左上の ▶ 再生ボタンを押して下さい。バッハ、イタリア協奏曲が流れます。もう一度押せば止まります。

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

書の作品

  • Photo_37
    師匠である 安田朴童先生、馬淵仙園先生のお手本を見て書かせていただいています。少しですが自己流の書もあります。 まだまだ未熟ですが、精進して参りますので、ご支援の程お願い致します。

開設以来のバックナンバー

好きな言葉

  • 座右の銘

壺中日月長とは

  • ある町に住む薬売りの老人(実は仙人)は、店先にぶらさがっている壺に時々身を隠してしまいます。 壺の中は別天地。時は悠々と流れ、豊かで充実した人生がありました。 人は、心の持ち方で、このような境涯に達することが出来るのでしょうか。 定年後は、「何をしてもいい自由」と、「何もしなくてもいい自由」 を得たのですが、私も壺中日月長の心境で、悠々としながらも豊かで充実したセカンドライフを目指したいと思います。 このブログは、そんな日々の出来事や思いを書き留めたいと始めました。
フォト

特別記事 【ルーツを辿る旅】 ↓ (作成中)

無料ブログはココログ

2017年10月12日 (木)

3か月ぶりの料理教室

所用で休んでいた 「男の料理教室 i n ほのりんプラザ」 に3か月ぶりに出掛けました。

休んでいる間に新しい仲間が増えて、クッキングスタジオは今日も盛況でした。

去年の今頃は、ハロウィンのかぼちゃ料理を作りましたが、本日はメインが「酢豚」でした。


1.梅じそごはん   
炊き立てのご飯に、梅干しと青じそを混ぜるだけの簡単料理。5分で作れます。

2.酢豚
中華の定番ですが、冷めても美味しいように工夫した調理をします。豚肉(ロースかたまり)、野菜の素材が良いので、本当に美味しく仕上がりました。

3.大根のサラダ
白みその特製ドレッシングが、大根と 「焼豚」 によく合う一品です。

Dscn3114

特に酢豚は、どこに出しても恥ずかしくない出来でした! とろみのある甘酢あんが、揚げたての豚肉と新鮮な野菜に良く絡まって最高でした。

今回は少し手間がかかりましたが、その分美味しくいただくことが出来ました。来月は、「秋さばの料理」だそうです。今から楽しみです。



2017年10月 6日 (金)

釣瓶(つるべ)落とし

青森県の八甲田山から初冠雪の便りが届きました。もう本州でも初冠雪となったようです。

中秋の名月も過ぎて、この地方もすっかり秋の気配です。日暮れが早くなり、夜は寒いほどです。

F543da7a347a51ab84a4fd4392d6cec3__2
写真 http://photohito.com/photo/4783924/

釣瓶落としのこの時期、秋の夕暮れに望郷の思いを募らせる人も多いと思います。

故郷は 雲のさきなり 秋の暮          一茶

Img_20171005_0001_new_2


秋の夜長、カズオ・イシグロ氏の 「夜想曲集」 を読もうと思っています。

2017年10月 5日 (木)

冴えわたる中秋の名月に名曲を聴く

今夜は 「中秋の名月」 でした。 

22141054_1519060564855513_735658161
写真家 渡辺 廉氏のFBから

名月に聴く名曲と言えば・・・

やはり、ベートーヴェンの 「月光ソナタ」 と、ドビュッシーの 「月の光」 です。

その2曲が両方聴けるコンサートに出かけました。

「月の幻想(ファンタジー) ~中秋の名月に寄せて~新井伸枝(Pf)」 (2017・10・4 宗次ホール)

Img_20171004_0002_new2
冴えわたるピアノの音色が、冴えわたる今夜の月を連想させました・・・

芸術の秋に相応しいコンサートでした。

その3日前に、冴えわたるヴァイオリンの音色を楽しみました。

Img_20171004_0002_new
マンションの8階にある音楽ホール「フィオリーレ」で聴くサロンコンサート風のヴァイオリンリサイタル。 木野雅之ヴァイオリンリサイタル 北住淳Pf  2017・10・1 )

