出ても寒さを感じることはなかった。


一番のサービス(短文)↓ ご参考までに

「itibannosa-bisu.doc」をダウンロード

                            史上最年少の上場企業社長 村上太一氏

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2014年1月 5日 (日)

アクセス3000回記念 クラシック界寸考 2013~2014

ヴェルディとワーグナー生誕200年に沸いた2013年、イタリアからはミラノスカラ座をはじめ3つの歌劇場が来日した。 秋にはベルリンフィル、ウィーンフィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、パリ管など超名門オケが東京に集結した。S席4万円もする高額チケットからして、日本(特に東京)は世界屈指のクラシック音楽市場といえる。もちろん、アベノミクスとは何の関係もない。

また、佐村河内守(交響曲第1番)や、現役自衛官三宅由佳莉など、メディアで話題の音楽家が、CD売上ランキングで上位になったり、コンサートも満席になったりと、常に新しいスターを求める日本人の傾向が顕著な一年だった。


2014年は、R・シュトラウス生誕150年、フォスター没後150年のメモリアルイヤーだが、昨年ほどのインパクトはない。

今年は、アメリカのメジャーオーケストラが3つ揃うのが面白い。フィラデルフィア管、ニューヨークフィル、ボストン響だ。ボストン響は15年ぶりらしい。しかし何と言っても、ウィーンフィルがドゥダメル指揮で9月に来日する。ウィーンフィルは毎年のように日本に来ているし、ドゥダメルも昨年スカラ座で初来日しているが、やはりこのコンビは凄いの一言だ。

他に、スイス・ロマンド管(山田和樹指揮)、オペラではフランス国立リヨン歌劇場(大野和士指揮で歌劇ホフマン物語)が面白そうだ。

ピアノでは、円熟期を迎えて益々音が冴えるマリア・ジョアン・ピリス(シューマン/ピアノ協奏曲)を聴きたい。キーシンのスクリャービンも期待できる。18歳のヤン・リシエツキも見逃せない。

日本人では、横山幸雄がショパン全曲演奏(遺作を含む全217作品)に挑む。実に2日間21時間にわたるコンサートだ。全曲暗譜である。過去にも同様のコンサートに挑んでいるが、今回が最大最長になる予定で、自身のギネス世界記録を更新する予定とか。 その他日本人では、新演出の「夕鶴」も観たい。特に千住博の美術に興味がある。

今年も豪華な顔ぶれが揃う。海外に行かずして名演奏家が聴ける日本という国は、音楽愛好家にとってはありがたい国だといえる。しかし、コンサート会場に若者の姿が少ないのが、とても気がかりだ。

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2014年1月 4日 (土)

与生を生きる

元旦のブログに関係していますが、

「与生」という造語があることはご存知でしょうか?

もちろん、「余生」とは全く違う意味です。

 

「与生」とは、与えられた生命(いのち)、という意味です。

私たちは、自分ひとりの力で生きているのではなくて、両親から生を享(う)けて、多くの人たちの愛情と善意によって生かされている存在なのだということです。

水も空気も太陽も、自然の恵みにより与えられています。

 

「与生を生きる」とは、そのことに感謝して生きるということです。

感謝をして生きる上で最も大切なことは、今まで与えられてきたのだから、これからは「与えて生きていこう」という考え方です。

「与生」とは、与えられた生命であるということに感謝して生きるだけではなく、与えることに喜びを見出していこうとする考え方です。

「与生」という考え方には、「与えられたことへの感謝」と「与えることで得る喜び」の両面があるのです。

 

そして、人には天分があります。

天分も与えられたものです。

だから、天分を生かして、これからの人生は何か人のため社会のために生きていこうという高い志(こころざし)を持つことが、「与生を生きる」の、本当の意味です。

 

元旦から今日まで、私は思考をめぐらせて、

サミュエル・ウルマンの「青春」という詩の精神を改めて学び、

天馬空を行く」という心境を学び、

そして今、「与生」という考え方に至りました。


これからの人生の指針を得たような気がします。

こんな立派な生き方が実践できるとは思いませんが、せめて志だけは高く持ちたいものです。

 

 

            進む道も、夢の地図も、すべて心の中にある。   小山薫堂 詞 


                                     
「ふるさと」より  (歌手 嵐)

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                                 オキザリス 花言葉「輝く心」

■ 当ブログ関連記事 人生は夕方から楽しくなる


2014年1月 3日 (金)

天馬空を行く(てんば くうをゆく)

ご存じ、ワーグナーの楽劇「ワルキューレ」には、天馬が登場します。

神話にも出てくる翼のある馬のことで、ペガサスとも言います。


「天馬(てんば)空(くう)を行く」  劉廷振(りゅうていしん)


天馬が空を駈けるように、考え方がのびのびと自由で、何物にもとらわれないさまを言います。


今年の指針がもうひとつ出来ました。

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                       河村容道(画)



おまけです。天馬でなくてすみません。競馬場でスケッチしてきました。

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2014年1月 2日 (木)

吉書(きっしょ)

書初めのことを「吉書(きっしょ)」とも言います。吉を呼び込むからでしょうか。3_2



以前の記事でも書きましたが、今年は、この文字に決めていました。

 

麗日發光華(れいじつ、こうかをほっす)


うららかな春の日、すべてのものが、光り輝いている、と言う意味です。


唐の詩人「孟浩然(もうこうねん)」の作です。春眠暁を覚えずの作者として有名です。

 

今年が、光り輝く一年でありますよう心を込めて書きました。

2014年1月 1日 (水)

新春だから紹介したい一編の詩

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新年あけましておめでとうございます。


ひと昔前まで、現役を引退すると、その後の人生を、人は「余生」と呼びました。

「余生」とは、余った生と書きます。

本当に余った生でしょうか?


そんな安っぽい晩年は、まっぴらごめんです。

「余った生」なら、惰性で生きて、そのうち萎(しぼ)んでゆくのみです。

花はとっくに散って、葉も色づき、落葉するのを待つばかり、と言うのが余った生の考え方です。

人生50年時代ならいざ知らず、この時代に「余生」などという言葉は相応しくありません。



ここに、生きる希望に満ちた「一編の詩」があります。



             
「青春」 Youth         サミュエル・ウルマン  

青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相(ようそう)を言うのだ。

優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦(きょうだ)却(しりぞ)ける勇猛心、

安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。

年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。

歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。

苦悶や、狐疑(こぎ)や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰(あたか)も長年

月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥(かい)に帰せしめてしまう。

年は七十であろうと、十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。

曰(いわ)く驚異への愛慕心、空にきらめく星辰(せいしん)、その輝きにも似たる

事物や思想に対する欽仰(きんぎょう)、事に処する剛毅(ごうき)挑戦、小児の如く

求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。

  
  
  人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる。

  人は自信と共に若く 失望と共に老ゆる。

  希望ある限り若く  失望と共に老い朽ちる。


大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして

偉力の霊感を受ける限り人の若さは失われない。

これらの霊感が絶え、悲嘆の白雪が人の心の奥までも蔽(おお)いつくし

皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至れば、この時にこそ

人は全くに老いて神の憐れみを乞うる他はなくなる。

                           (邦訳 岡田義夫)


年頭にあたり、この精神性の高い一編の詩を紹介し、一年の指針とさせていただきます。

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