友人たちとの久しぶりの音楽談義に花が咲き楽しいひと時でした。



さらにその2日前に、冴えわたるチェロの音色を堪能しました。

Img_20171004_0001_new

「ドイツのトップチェリスト ティムコンサート」(2017・9・29 スイトピアセンター音楽堂)

ベートーヴェンのチェロソナタ3番はドイツの正統的な名演でした。ベーゼンドルファーとチェロの音色が溶け合って、まさにいぶし銀の響きでした。


冴えわたる月の季節に、冴えわたる音楽を聴く幸せ。 汚れた心が、澄み切った月の光に照らされ、美しい音楽の響きに満たされて浄化していくようです。

混沌とした国内の政治情勢、米国の銃乱射事件、北朝鮮の脅威を、一瞬たりとも忘れさせてくれる名月と名曲の輝きに、この一週間は救われました。

2017年10月 2日 (月)

映画 「ダンシング・ベートーヴェン」 踊る第九交響曲

世界的なバレエ振付家モーリス・ベジャールの代表作 「第九交響曲」 の舞台裏をとらえたドキュメンタリー映画。

指揮者ズービン・メータ率いるイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団が共演を果たした東京公演に密着。

映画 「ダンシング・ベートーヴェン」

45780aea6fc9dc76
画像は映画.comより

“21世紀バレエ史上最高傑作”と評されたステージの裏側にある、人間ドラマとは・・・

ダンサー、オーケストラ、ソリスト、合唱団 総勢350名の大スペクタクル!

映画 「ダンシング・ベートーヴェン」(原題 Beethoven par Bejart 2016 スイス・スペイン合作) 2017年12月23日~全国公開

映画「ダンシング・ベートーヴェン」公式サイト(予告編)


※以前、BSプレミアムで観て深い感動を覚えました。今回の映画化で、舞台裏も含め迫力のシーンがスクリーンで見れることは素晴らしいことです。第九シーズンに合わせた公開のようですが楽しみな映画です。

2017年9月28日 (木)

映画 「ソフィア・コッポラの椿姫 」 衣装も見もの

女流監督 ソフィア・コッポラが演出を手掛けたヴェルディのオペラ 「椿姫」 (ローマ歌劇場)の映画が公開されます。

F3394d906b89d6f2
画像は映画.comより

華やかなパリ社交界を舞台に、高級娼婦ヴィオレッタの切なく悲しい恋のドラマがヴェルディの名曲に乗って繰り広げられます。

指揮は、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団のヤデル・ビニャミーニ氏、ヴィオレッタ役は、注目のフランチェスカ・ドット、アルフレード役に来日公演も多いアントニオ・ポーリが出演しています。

640

高級ブランドのヴァレンティノが、ヴィオレッタの衣裳をデザインし、ディオールのアーティスティックディレクターがヴィオレッタ以外の衣裳を担当しました。イタリアとフランスのデザイナーの競演とも言えそうです。


映画 「ソフィア・コッポラの椿姫 」
(原題 La traviata 2017年イタリア) 

2017年10月6日~順次全国公開 オフィシャルサイト(予告編)

2017年9月26日 (火)

秋を告げる「女郎花」、深まる秋に葉鶏頭

■ 秋を告げる女郎花(おみなえし)

秋の七草のひとつ 「おみなえし」 、漢字で書くと「女郎花」。

歌人 若山牧水(1928・9・17 43歳没)は、著書 「秋草と虫の音」 の中で、「最も早く秋を知らせるのは何であらう。私は先づ女郎花を挙げる。」 と述べている。

カルチャーセンターで習った先生のお手本を見て、牧水の心情に迫ってみることにした。


女郎花(おみなえし)に対して 「男郎花(おとこえし)」 があるらしい。この歌のように、野辺の端に咲く白い
花が男郎花(をとこへし)である。

旅と自然を愛した牧水は、ひっそりと野に咲く男郎花(をとこへし)に心惹かれたのだろうか。 尚、一むら(ひとむら)とは、ひとかたまりの意である。


女郎花咲き乱れたる野邉のはしに一むら白きをとこへしの花    牧水

Photo_2

Ominaen_2 100390_2



■ 深まる秋に葉鶏頭(はげいとう)

秋深しピアノに映る葉鶏頭   松本たかし

Photo_4

秋が深まる頃、葉鶏頭(はげいとう)は一段と鮮やかさを増す。

Hageit_2

その鮮やかな姿がピアノに映ると詠んだ句は、能楽師を志し後に俳人になった 松本たかし(1956・5・11 50歳没)の句である。 (能楽師で人間国宝の松本惠雄は実の弟)

ピアノの表面は、「鏡面仕上げ」 と言って鏡のようにピカピカに塗装されている。そのピアノに、庭の葉鶏頭が映っている映像に詩情を感じる。


松本たかしは23歳で結婚している。年上の奥様は当時としては珍しく洋楽のピアノを嗜んだようで、次の句にはピアノに対する新鮮な感動と、妻を得た喜びが表れている。

この夏を妻得て家にピアノ鳴る    松本たかし


夏が去り、秋が訪れ、深まっていく・・・
季節は常に芸術を伴って歩いているように思う。

2017年9月23日 (土)

暑さ寒さも彼岸まで

散歩コースに群生する彼岸花。別名を曼殊沙華とも言います。

Dscn3104_2 Dscn3105_2

今日は秋分の日(彼岸の中日)です。仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を彼岸といいますから、お墓参りに行くのが習わしです。

この頃から朝夕がめっきり涼しくなり過ごしやすくなります。「暑さ寒さも彼岸まで」 とは良く言ったものです。

今日を境に、日が短くなって秋が深まっていくのはどこか淋しい気もしますが、冬が到来する前に秋を満喫したいものです。

D87a30d9cd2385dd2c6508b08ec75d4a
白色の曼殊沙華 DADA'sブログさんの写真から

■ 当ブログ記事 曼珠沙華 manjusaka は天上の花

2017年9月22日 (金)

今しか勝てない解散

10月22日が衆議院選挙の投開票日になる公算が大きくなり、その日に開催予定だった地域の文化祭が延期若しくは中止になることが決まりました。

私も作品を出品する予定が立ちません。そして、文化祭の看板を毛筆で書くよう頼まれていましたが、こちらも微妙です。

色々と影響のある迷惑な解散。

Photo

「今なら勝てる解散」 だそうですが、私は 「今しか勝てない解散」 だと思います。

反自民の唯一の受け皿になる 「小池(細野-若狭)新党」は、月内に急遽新党を立ち上げ、ギリギリの攻防が始まります。

しかし準備不足は否めないでしょう。体制が固まる前に、自民党は急いで総選挙をするようです。まさに 「今しか勝てない解散」 です。


一方で、北朝鮮からミサイルが飛んでくる度に、Jアラートが鳴り響く日本。

ミサイルは日本の遥か上空550キロ(成層圏より高い)を飛んでいます。破片が落ちてくるとは思えません。 だったら、わずか1万メートル上空を飛んでいる数多くの飛行機の方がよほど心配です。

危機感が充満する日本ですが、北朝鮮の暴走より、政権の暴走の方がもっと怖い今日この頃です。

2017年9月16日 (土)

私流 ~老人の心得 あいうえお~

敬老の日にちなんで、人生の晩年の生き方を考えてみました。やや説教じみていますがお許しください。

題して ~老人の心得 あいうえお~ 多分どこにもない私流の心得ですが、もし皆様にも思い当たる節があったら嬉しく思います。

では早速、~老人の心得あいうえお~ スタート!


「あ」  あたり前のことに感謝する。

「朝起きて顔を洗う時、蛇口をひねればキレイな水が出る」。こんな当たり前のことに感謝しましょう! 携帯電話にも感謝です。電子レンジにも感謝です。100年前には無かったものばかりです。

そして、自分が今生きていることに感謝すれば、この歓びを人にも与えることです。与た)える人生を歩むことは晩年の究極の生き方ではないでしょうか。


「い」  いば(威張)らない。 

切れる老人が増えています。ネットと機械化が進んだ社会では人間関係が希薄です。老人は孤立し、潤いの無い不寛容社会が進行します。そんないら立ちが 「キレる老人」 を作ります。

正義感に燃えることは結構です。しかし、たとえ義憤であっても自分が100%正しいとは限りません。そこにはエゴが見え隠れします。

敢えて寛容な老人を目指しましょう。高齢者の年金を支えているのは若い人たちですが、子供や孫たちに援助しているのも高齢者です。世の中は助け合いで成り立っています。威張っても何の意味もありません。威張る人=偉い人ではありません。威張る人ほど惨めな人はいません。

Aiueo

「う」  うた(歌)う、読む、笑う!

歌いましょう!読みましょう!笑いましょう!

歌は、右脳と左脳をバランス良く使います。ですから、カラオケやコーラスはボケ防止に最適です。リバイバルの歌声喫茶もおススメです。

本や新聞を読みましょう。出来れば声に出して読みましょう。インターネットのデジタルニュースも読みましょう。お経を読むこともお勧めします。声に出して読むことは、歌うことと同じく老化防止になると言います。喉を鍛えることで高齢者特有の誤嚥性肺炎を防ぐ研究もあるようです。

ご存知の通り、笑うことでNK細胞を活性化させ、身体の免疫力がアップします。面白くなくても笑いましょう。作り笑いでも効果は同じです。一日5分でも気が狂ったように笑いましょう。(車の中が一番良いようです)


「え」  えー(良い)天気、えー(良い)天気と、どんな天気も受け入れる。

お天気に文句を言うのは禁物です。どんな天気でも自然の恵みです。自然の恵みに感謝し、空を見上げましょう。雨が止んで虹が見えたりします。どんな天気も受け入れて自然を感じましょう。

天気に文句を言わなくなると、不思議ですが肝心な時に晴れてくれます。これは私の経験です。人間も地球の一部です。どこかで意思は繋がっているはずです。

ですから、台風には話しかけて下さい。きっと進路を変えてくれます。信じる人だけ試してみて下さい(笑)。


■ 「お」  おのれ(己)を発信する。

自分の考えに信念を持って、その考えを世の中に発信しましょう。そのために独創的で豊かな発想力を磨きましょう。

自分の考えを持つことで質の高い人間関係が生まれます。良好な人間関係は人生を幸せにしてくれます。(ハーバード大の75年間の研究成果)

発信力のある高齢者ほど魅力的な人はいません。そこに人の輪が出来て拡がっていきます。高齢者の晩年のカギを握るキーワードは発信力だと思います。



理想の老人像を求めて私たちは晩年の人生を過ごしています。誰もが人生にどれほどの価値があるのか、自問自答しながら歩いているのが現実です。

以上 「私流老人の心得」、如何でしたでしょうか。私的な考察にお付き合い下さりありがとうございました。

2017年9月14日 (木)

映画 「プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード」

モーツァルトの生誕260年を記念して製作されたイギリスとチェコの合作映画。

オペラ 「ドン・ジョヴァンニ」 をめぐる モーツァルトと美貌のオペラ歌手、悪名高い男爵の三人の愛憎劇を描いた話題作です。

E4c1dc4bcd1745bb
画像 映画.comより

タイトル通り、全編プラハでロケされた美しい映像と、プラハ市立フィルハーモニー管弦楽団の本格的な演奏。

英国の新鋭俳優 アナイリン・バーナードが演ずる感性豊かなモーツァルト、その指揮で聴く「ドン・ジョヴァンニ K. 527」 序曲 。 

映画 「プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード」 (原題 Interlude in Prague 2016 チェコ・イギリス)

2017年12月2日~公開  予告編 http://eiga.com/movie/87719/video/

2017年9月 9日 (土)

幸せな気分にさせるテノール 市川太一

テノール歌手 市川太一さんのコンサートに出掛けました。 (2017・9・9 宗次ホール)

2年半前にも同じホールで聴きましたが、さらにスケールアップして素晴らしい歌声を聴かせてくれました。声質に温かみも感じました。お人柄がうかがえます。

会場(ほぼ満席)に登場すると、いきなり凄い拍手です。市川さんのファンが如何に多いか分かります。トークも手慣れた感じでプロの司会者顔負けです。

Img_20170909_0001_new

お得意のイタリア歌曲やカンツォーネ、さらに日本歌曲など10曲余りを披露しましたが、「歌うことが大好き!」 と言う市川さんだけに、どの歌唱も歌う喜びに溢れています。

全プログラムの歌詞が配られていましたので、時折、日本語訳を見ながら聴かせていただきました。ただ、客席が暗くて少し読みにくかったことは残念でした。

アンコールの落葉松は、とてもドラマティックに歌い上げました。東日本大震災の釜石市の海を思い浮かべて歌ったそうです。市川さんの心情がお客さんに伝わったのでしょうか、私のとなりの若い女性は涙ぐんでいました。


市役所の職員をしながら、テノール歌手としてステージに立つ市川太一さん、両立は大変かもしれませんが、お客さんを幸せな気分にさせる歌手として、これからも頑張っていただきたいと思います。心温まるステージありがとうございました。

2017年9月 7日 (木)

天に一人を増しぬ

去る7月18日に105歳で亡くなった日野原重明さんの追悼記事を見つけました。 (読売新聞 2017年9月5日付朝刊)

生前、日野原さんと親交が深かった上智大学グリーフケア研究所特任所長の高木慶子さん(80)のお話しが紹介されていました。

日野原さんは、数年前に長年連れ添った奥様(静子さん享年93歳)を亡くされてから、しばらく奥様のことを話すことはありませんでしたが、最近やっと、亡くなった奥様のことを語るようになったと言います。

「最愛の人を亡くした悲嘆に触れられたくないという時期を乗り越えたんですね」 と高木さんは話します。

01hinohara11

そして、日野原さんの心情が、講演テーマ 「妻・静子を喪(うしな)いて」 の中に良く表れていると説きます。

「家には一人を減じたり、さはれ天に一人を増しぬ」

日野原さんはこの講演の中でこの詩を紹介し、最愛の人を亡くすことは悲しいことですが、天国で自分を待つ人が一人増えたんだ、と思えば悲しみは癒されると、心情を吐露しました。

「天に一人を増しぬ」  セラ・ゲラルデナ・ストック作 植村正久訳

家には一人を減じたり、
楽しき団欒(まどい)は破れたり。
愛する顔 平常(いつも)の席に見えぬぞ悲しき。
されど天に一人を増しぬ、
清められ救われ全(まつと)うせられしもの一人を。 (詩の一部)


この世の別れは悲しいことですが、天国で待つ人が一人増えたと思えば、悲しみは乗り越えられるかも知れません。

「家には一人を減じたり、さはれ天に一人を増しぬ」

日野原さんの奥様は、天国で日野原さんを温かく迎えてくれたことでしょう。あらためてご冥福を祈ります。

秋の空に

織田信長公ゆかりの崇福寺。

入道雲の消えた秋の空に、御堂と松の緑が美しく映えています。

Img_3279_2


一茶の句

青空に指で字を書く秋の暮れ

Img_20170907_0001_new_2

つい字を書いてみたくなるような澄んだ秋の空でした。


季節と共に歩む今年。秋を見つけるささやかな旅が始まりました。

2017年9月 5日 (火)

クラシック音楽の日

9月4日は「クラシック音楽の日」です。と言っても、9月4日に何の意味もありません。ただの数字のゴロ合わせだけです。 

制定した 「現・一般社団法人日本クラシック音楽事業協会」 のサイトを見ても、特に「クラシック音楽の日」という記事はありませんでした。旗振り役がいないので、全国的にもこれと言ったイベントやコンサートはありません。

何とも盛り上がりに欠ける「クラシック音楽の日」ですが、この機会にあらためてクラシック音楽のことを考えてみることにしました。


■ クラシックは何処へ

若者のクラシック離れとクラシックファンの高齢化で、クラシック音楽の将来は危うい状態が続いています。日本だけの現象ではなく、世界的な傾向と言われています。

一番の原因は現代音楽の失敗です。ごく一部の例外を除けば、ラヴェルの「ボレロ」(1928年)以降、およそ100年間、クラシックの名曲は生まれていません。

現代音楽は、無調と不協和音の世界です。とても支持される音楽ではありません。

結果として、現在のクラシックコンサートは100年前200年前の古典派やロマン派の音楽を繰り返し演奏しているに過ぎません。音楽を楽しむより、演奏の違いを楽しむことがクラシック音楽の聴き方になってしまいました。 (そこに価値観があるという見方もあります)

この100年新しい名曲が生まれないクラシック音楽は、美術や文学の世界に比べて話題性も新鮮味もありません。衰退するのは当然かも知れません。

5352_2

それでも新しいファンを増やそうと様々な試みが行われています。親子向けの楽しいコンサートや、0歳からの音楽会、低額なワンコインコンサート、ランチタイムコンサートなどでクラシック人口の底辺を広げようとしたり、ゲーム音楽やアニメ、フィギアとのコラボ、映画館でのライブビューイング、プロジェクションマッピング、コンサートホールでの生演奏と映画のコラボなど、企画は目白押しです。

また、ビジュアルを前面に出したアーティスト展開、コンクールや音楽祭、ラ・フォル・ジュルネなどの大規模イベントの開催は増加傾向にあります。

しかし、クラシック音楽の人口は変わりません。ただ減少に歯止めをかけることには寄与しています。

そして、プロアマを問わず毎日行われているクラシックコンサート。恐ろしいほどの数のクラシックコンサートが連日開催されているのです。玉石混合、芸術性の高いコンサートから話題性だけのコンサート、自己満足のコンサートまで・・・

また、海外のオーケストラやオペラなど、質の高いコンサートはチケット代が高額で手が出ません。特に若い世代には負担でしょう。聴きに行くのは年配の常連客です。客層が広がることはありません。

クラシックに芸術性を求めるのか、底辺を広げ大衆路線を目指すのか、自分たちが楽しむコンサートを開くのか、アイドルを作るのか、話題性で集客するのか、参加型のコンサートにするのか・・・、あまりにも多様化して先が見えなくなりました。

もちろん、クラシック音楽の普遍性は変わらず、ある一定の音楽ファンは残るでしょう。しかし、社会の変化の波はクラシック音楽を変質させていくのではないでしょうか。すでにその兆候は表れています。


結局クラシック音楽は何処へ行くのか?誰にも分からないのが現状だと思いました。

                                    「クラシック音楽の日」に

 

2017年9月 3日 (日)

高原の音楽祭

~豊かな自然に囲まれた木曽駒高原~

この地で毎年開催されている 「木曽音楽祭」 に足を運びました。今年で43回目のロングラン音楽祭です。

Dscn3075 Dscn3076_2
会場の木曽文化公園文化ホール 空気がさわやかです。

Dscn3084
開演前にアルペンホルンによるウエルカム演奏がありました。

海外のリゾート地での音楽祭のような開放的な祝祭ムードが漂っています。車のナンバーを見ると、皆さん首都圏を始め全国から集まって来ているようでした

Dscn3081 Dscn3089


この日のプログラムは、F・ラハナーの八重奏曲(管楽器)、R・シューマンのピアノ四重奏曲、N・ガーデの弦楽八重奏曲でした。

大好きなシューマンの第3楽章にうっとり、ガーデの八重奏の精緻なアンサンブルに魅了されて、あっという間に時間が過ぎました。

日本を代表する音楽家、久保陽子(Vn)、漆原啓子(Vn)、加藤知子(Vn)、白井圭(Vn)、水谷晃(Vn)、村上淳一郎(Vla)、大島亮(Vla)、佐々木亮(Vla)、安田謙一郎(Vc)、山崎伸子(Vc)、辻本玲(Vc)、寺嶋陸也(Pf)、佐久間由美子(Fl)、古部賢一(Ob)、山本正治(Cl)、金子平(Cl)、岡本正之(Fg)、河村幹子(Fg)、日橋辰朗(Hr)、日高剛(Hr)の皆さん。超豪華メンバー(順不同)が一度に聴ける機会は音楽祭ならではです。

終演後、懇親パーティに参加しました。久保さん始め多くの音楽家と気さくに会話して写真を撮り、バイキング形式の飲食で大いに盛り上がりました。来年の再会を約束して会場を後にしました。街の夜景がとてもきれいでした。

«藤井久美子リサイタル御礼